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公開番号2025122788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018437
出願日2024-02-09
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250815BHJP(車両一般)
要約【課題】サステナブル材料を使用しながらも、高速旋回中のウェットグリップ性能が十分に向上したタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部の表面に、複数の陸部および溝部が設けられたタイヤであって、トレッド部は接地面側からキャップトレッドおよびベーストレッドが積層されて、接地面幅内におけるネガティブ率Nr(%)が20%未満に形成されており、キャップトレッドおよびベーストレッドは、いずれも、加硫ゴム粉末を含有するゴム組成物で構成されており、キャップトレッドにおいて加硫ゴム粉末が占める面積比率をSrout(%)、ベーストレッドにおいて加硫ゴム粉末が占める面積比率をSrin(%)としたとき、Nr、Srout、およびSrinが、下記の(1式)を満たしているタイヤ。
3≧(Srout+Srin)/Nr (1式)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部の表面に、複数の陸部および溝部が設けられたタイヤであって、
前記トレッド部は、接地面側からキャップトレッド、および、ベーストレッドが積層されて、接地面幅内におけるネガティブ率Nr(%)が20%未満に形成されており、
前記キャップトレッド、および、前記ベーストレッドは、いずれも、加硫ゴム粉末を含有するゴム組成物で構成されており、
前記キャップトレッドにおいて前記加硫ゴム粉末が占める面積比率をSr
out
(%)、前記ベーストレッドにおいて前記加硫ゴム粉末が占める面積比率をSr
in
(%)としたとき、前記Nr、Sr
out
、およびSr
in
が、下記の(1式)を満たしていることを特徴とするタイヤ。
3≧(Sr
out
+Sr
in
)/Nr (1式)
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記[(Sr
out
+Sr
in
)/Nr]が、1.5以下であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記[(Sr
out
+Sr
in
)/Nr]が、1.0以下であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ネガティブ率が、15%以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ネガティブ率が、10%以下であることを特徴とする請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記加硫ゴム粉末の平均粒子径が、350μm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記キャップトレッドの温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定された損失正接(30℃tanδ)が、0.20以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記キャップトレッドの損失正接(30℃tanδ)が、0.18以下であることを特徴とする請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記ベーストレッドの温度30℃、周波数10Hz、初期歪5%、動歪率1%の条件下、変形モード:引張で測定された損失正接(30℃tanδ)が、0.08以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記ベーストレッドの損失正接(30℃tanδ)が、0.07以下であることを特徴とする請求項9に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤのウェットグリップ性能を改善する技術として、タイヤ形状やゴム組成物の配合などについて、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-043709号公報
特開2018-135436号公報
特許2021―167401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年の高速道の整備や車両性能の向上に伴い、高速で走行することも珍しくない状況下、濡れた路面上を高速旋回する際におけるグリップ性能(高速旋回中のウェットグリップ性能)の向上に対する要求がますます高くなっている。
【0005】
また、近年、環境保護に対する機運もますます高くなっており、サステナブル材料を使用して環境負荷を低減させたタイヤへの要求が高くなっている。しかしながら、安易にサステナブル材料を使用した場合には、環境負荷の低減はできるものの、タイヤとしての性能を低下させる恐れがある。例えば、加硫ゴムを粉砕することによって得られるリサイクル材料である加硫ゴム粉末は、近年、サステナブル材料として注目されており、タイヤを形成するゴム組成物に配合することも試みられているが、タイヤの性能を低下させる恐れがある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて、サステナブル材料である加硫ゴム粉末を使用しながらも、高速旋回中のウェットグリップ性能が十分に向上したタイヤを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
トレッド部の表面に、複数の陸部および溝部が設けられたタイヤであって、
前記トレッド部は、接地面側からキャップトレッド、および、ベーストレッドが積層されて、接地面幅内におけるネガティブ率Nr(%)が20%未満に形成されており、
前記キャップトレッド、および、前記ベーストレッドは、いずれも、加硫ゴム粉末を含有するゴム組成物で構成されており、
前記キャップトレッドにおいて前記加硫ゴム粉末が占める面積比率をSr
out
(%)、前記ベーストレッドにおいて前記加硫ゴム粉末が占める面積比率をSr
in
(%)としたとき、前記Nr、Sr
out
、およびSr
in
が、下記の(1式)を満たしていることを特徴とするタイヤである。
3≧(Sr
out
+Sr
in
)/Nr (1式)
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、サステナブル材料を使用しながらも、高速旋回中のウェットグリップ性能が十分に向上したタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るタイヤの構成を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1]本発明に係るタイヤの特徴
最初に、本発明に係るタイヤの特徴について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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