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公開番号
2025102022
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219188
出願日
2023-12-26
発明の名称
積層光学フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
B32B
27/36 20060101AFI20250701BHJP(積層体)
要約
【課題】イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂の接着性に優れる積層光学フィルムを提供すること。
【解決手段】光学フィルム1、接着剤層、及び光学フィルム2が、順に積層している積層光学フィルムであり、前記光学フィルム1及び2の少なくとも一方は、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0以下である積層光学フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
光学フィルム1、接着剤層、及び光学フィルム2が、順に積層している積層光学フィルムであり、
前記光学フィルム1及び2の少なくとも一方は、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、
前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1):
JPEG
2025102022000007.jpg
46
170
で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、
前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0以下であることを特徴とする積層光学フィルム。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記接着剤組成物は、単官能ラジカル重合性化合物、及び二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合性化合物を含有し、
前記ラジカル重合性化合物中、前記単官能ラジカル重合性化合物の割合は65質量%以上であり、前記二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物の割合は35質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の積層光学フィルム。
【請求項3】
前記単官能ラジカル重合性化合物は、環状エーテル基含有(メタ)アクリルアミド誘導体であることを特徴とする請求項2に記載の積層光学フィルム。
【請求項4】
前記二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物は、脂環構造を有する二官能ラジカル重合性化合物であることを特徴とする請求項2又は3に記載の積層光学フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層光学フィルムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液晶表示装置や有機EL表示装置等の各種画像表示装置に用いる偏光子としては、高透過率と高偏光度を兼ね備えていることから、染色処理された(ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を含有する)ポリビニルアルコール系フィルムが用いられている。当該偏光子は、ポリビニルアルコール系フィルムに、浴(処理浴)中にて、例えば、染色、架橋、延伸等の各処理を施した後に、乾燥することにより製造される。また偏光子は、通常、その片面又は両面にトリアセチルセルロース等の光学フィルムが接着剤を用いて貼合された偏光フィルム(偏光板)として用いられている。
【0003】
上記のような光学フィルムとしては、特許文献1では、耐湿熱性、寸法安定性、及び機械的強度に優れる観点から、イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂を用いることが知られている。また、特許文献2では、具体的に、上記のポリカーボネート系樹脂フィルムで構成される位相差層を用い、活性エネルギー線硬化型接着剤組成物で貼合する光学積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-90921号公報
特開2021-173831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような光学積層体において、イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂の光学フィルムを用いる場合、当該フィルムと活性エネルギー線硬化型接着剤組成物との接着性に改善の余地があった。
【0006】
本発明は、以上のような事情に鑑み、イソソルビドに由来する構造単位を含有するポリカーボネート系樹脂の接着性に優れる積層光学フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明は、光学フィルム1、接着剤層、及び光学フィルム2が、順に積層している積層光学フィルムであり、前記光学フィルム1及び2の少なくとも一方は、ポリカーボネート系樹脂フィルムであり、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムは、式(1):
JPEG
2025102022000001.jpg
42
170
で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位を含有し、前記ポリカーボネート系樹脂フィルムのHSPと、前記接着剤層を形成する接着剤組成物のHSPとの間のHSP距離が、4.0以下である積層光学フィルムに関する。
【0008】
また、本発明の積層光学フィルムは、前記接着剤組成物は、単官能ラジカル重合性化合物、及び二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合性化合物を含有し、前記ラジカル重合性化合物中、前記単官能ラジカル重合性化合物の割合は65質量%以上であり、前記二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物の割合は35質量%以下であることが好ましい。
【0009】
また、本発明の積層光学フィルムは、前記単官能ラジカル重合性化合物は、環状エーテル基含有(メタ)アクリルアミド誘導体であることが好ましい。
【0010】
また、本発明の積層光学フィルムは、前記二官能以上の多官能ラジカル重合性化合物は、脂環構造を有する二官能ラジカル重合性化合物であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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