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公開番号2025102118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219354
出願日2023-12-26
発明の名称繊維強化樹脂シート並びにそれを用いたカーテン、ロールブラインド及びトノカバー
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C08J 5/04 20060101AFI20250701BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】柔軟性を有しつつ、織目等の隙間から光が透過しにくく、織目等の美観や立体感を良好に維持できる繊維強化樹脂シートを提供する。
【解決手段】繊維強化樹脂シートは、強化繊維を含む繊維集合体と、前記繊維集合体の少なくとも一方の面に含浸された、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物とを含む。前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、熱可塑性ポリウレタン樹脂と、灰色着色剤及び黒色着色剤からなる群より選ばれる一種以上の着色剤とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
繊維強化樹脂シートであって、
強化繊維を含む繊維集合体と、
前記繊維集合体の少なくとも一方の面に含浸された、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物とを含み、
前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、熱可塑性ポリウレタン樹脂と、灰色着色剤及び黒色着色剤からなる群より選ばれる一種以上の着色剤とを含む、
繊維強化樹脂シート。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物における前記着色剤の含有量は、前記熱可塑性ポリウレタン樹脂と前記着色剤の総質量に対して0.1質量%以上20質量%以下である、
請求項1に記載の繊維強化樹脂シート。
【請求項3】
前記繊維集合体の一方の面に含浸された前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、
前記繊維集合体の他方の面に含浸され、前記着色剤を実質的に含まない第2熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、
を含む、
請求項1に記載の繊維強化樹脂シート。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維強化樹脂シートを含む、
カーテン。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維強化樹脂シートを含む、
ロールブラインド。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の繊維強化樹脂シートを含む、
トノカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維強化樹脂シート並びにそれを用いたカーテン、ロールブラインド及びトノカバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、繊維強化プラスチックとして、強化繊維からなる織物と、当該織物に含浸された樹脂組成物(マトリクス樹脂)と、を含む繊維強化樹脂シートが知られている。
【0003】
そのような繊維強化樹脂シートとして、例えば特許文献1では、炭素繊維布帛と、その両面にラミネートされた、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーフィルム又はゴムフィルムと、を含む炭素繊維強化樹脂加工シートが開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、強化繊維を含む繊維集合体と、その少なくとも一方の面に含浸された熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、を含む繊維強化樹脂シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-179667号公報
特開2022-215650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような繊維強化樹脂シートは、高い強度を有するだけでなく、適度な柔軟性も有する。また、繊維強化樹脂シートは、織物の織目の美観や立体感等により、高い意匠性を発現できることが期待される。そのため、繊維強化樹脂シートを、カーテンやロールブラインド、トノカバー等に応用できることが期待される。
【0007】
しかしながら、従来の繊維強化樹脂シートでは、織目の隙間から光が透過しやすく、織目の美観や立体感が損なわれやすかった。そのため、高い意匠性が得られにくいという問題があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、柔軟性を有しつつ、織目等の隙間から光が透過しにくく、織目等の美観や立体感を良好に維持できる繊維強化樹脂シート並びにそれを用いたカーテン、ロールブラインド及びトノカバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は、以下の構成によって解決することができる。
【0010】
[1] 繊維強化樹脂シートであって、強化繊維を含む繊維集合体と、前記繊維集合体の少なくとも一方の面に含浸された、熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、を含み、前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物は、熱可塑性ポリウレタン樹脂と、灰色着色剤及び黒色着色剤からなる群より選ばれる一種以上の着色剤とを含む、繊維強化樹脂シート。
[2] 前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物における前記着色剤の含有量は、前記熱可塑性ポリウレタン樹脂と前記着色剤の総質量に対して0.1質量%以上20質量%以下である、[1]に記載の繊維強化樹脂シート。
[3] 前記繊維集合体の一方の面に含浸された前記熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、前記繊維集合体の他方の面に含浸され、前記着色剤を実質的に含まない第2熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物と、を含む、[1]又は[2]に記載の繊維強化樹脂シート。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載の繊維強化樹脂シートを含む、カーテン。
[5] [1]~[3]のいずれかに記載の繊維強化樹脂シートを含む、ロールブラインド。
[6] [1]~[3]のいずれかに記載の繊維強化樹脂シートを含む、トノカバー。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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