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公開番号
2025087037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201397
出願日
2023-11-29
発明の名称
ボールねじ装置及びアクチュエータ
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16H
25/24 20060101AFI20250603BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ナットの誤組を防止するボールねじ装置を提供する。
【解決手段】本開示のボールねじ装置は、回転運動が伝達されるねじ軸と、内部にねじ軸が挿入されたナットと、ねじ軸とナットの間に配置された複数のボールと、ナットに設けられた循環部と、を備えている。ナットの外周面には、他部品に対し、ねじ軸と平行な軸方向に移動可能、かつねじ軸回りに回転不能に支持されるための複数の回り止めが設けられている。複数の回り止めは、周方向に均等な間隔で配置されている。複数の回り止めには、第1回り止めと、第2回り止めと、が含まれる。第1回り止めと第2回り止めは、軸方向から視た形状が互いに異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転運動が伝達されるねじ軸と、
内部に前記ねじ軸が挿入されたナットと、
前記ねじ軸と前記ナットの間に配置された複数のボールと、
前記ナットに設けられた循環部と、
を備え、
前記ナットの外周面には、他部品に対し、前記ねじ軸と平行な軸方向に移動可能、かつ前記ねじ軸回りに回転不能に支持されるための複数の回り止めが設けられ、
複数の前記回り止めは、周方向に均等な間隔で配置され、
複数の前記回り止めには、第1回り止めと、第2回り止めと、が含まれ、
前記第1回り止めと前記第2回り止めは、前記軸方向から視た形状が互いに異なる
ボールねじ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記回り止めは、前記ナットの外周面から径方向外側に突出し、
前記第1回り止めと前記第2回り止めは、前記軸方向から視た幅の大きさが互いに異なる
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項3】
前記回り止めは、前記ナットの外周面から径方向外側に突出し、
前記第1回り止めと前記第2回り止めは、前記ナットの前記外周面からの突出量が互いに異なる
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項4】
前記回り止めは、
前記ナットの外周面に形成された凹部と、
前記凹部に一部が嵌合し、残部が前記外周面から径方向外側に突出するキーと、
により構成され、
前記第1回り止めの前記凹部と前記第2回り止めの前記凹部は、前記ナットの前記外周面からの窪み量が互いに異なる
請求項3に記載のボールねじ装置。
【請求項5】
前記回り止めは、前記ナットの外周側から径方向内側に窪むガイド溝であり、
前記第1回り止めを構成する前記ガイド溝と前記第2回り止めを構成する前記ガイド溝は、前記軸方向から視た幅の大きさが互いに異なる
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項6】
前記回り止めは、前記ナットの外周側から径方向内側に窪むガイド溝であり、
前記第1回り止めを構成する前記ガイド溝と前記第2回り止めを構成する前記ガイド溝は、前記ナットの前記外周面からの窪み量が互いに異なる
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項7】
前記他部品は、
前記ナットの外周面と対向する対向面と、
前記対向面から径方向外側に窪む溝と、
一部が前記溝に収容され、残部が前記ガイド溝に嵌合する突起部材と、
を有している
請求項5又は請求項6に記載のボールねじ装置。
【請求項8】
前記他部品は、
前記ナットの外周面と対向する対向面と、
前記対向面から径方向内側に突出し、前記ガイド溝に嵌合する突起と、
を有している
請求項5又は請求項6に記載のボールねじ装置。
【請求項9】
前記ナットの内周側には、前記循環部が配置されて前記ねじ軸からの荷重を受けることができない不支持領域が設けられ、
前記ナット又は前記ねじ軸に外部荷重が作用して前記ナットの中心軸を基準として相対的に前記ねじ軸が径方向に変位する方向を前記ねじ軸の変位方向とし、
前記ナットの中心軸から視て、前記ねじ軸の前記変位方向に前記不支持領域が配置されていない
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項10】
請求項1から請求項6及び請求項9のうち、いずれか1項に記載のボールねじ装置と、
前記ねじ軸が回転するためのトルクを生成するモータと、
を備えるアクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ボールねじ装置及びアクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ボールねじ装置は、回転運動から直線運動に変換したり、直線運動から回転運動に変換したりする装置である。下記特許文献のボールねじ装置では、ナットの外周面に回り止めが設けられ、ナットが回転不能にハウジングに支持されている。そして、ねじ軸に回転運動が伝達され、ナットが直線運動を行う。また、ボールねじ装置のナットは、ボールを循環させるため、循環部を有していることがある。ナットに設けられる循環部として、S字溝面、コマ、デフレクタ及びチューブが挙げられる。
【0003】
ところで、ナット又はねじ軸に外部荷重が作用することがある。これにより、ナットの中心軸からねじ軸が径方向に相対的に変位し、ねじ軸からナットの内周軌道面に荷重が入力する。以下、ナットの中心軸から視てねじ軸が相対的に変位する方向をねじ軸の変位方向と称する場合がある。
【0004】
ここで、ねじ軸の変位方向に例えばS字溝面が配置されると、S字溝面はねじ軸からの荷重を受けることができないため、内周軌道面のうちS字溝面に接続する接続部近傍の面圧が大きくなる。この結果、内周軌道面の接続部近傍、ねじ軸のうち内周軌道面の接続部近傍と対向する部分、及び複数のボールのうち内周軌道面の接続部近傍と接触するボールのうち、いずれか1つ以上が破損する可能性がある。以下、まとめて内周軌道面の接続部近傍等の破損と称する。
【0005】
また、上記では循環部としてS字溝面を挙げているが、コマ、デフレクタ及びチューブの出入口もねじ軸からの荷重を受けることができない。以下、S字溝面、コマ、デフレクタ及びチューブの出入口をまとめて不支持領域と称する。
【0006】
このような理由から、通常は、ナットの中心軸から視て、ねじ軸の変位方向に不支持領域が配置されないようにレイアウトされる。そのほか、上記したようにナットは回転不能となっている。よって、ボールねじ装置の作動中にナットが回転し、ねじ軸の変位方向に不支持領域が配置される、ということもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許第4442928号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献のナットの回り止めは、2つであり、周方向に等間隔で配置されている。つまり、ナットが予め決められた角度から180°回転した状態でも、ハウジング等に組み付けることができる。そして、このような誤組により、ねじ軸の変位方向に不支持領域が配置されてしまう可能性がある。
【0009】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、ナットの誤組を防止するボールねじ装置及びアクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するため、本開示に係るボールねじ装置は、回転運動が伝達されるねじ軸と、内部に前記ねじ軸が挿入されたナットと、前記ねじ軸と前記ナットの間に配置された複数のボールと、前記ナットに設けられた循環部と、を備えている。前記ナットの外周面には、他部品に対し、前記ねじ軸と平行な軸方向に移動可能、かつ前記ねじ軸回りに回転不能に支持されるための複数の回り止めが設けられている。複数の前記回り止めは、周方向に均等な間隔で配置されている。複数の前記回り止めには、第1回り止めと、第2回り止めと、が含まれている。前記第1回り止めと前記第2回り止めは、前記軸方向から視た形状が互いに異なる。
(【0011】以降は省略されています)
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