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公開番号2025103445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220843
出願日2023-12-27
発明の名称重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】ショルダー陸部におけるタイヤの接地性を向上させ、更に、転がり抵抗係数が高くなることを抑える。
【解決手段】重荷重用タイヤ2のトレッド4は、ショルダー陸部331を有する。ショルダー陸部331は、ベース部34とキャップ部36とを有する。ショルダー陸部331は、プロファイルPLよりも径方向外側に突出する凸部39を有する。凸部39のうち、最も径方向外側に位置する最外点PPは、プロファイルPLとショルダー陸部331との軸方向内側の交点PXから、軸方向について、ショルダー陸部331の軸方向寸法Xの5%以上30%以下の範囲に存在する。ショルダー陸部331の端縁近傍点PNにおける、トレッド4の厚さTNに対するベース部34の厚さTNbの割合は、最外点PPにおける、トレッド4の厚さTPに対するベース部34の厚さTPbの割合よりも、高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
路面と接触するトレッド面を有するトレッドを備え、
前記トレッドは、前記トレッド面に複数の溝が周方向に沿って刻まれることにより、軸方向両外側に位置する二つのショルダー陸部と、前記二つのショルダー陸部の間に位置する一つ又は複数のセンター陸部と、を有し、
前記ショルダー陸部は、ベース部と、前記ベース部を覆うキャップ部と、を有し、前記ベース部は、前記キャップ部よりも低発熱性を有する架橋ゴムにより構成され、
前記ショルダー陸部は、前記トレッドの軸方向両側の接地端と赤道とを通るプロファイルよりも径方向外側に突出する凸部を有し、
前記凸部のうち、最も径方向外側に位置する最外点は、前記プロファイルと前記ショルダー陸部との軸方向内側の交点から、軸方向について、前記ショルダー陸部の軸方向寸法の5%以上30%以下の範囲に存在し、
前記ショルダー陸部の下記に定義する端縁近傍点における、前記トレッドの厚さに対する前記ベース部の厚さの割合は、前記最外点における、前記トレッドの厚さに対する前記ベース部の厚さの割合よりも、高い、
重荷重用タイヤ。
端縁近傍点:前記接地端から軸方向内側に10mmの位置にある前記トレッド面上の点
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
複数のベルトプライを含み前記トレッドの径方向内側に位置するベルトを有し、
前記複数のベルトプライのうち、前記ショルダー陸部の径方向内側に位置し、かつ、軸方向に最も長いベルトプライを基準ベルトプライとした場合に、
前記最外点では、前記基準ベルトプライから前記ベース部と前記キャップ部との界面までの前記ベース部を含む部分は、前記キャップ部よりも薄く、
前記端縁近傍点では、前記基準ベルトプライから前記ベース部と前記キャップ部との界面までの前記ベース部を含む部分は、前記キャップ部よりも厚い、
請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記センター陸部が有するトレッド面は、前記プロファイルと一致する、
請求項1又は請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、
前記ベルトの軸方向両側部であって前記ベルトの径方向内側に位置するクッション層と、
を有し、
前記クッション層の軸方向内側の端は、前記ショルダー陸部と前記プロファイルとの軸方向内側の交点よりも、軸方向内側に位置する、
請求項1又は請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記クッション層の軸方向内側の端は、前記プロファイルと前記ショルダー陸部との軸方向内側の交点から軸方向について内側であって、前記ショルダー陸部の軸方向寸法の5%以上30%以下の範囲に、存在している、
請求項4に記載の重荷重用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
トラック又はバス等に装着される重荷重用タイヤでは、そのトレッドに、複数の溝が周方向に沿って刻まれることにより、軸方向両外側に位置する二つのショルダー陸部と、二つのショルダー陸部の間に位置する一つ又は複数のセンター陸部とを有する。ショルダー陸部において偏摩耗が生じやすく、その偏摩耗を抑制するタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-173507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような重荷重用タイヤのショルダー陸部において、例えば、その接地性等の各種性能の向上を図る取り組みが、様々な観点から行われている。
本発明の目的は、ショルダー陸部におけるタイヤの接地性を向上させ、更に、転がり抵抗係数が高くなることを抑えることが可能となる重荷重用タイヤを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る重荷重用タイヤは、
路面と接触するトレッド面を有するトレッドを備え、
前記トレッドは、前記トレッド面に複数の溝が周方向に沿って刻まれることにより、軸方向両外側に位置する二つのショルダー陸部と、前記二つのショルダー陸部の間に位置する一つ又は複数のセンター陸部と、を有し、
前記ショルダー陸部は、ベース部と、前記ベース部を覆うキャップ部と、を有し、前記ベース部は、前記キャップ部よりも低発熱性を有する架橋ゴムにより構成され、
前記ショルダー陸部は、前記トレッドの軸方向両側の接地端と赤道とを通るプロファイルよりも径方向外側に突出する凸部を有し、
前記凸部のうち、最も径方向外側に位置する最外点は、前記プロファイルと前記ショルダー陸部との軸方向内側の交点から、軸方向について、前記ショルダー陸部の軸方向寸法の5%以上30%以下の範囲に存在し、
前記ショルダー陸部の下記に定義する端縁近傍点における、前記トレッドの厚さに対する前記ベース部の厚さの割合は、前記最外点における、前記トレッドの厚さに対する前記ベース部の厚さの割合よりも、高い。
端縁近傍点:前記接地端から軸方向内側に10mmの位置にある前記トレッド面上の点
【発明の効果】
【0006】
本発明の空気入りタイヤによれば、ショルダー陸部におけるタイヤの接地性が向上し、転がり抵抗係数が高くなることを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係り重荷重用タイヤの一部を示す断面図である。
図1に示された断面の一部を示す拡大図である。
ショルダー陸部の拡大断面図である。
ショルダー陸部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔本発明の実施形態の詳細〕
以下、図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明は説明される。
【0009】
本発明の重荷重用タイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する。)はリムに組まれる。タイヤの内部に空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを有する。
【0010】
本発明において、タイヤが正規リムに組まれ、タイヤの内圧が正規内圧に調整され、そのタイヤに荷重が作用していない状態は、正規状態と称される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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