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公開番号2025105138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223468
出願日2023-12-28
発明の名称ステーション装置、アクセスポイント装置及び無線通信方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04W 92/18 20090101AFI20250703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線通信における無線リンクの通信品質を良好に維持することを可能となるとする。
【解決手段】ステーション装置は第1の無線リンクと第2の無線リンクを使用し、他のステーション装置との間で通信品質の設定し、第1の無線リンクと第2の無線リンクそのそれぞれにおいて無線リンクの品質測定を行う。また、ステーション装置はそれぞれの無線リンクで測定した品質と、設定された通信品質に基づいた媒体確保の条件により選択された無線リンクで無線媒体の確保を試みる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第1の無線リンクと第2の無線リンクを含む複数の無線リンクを使用して、他のステーション装置と通信を行うステーション装置であって、
前記複数の無線リンクで無線フレームの受信と無線フレームの送信を行う無線通信部と、無線制御部を含み、
前記無線通信部は、前記他のステーション装置との通信に関する通信品質を設定する第1の制御情報を受信し、
前記第1の制御情報は前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクを示す情報を含み、
前記無線制御部は、前記無線通信部を用いて、前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクにおいて無線リンクの品質測定を行い、
前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクの少なくともいずれかで前記第1の制御情報に基づいて送信機会の獲得を試みることを特徴とするステーション装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のステーション装置であって、
前記無線リンクの品質測定は第1の時刻と第2の時刻に基づいて行い、
前記第1の時刻はMPDUの送信準備ができた時刻であることを特徴とするステーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のステーション装置であって、
前記第2の時刻は、前記MPDUが実際に送信された時刻であることを特徴とするステーション装置。
【請求項4】
請求項2に記載のステーション装置であって、
前記第2の時刻は、前記MPDUの送信に対する応答MPDUを受信した時刻であることを特徴とするステーション装置。
【請求項5】
請求項2に記載のステーション装置であって、
前記第1の時刻と前記第2の時刻の測定は、前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクで別々に行うことを特徴とするステーション装置。
【請求項6】
請求項1に記載のステーション装置であって、
前記無線リンクの品質測定の際に、所定の時間期間内のCCAがidleとなっている時間の割合に基づいて前記無線リンクの品質指標を決定することを特徴とするステーション装置。
【請求項7】
請求項2に記載のステーション装置であって、
前記無線制御部は前記第1の無線リンクに対応する第1のタイマーと、前記第2の無線リンクに対応する第2のタイマーを備え、
前記第1の制御情報を受信したあとに、前記第1のタイマーと前記第2のタイマーをスタートし、
前記第1のタイマーが満了したときに、前記第1の無線リンクで前記MPDUを送信するとともに前記第1のタイマーをリセットし、
前記第2のタイマーが満了したときに、前記第2の無線リンクで前記MPDUを送信するとともに前記第2のタイマーをリセットし、
前記第1のタイマーの満了前に前記第1の無線リンクで前記MPDUを送信したときに、前記第1のタイマーをリセットし、
前記第2のタイマーの満了前に前記第2の無線リンクで前記MPDUを送信したときに、前記第2のタイマーをリセットすることを特徴とするステーション装置。
【請求項8】
第1のステーション装置と第2のステーション装置と通信するアクセスポイント装置であって、
少なくとも第1の無線リンクと第2の無線リンクを使用して前記第1のステーション装置と前記第2のステーション装置と通信を行う無線部と、制御部を備え、
前記第1のステーション装置が前記第2のステーション装置と直接通信を行う設定時に、前記第1のステーション装置に対して第1の制御情報を送信し、
前記第1の制御情報は、前記第1の無線リンク、または前記第2の無線リンクにおける媒体獲得条件を含むことを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項9】
請求項8に記載のアクセスポイント装置であって、
前記第1の制御情報は第2の制御情報を含み、
前記第2の制御情報は、前記第1のステーション装置、または前記第2のステーション装置が備えるタイマーに関する情報であって、前記タイマーは前記第1のステーション装置、または前記第2のステーション装置がMPDUを送信する条件に使用することを特徴とするアクセスポイント装置。
【請求項10】
第1の無線リンクと第2の無線リンクを含む複数の無線リンクを使用して、他のステーション装置と通信を行う無線通信方法であって、
前記他のステーション装置との通信に関する通信品質を設定する第1の制御情報を受信し、
前記第1の制御情報は前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクを示す情報を含み、
前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクにおいて無線リンクの品質測定を行い、
