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公開番号
2025101486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218359
出願日
2023-12-25
発明の名称
制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B60L
58/10 20190101AFI20250630BHJP(車両一般)
要約
【課題】 電力汲み出しの実行中、メインバッテリの劣化状態を高精度に監視することができる制御装置を提供する。
【解決手段】 制御装置は、車両の動力源のメインバッテリから、車両に搭載された負荷に停車中に給電するサブバッテリへの電力供給を制御する制御部と、メインバッテリの満充電容量の推定値をメインバッテリの電圧から算出する算出部とを有し、制御部は、満充電容量と推定値との誤差が所定値より大きい場合、電力供給の停止中に負荷に対するサブバッテリの給電が持続する給電持続時間と、メインバッテリの分極が解消するための所要時間とを算出し、給電持続時間が所要時間以上であるとき、電力供給を停止し、算出部は、電力供給が停止したときから所要時間が経過した後、電圧を算出し、制御部は、電圧が算出された後、電力供給を再開する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の動力源のメインバッテリから、前記車両に搭載された負荷に停車中に給電するサブバッテリへの電力供給を制御する制御部と、
前記メインバッテリの満充電容量の推定値を前記メインバッテリの電圧から算出する算出部とを有し、
前記制御部は、前記満充電容量と前記推定値との誤差が所定値より大きい場合、前記電力供給の停止中に前記負荷に対する前記サブバッテリの給電が持続する給電持続時間と、前記メインバッテリの分極が解消するための所要時間とを算出し、前記給電持続時間が前記所要時間以上であるとき、前記電力供給を停止し、
前記算出部は、前記電力供給が停止したときから前記所要時間が経過した後、前記電圧を算出し、
前記制御部は、前記電圧が算出された後、前記電力供給を再開する、
制御装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
車両の動力源のメインバッテリから、前記車両に搭載された負荷に停車中に給電するサブバッテリへの電力供給を制御する制御部と、
前記メインバッテリの満充電容量の推定値を前記メインバッテリの電圧から算出する算出部とを有し、
前記制御部は、前記満充電容量と前記推定値との誤差が所定値より大きい場合、前記電力供給が一定の電力に制限されているときに前記負荷に対する前記サブバッテリの給電が持続する給電持続時間と、前記電力供給の制限により前記メインバッテリの分極量が所定量に収束するための所要時間とを算出し、前記給電持続時間が前記所要時間以上であるとき、前記電力供給を前記一定の電力に制限し、
前記算出部は、前記電力供給が制限されたときから前記所要時間が経過した後、前記電圧を算出し、
前記制御部は、前記電圧が算出された後、前記電力供給の制限を解除する、
制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記メインバッテリの使用時間及び前記満充電容量の相関関係に基づき、前記推定値が算出された最新の時刻からの経過時間を用いて、前記誤差が前記所定値より大きいか否かを判定する、
請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記電力供給が制限されたときから前記所要時間が経過した後、前記メインバッテリの内部抵抗値及び閉回路電圧から前記電圧を算出する、
請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記負荷は、前記車両に搭載されたドライブレコーダである、
請求項1または2に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車載バッテリの制御装置に関し、例えば特許文献1には、メインバッテリから補機バッテリに電力を汲み出す点が記載されている。例えば、停車中、この電力汲み出しが行われると、補機バッテリからドライブレコーダなどの補機に安定的に電力供給することができるため、利便性を向上することができる。
【0003】
また、制御装置は、メインバッテリの満充電容量を推定することにより、その劣化状態を監視する。満充電容量は、メインバッテリの開回路電圧(OCV: Open Circuit Voltage)により推定可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-59430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、電力汲み出しの実行中、補機バッテリがメインバッテリに負荷として接続されているため、制御装置はOCVを高精度に測定することができない。これに対し、電力汲み出しの終了後にOCVを測定すると、満充電容量を推定する頻度が不十分となり、その精度が低下するおそれがある。このため、電力汲み出しの実行中、メインバッテリの満充電容量を適時に推定して劣化状態を高精度に監視することが難しい。
【0006】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、電力汲み出しの実行中、メインバッテリの劣化状態を高精度に監視することができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の制御装置は、車両の動力源のメインバッテリから、前記車両に搭載された負荷に停車中に給電するサブバッテリへの電力供給を制御する制御部と、前記メインバッテリの満充電容量の推定値を前記メインバッテリの電圧から算出する算出部とを有し、前記制御部は、前記満充電容量と前記推定値との誤差が所定値より大きい場合、前記電力供給の停止中に前記負荷に対する前記サブバッテリの給電が持続する給電持続時間と、前記メインバッテリの分極が解消するための所要時間とを算出し、前記給電持続時間が前記所要時間以上であるとき、前記電力供給を停止し、前記算出部は、前記電力供給が停止したときから前記所要時間が経過した後、前記電圧を算出し、前記制御部は、前記電圧が算出された後、前記電力供給を再開する。
【0008】
本発明の他の制御装置は、車両の動力源のメインバッテリから、前記車両に搭載された負荷に停車中に給電するサブバッテリへの電力供給を制御する制御部と、前記メインバッテリの満充電容量の推定値を前記メインバッテリの電圧から算出する算出部とを有し、前記制御部は、前記満充電容量と前記推定値との誤差が所定値より大きい場合、前記電力供給が一定の電力に制限されているときに前記負荷に対する前記サブバッテリの給電が持続する給電持続時間と、前記電力供給の制限により前記メインバッテリの分極量が所定量に収束するための所要時間とを算出し、前記給電持続時間が前記所要時間以上であるとき、前記電力供給を前記一定の電力に制限し、前記算出部は、前記電力供給が制限されたときから前記所要時間が経過した後、前記電圧を算出し、前記制御部は、前記電圧が算出された後、前記電力供給の制限を解除する。
【0009】
上記の制御装置において、前記制御部は、前記メインバッテリの使用時間及び前記満充電容量の相関関係に基づき、前記推定値が算出された最新の時刻からの経過時間を用いて、前記誤差が前記所定値より大きいか否かを判定してもよい。
【0010】
上記の制御装置において、前記算出部は、前記電力供給が制限されたときから前記所要時間が経過した後、前記メインバッテリの内部抵抗値及び閉回路電圧から前記電圧を算出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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