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公開番号
2025099319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215891
出願日
2023-12-21
発明の名称
蓄電装置
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
主分類
H01M
50/242 20210101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】振動または衝撃に対する耐性が向上した蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、X軸方向に並ぶ第一蓄電素子列11及び第二蓄電素子列12を備える蓄電ユニットと、蓄電ユニットを収容するケースと、ケースとは別体のフレーム部材と、を備える。第一蓄電素子列及び第二蓄電素子列のそれぞれは、Y軸方向に並ぶ複数の蓄電素子を備える。ケースは、Z軸方向の一方側に設けられた開口部であって、フレーム部材が配置された開口部を備える。蓄電ユニットには、第一蓄電素子列と第二蓄電素子列との間に隙間15が形成されている。フレーム部材は、Y軸方向に延びる第一フレーム110を備える。第一フレームは、Z軸方向で当該隙間と対向し、第一蓄電素子列及び第二蓄電素子列とZ軸方向で接触し、かつ、ケースに固定されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向に並ぶ第一蓄電素子列及び第二蓄電素子列を備える蓄電ユニットと、
前記蓄電ユニットを収容するケースと、
前記ケースとは別体のフレーム部材と、を備え、
前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列のそれぞれは、前記第一方向と直交する第二方向に並ぶ複数の蓄電素子を備え、
前記ケースは、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向の一方側に設けられた開口部であって、前記フレーム部材が配置された開口部を備え、
前記蓄電ユニットには、前記第一蓄電素子列と前記第二蓄電素子列との間に隙間が形成されており、
前記フレーム部材は、前記第二方向に延びる第一フレームを備え、
前記第一フレームは、前記第三方向で前記隙間と対向し、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列と前記第三方向で接触し、かつ、前記ケースに固定されている、
蓄電装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記ケースは、前記隙間に挿入され、かつ、前記第二方向に延びる仕切壁部を備え、
前記第一フレームは、前記仕切壁部に固定されている、
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第一フレームは、前記第三方向から見た場合、(i)前記第一蓄電素子列が備える前記複数の蓄電素子のうちの1以上の蓄電素子と重なり、かつ、(ii)前記第二蓄電素子列が備える前記複数の蓄電素子のうちの1以上の蓄電素子と重なる、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記フレーム部材は、さらに、前記第二方向に延びる第二フレームを備え、
前記第二フレームは、前記ケースに固定されており、
前記第一蓄電素子列は、前記第一方向の一方側の第一内肩部と、前記第一方向の他方側の第一外肩部と、を備え、
前記第二蓄電素子列は、前記第一方向の一方側の第二外肩部と、前記第一方向の他方側の第二内肩部と、を備え、
前記第一フレームは、前記第一内肩部及び前記第二内肩部と前記第三方向で接触し、
前記第二フレームは、前記第一外肩部または前記第二外肩部と前記第三方向で接触する、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記フレーム部材は、さらに、前記第一方向に延びる第三フレームを備え、
前記第三フレームは、前記第一フレームと接続されており、かつ、前記蓄電ユニットの前記第二方向のいずれかの位置において、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列と前記第三方向で接触する、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第三フレームは、前記蓄電ユニットの前記第二方向の端部において前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列と前記第三方向で接触し、
前記ケースは、前記第二方向の端部の壁部である端壁部を備え、
前記端壁部は、前記蓄電ユニットと対向する内側面に設けられた接続部であって、前記第三方向で前記第三フレームの一部が引っ掛けられる接続部を備える、
請求項5記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、積層体と一対のエンドプレートとを備える電池モジュールが開示されている。積層体は、複数の角型電池セルが積層されて構成されている。一対のエンドプレートは、対向面を各々有する。対向面は、積層体の積層方向における積層体の両側に配置されている。対向面は、積層方向における最も端の角型電池セルに対向し積層方向に直交して延在している。最も端の角型電池セルと対向面との間に、最も端の角型電池セルと対向面とのいずれか一方からいずれか他方に向かって突出する突出部が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-160693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電池モジュールでは、エンドプレートの対向面と最端角型電池セルの側面との間に突出部を配置することにより、対向面と側面との間であって、突出部の上方に隙間が形成される。これにより、振動による積層体の上下方向の撓みが許容される。従って、積層体の積層方向の中央部に位置する電池セルが上下方向に大きく移動する可能性があり、このことは、当該電池セルの損傷などの不具合の要因となり得る。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、振動または衝撃に対する耐性が向上された蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ第一蓄電素子列及び第二蓄電素子列を備える蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットを収容するケースと、前記ケースとは別体のフレーム部材と、を備え、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列のそれぞれは、前記第一方向と直交する第二方向に並ぶ複数の蓄電素子を備え、前記ケースは、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向の一方側に設けられた開口部であって、前記フレーム部材が配置された開口部を備え、前記蓄電ユニットには、前記第一蓄電素子列と前記第二蓄電素子列との間に隙間が形成されており、前記フレーム部材は、前記第二方向に延びる第一フレームを備え、前記第一フレームは、前記第三方向で前記隙間と対向し、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列と前記第三方向で接触し、かつ、前記ケースに固定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、振動または衝撃に対する耐性が向上された蓄電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の構成概要を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の第1の分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置の第2の分解斜視図である。
図4は、実施の形態に係る第一蓄電素子列の分解斜視図である。
図5は、実施の形態に係るフレーム部材の配置レイアウトを簡易的に表す平面図である。
図6は、実施の形態に係る第一フレームの構成を示す断面図である。
図7は、実施の形態に係る第二フレームの構成を示す断面図である。
図8は、実施の形態の変形例1に係る第二フレームの構成を示す断面図である。
図9は、実施の形態の変形例2に係るフレーム部材の構成を示す斜視図である。
図10は、実施の形態の変形例3に係るフレーム部材の一部の構成を示す斜視図である。
図11は、実施の形態の変形例3に係る第三フレームの構成を示す断面図である。
図12は、実施の形態の変形例4に係るフレーム部材の配置レイアウトを簡易的に表す平面図である。
図13は、実施の形態の変形例5に係るフレーム部材の配置レイアウトを簡易的に表す平面図である。
図14は、実施の形態の変形例6に係るフレーム部材の構成を簡易的に表す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ第一蓄電素子列及び第二蓄電素子列を備える蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットを収容するケースと、前記ケースとは別体のフレーム部材と、を備え、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列のそれぞれは、前記第一方向と直交する第二方向に並ぶ複数の蓄電素子を備え、前記ケースは、前記第一方向及び前記第二方向と直交する第三方向の一方側に設けられた開口部であって、前記フレーム部材が配置された開口部を備え、前記蓄電ユニットには、前記第一蓄電素子列と前記第二蓄電素子列との間に隙間が形成されており、前記フレーム部材は、前記第二方向に延びる第一フレームを備え、前記第一フレームは、前記第三方向で前記隙間と対向し、前記第一蓄電素子列及び前記第二蓄電素子列と前記第三方向で接触し、かつ、前記ケースに固定されている。
【0010】
上記(1)に記載の蓄電装置によれば、例えばケースを開口部が上を向くように配置した場合、ケースに収容された2つの蓄電素子列の上端部には、フレーム部材の第一フレームが上から接触する。従って、蓄電素子列は、ケースの底壁部と第一フレームとの間に挟まれた状態となり、その結果、2つの蓄電素子列の上下方向の移動が制限される。これにより、蓄電装置の振動または衝撃に対する耐性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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