前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクの少なくともいずれかで前記第1の制御情報に基づいて送信機会の獲得を試みることを特徴とする無線通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステーション装置、アクセスポイント装置及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)は、無線LAN(Local Area Network)通信の高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線LAN標準規格であるIEEE 802.11の仕様更新に継続して取り組んでいる。無線LANでは、国・地域からの許可(免許)を必要とせずに使用することが可能な周波数帯(アンライセンスバンド)を用いて、無線通信を行うことができる。家庭などの個人向け用途では、インターネットなどへのWAN(Wide Area Network)回線に接続するための回線終端装置に無線LANアクセスポイント機能を含める、または無線LANアクセスポイント装置を回線終端装置に接続するなどして、住居内からのインターネットアクセスが無線化されてきた。これにより、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの無線LANステーション装置は、無線LANアクセスポイント装置に接続して、インターネットにアクセスできる。
【0003】
2021年にはIEEE 802.11axの規格策定が完了し、この規格に準拠した無線LANデバイスや、前記無線LANデバイスを搭載したスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの通信機器がWi-Fi 6(登録商標、Wi-Fi Allianceの認証を受けたIEEE 802.11ax準拠品に対する呼称)対応製品として市場に登場している。そして、現在、IEEE 802.11axの後継規格として、IEEE 802.11beの標準化活動が進められており、また、その後継規格であるIEEE 802.11bnに向けた議論も進んでいる。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、昨今のIEEE 802.11標準化においては、無線LANデバイスの過密配置環境においてユーザあたりの更なるスループット向上の検討が行われている。
【0004】
また、IEEE 802.11be標準化においては、無線通信装置が、同時に複数の周波数帯、チャネルなどを使用して、複数リンクの接続を維持して通信することを可能とする、マルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation:MLO)に関する議論が行われている(非特許文献1)。MLOの一例としては、2.4GHz帯の接続、5GHz帯(5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯など)の接続、6GHz帯の接続の、異なる周波数帯(frequency band)の3つのリンク接続を同時に運用するものが挙げられる。もちろん、周波数帯、チャネルなどの組み合わせはこれに限られることなく、様々な組み合わせが可能である。周波数帯の観点からは、将来的にはミリ波(28GHz帯、45GHz帯、60GHz帯など)や(サブ)テラヘルツ波(100GHz~300GHz帯)といった高周波数帯も、マルチリンクを構成する1つのリンクとして使用されうる。MLOによれば、無線通信装置は、使用する無線リソースや通信に係る設定が異なるリンク接続を複数同時に維持することができる。無線通信装置は、複数リンクを同時使用してのフレーム送受信ができるだけでなく、再接続動作を行うことなく、フレームを送受信するリンク接続を切り替える、すなわち周波数帯を変更することが可能となる。なお、ここでのマルチリンクを構成する個々のリンクは、物理層リンクとも呼ぶ。また、MLOに対応した無線通信装置をマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)と呼ぶ。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
IEEE 802.11-19/0773-08-00be、Nov.2019
IEEE 802.11-2020
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無線LANにおいて、高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線リンクの通信品質の維持が課題である。特に複数の無線リンクを用いる場合の効率化が課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するための本発明に係る無線通信装置及び無線通信方法は、次の通りである。
【0008】
(1)すなわち、本発明の一態様に係るステーション装置は、第1の無線リンクと第2の無線リンクを含む複数の無線リンクを使用して、他のステーション装置と通信を行うステーション装置であって、前記複数の無線リンクで無線フレームの受信と無線フレームの送信を行う無線通信部と、無線制御部を含み、前記無線通信部は、前記他のステーション装置との通信に関する通信品質を設定する第1の制御情報を受信し、前記第1の制御情報は前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクを示す情報を含み、前記無線制御部は、前記無線通信部を用いて、前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクにおいて無線リンクの品質測定を行い、前記第1の無線リンクと前記第2の無線リンクの少なくともいずれかで前記第1の制御情報に基づいて送信機会の獲得を試みる。
【0009】
(2)また、本発明の一態様に係るステーション装置は、前記無線リンクの品質測定は第1の時間刻と第2の時間刻に基づいて行い、前記第1の時間刻はMPDUの送信準備ができた時刻である。
【0010】
(3)また、本発明の一態様に係るステーション装置は、前記第2の時間刻は、前記MPDUの送信が実際に送信された時刻である。
(【0011】以降は省略されています)

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