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公開番号2025101062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217627
出願日2023-12-25
発明の名称充電制御システム
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 7/10 20060101AFI20250630BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 充電器から蓄電池への通常どおりの充電開始の遅延を低減することが可能な充電制御システムを提供する。
【解決手段】 制御システムA10は、充電器10と、充電器10から電力が供給される蓄電池41および補機42と、補機42を制御する制御装置60とを備える。制御装置60においては、充電器10が充電を開始するために必要な最低電流である第1電流と、充電にあたって蓄電池41が許容可能な電流である第2電流とが設定される。前記第2電流の値が前記第1電流の値よりも小さい場合は、制御装置60は、前記第1電流と前記第2電流との差分電流の値以上の電流に対応する基準電力を、前記第2電流の値が前記第1電流の値以上となるまで充電器10から補機42に供給する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
充電器と、
前記充電器から電力が供給される蓄電池および補機と、
前記補機を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置においては、前記充電器が充電を開始するために必要な最低電流である第1電流と、充電にあたって前記蓄電池が許容可能な電流である第2電流と、が設定され、
前記第2電流の値が前記第1電流の値よりも小さい場合は、前記制御装置は、前記第1電流と前記第2電流との差分電流の値以上の電流に対応する基準電力を、前記第2電流の値が前記第1電流の値以上となるまで前記充電器から前記補機に供給する、充電制御システム。
続きを表示(約 56 文字)【請求項2】
前記補機は、車両空調に利用されるヒータを含む、請求項1に記載の充電制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車などにおける充電制御システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されている蓄電池(バッテリ)を充電する際、負極表面にリチウムが析出することがある。リチウムが析出すると、蓄電池の劣化を招くおそれがある。特に冬季などの低温環境下において、蓄電池におけるリチウムの析出が顕著となることが知られている。このため、蓄電池においては、充電にあたって許容可能な電流が当該蓄電池の温度に応じて設定されている。したがって、蓄電池の温度が比較的低い場合は、許容可能な電流の値がより小さく設定される。
【0003】
一方、屋外に設置された充電器(充電スタンドなど)においては、当該充電器が蓄電池への充電を開始するために必要な最低電流が設定されている。ここで、蓄電池の温度が比較的低い場合、充電にあたって蓄電池が許容可能な電流の値が当該最低電流の値よりも下回ることがある。この場合においては、充電器から蓄電池への充電が通常どおりに開始されない。
【0004】
そこで、特許文献1に開示されているハイブリッド自動車の充電制御システムにおいては、蓄電池の充電と放電とを繰り返すことによって当該蓄電池を所定の温度まで昇温する制御が示されている。蓄電池を所定の温度まで昇温する間は、本制御において充電器から蓄電池に流れる電流が低減される。これにより、蓄電池が所定の温度まで到達することに伴って、蓄電池の充電にあたって許容可能な電流の値が上記最低電流の値に到達する。これにより、充電器から蓄電池への充電が通常どおりに開始する。
【0005】
しかし、特許文献1に開示されている充電制御システムにおいては、蓄電池を所定の温度まで昇温するのに相応の時間を要する。したがって、充電器から蓄電池への充電を通常どおりに開始するのに相応の遅延が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-125558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、充電器から蓄電池への通常どおりの充電開始の遅延を低減することが可能な充電制御システムを提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によって提供される充電制御システムは、充電器と、前記充電器から電力が供給される蓄電池および補機と、前記補機を制御する制御装置とを備える。前記制御装置においては、前記充電器が充電を開始するために必要な最低電流である第1電流と、充電にあたって前記蓄電池が許容可能な電流である第2電流とが設定される。前記第2電流の値が前記第1電流の値よりも小さい場合は、前記制御装置は、前記第1電流と前記第2電流との差分電流の値以上の電流に対応する基準電力を、前記第2電流の値が前記第1電流の値以上となるまで前記充電器から前記補機に供給する。
【0009】
本発明の実施において好ましくは、前記補機は、車両空調に利用されるヒータを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る充電制御システムの構成によれば、充電器から蓄電池への通常どおりの充電開始の遅延を低減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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