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公開番号
2025105545
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024227951
出願日
2024-12-24
発明の名称
チップを接合する方法およびその方法を実施するためのシステム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H01L
21/60 20060101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】複数のチップを一括して接合する方法及びシステムを提供する。
【解決手段】チップを接合するための方法は、第1チップを保持する第1接合ヘッドを、接合面を支持する基板チャックの初期位置に対する第1所定位置に初期位置決めする工程と、第2チップを保持する第2接合ヘッドを、前記基板チャックの前記初期位置に対する第2所定位置に初期位置決めする工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第1接合ヘッドの再位置決めとを、前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第2接合ヘッドの再位置決めとを、前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記第1チップおよび前記第2チップを前記接合面に接合する工程と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
チップを接合するための方法であって、
第1チップを保持する第1接合ヘッドを、接合面を支持する基板チャックの初期位置に対する第1所定位置に初期位置決めする工程と、
第2チップを保持する第2接合ヘッドを、前記基板チャックの前記初期位置に対する第2所定位置に初期位置決めする工程と、
前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第1接合ヘッドの再位置決めとを、前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、
前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第2接合ヘッドの再位置決めとを、前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、
前記第1チップおよび前記第2チップを前記接合面に接合する工程と、
を有することを特徴とする方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記更新された位置情報の受信と前記第1接合ヘッドの再位置決めとを前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程は、第1期間で行われ、
前記更新された位置情報の受信と前記第2接合ヘッドの再位置決めとを前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程は、第2期間で行われ、
前記第1期間と前記第2期間とが重複している、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1期間の長さと前記第2期間の長さとは異なる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1チップが前記接合面に接触した後、前記接合面に向かう方向の第1の力を前記第1チップに付与するように前記第1接合ヘッドを作動させる工程と、
前記第2チップが前記接合面に接触した後、前記接合面に向かう方向の第2の力を前記第2チップに付与するように前記第2接合ヘッドを作動させる工程と、
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の力および前記第2の力を付与した後、前記第1接合ヘッドが前記接合面に向かう方向の第3の力を前記第1チップに付与し、前記第2接合ヘッドが前記接合面に向かう方向の第4の力を前記第2チップに付与するように、前記第1接合ヘッドと前記第2接合ヘッドとを同時に作動させる工程
を更に有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第3の力の大きさは前記第1チップを前記接合面に完全に接合させるのに十分であり、
前記第4の力の大きさは前記第2チップを前記接合面に完全に接合させるのに十分である、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第3の力の大きさは前記第1の力の大きさよりも大きく、
前記第4の力の大きさは前記第2の力の大きさよりも大きい、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の力の大きさは前記第2の力の大きさに対して±10%であり、
前記第3の力の大きさは前記第4の力の大きさに対して±10%である、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第3の力の大きさは前記第1の力の大きさよりも10倍大きく、
前記第4の力の大きさは前記第2の力の大きさよりも10倍大きい、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の力の大きさは前記第1チップを前記接合面に完全に接合させるには不十分であり、
前記第2の力の大きさは前記第2チップを前記接合面に完全に接合させるには不十分である、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のチップを一括して接合することを含む、チップを接合する方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
高度なパッケージング技術には、チップの精密かつ正確な制御および配置が要求される。生産性/スループットを高めるために、当技術分野では、複数の接合ヘッドを同時に使用して複数のソースチップを接合面に接合することが望ましい。しかし、複数の接合ヘッドを可能な限り同時に作動させる場合であっても、複数の接合ヘッド上の1つのチップが他の接合ヘッド上のチップより必ず先に接合面に接触してしまう。1つの接合ヘッド上の1つのチップによるこの最初の接触により、接合面を支持するキャリッジが回転中心の周りにチルトし、これにより、基板チャックおよび基板がチルトする。キャリッジの回転中心の周りにチルトすることによって、接合ヘッド上の残りのチップに対してアライメント量の増大や不安定なアライメントが誘発される。さらに、オペレータの制御外の要因によって、接合プロセス全体にわたって、あらゆるディメンション(X,Y,Z,チルト(tilt),チップ(tip),回転(rotation))で基板の位置に乱れが生じることもよくある。これらの乱れよって、位置ずれが発生することもある。
【0003】
図23は、キャリッジの回転中心の周りのチルトが生じる接合システムの接合部分1の概略側面図を示す。接合部1は、ブリッジ3に結合された複数の接合ヘッド2を含む。複数の接合ヘッド2の下には、基板6をチャックしている基板チャック5を保持するキャリッジ4がある。キャリッジ4は、軸受7を介してベース8上に乗っている。図23は、複数の接合ヘッド2が基板6上の接合面10に2つのチップ9を接合しようとする瞬間を示している。しかし、上述のように、2つのチップ9を同時に接合面10に接合しようとしても、必ず1つのチップが最初に接合面10に接触することになる。図23に示すように、これが起こると、キャリッジ4は、キャリッジが担持する全ての構造体を含めて、回転中心CRの周りを方向11の方向に回転する。この回転により、第1チップが接合面10に接触した後に接合面10に接触する第2チップのアライメントに悪影響を及ぼすオフセット角12が生じる。この回転により、次のチップの接合のアライメント誤差が生じる。チルト量は接合位置に応じて変化するので、そのような追加的な誤差を補償することは困難である。図23のシステムでは、接合プロセスによって引き起こされる0.2μラジアンより大きいキャリッジ4のチルトによって、例えば10nmより大きいオーダーのアライメント誤差が生じる。アライメント誤差とチルトとの関係は、接合方向(Z軸)におけるキャリッジ4の回転中心CR間の距離の関数でありうる。図23には示されていないが、上述のように、接合面のどの瞬間にもその他の回避できない外乱が発生する可能性があり、その結果、基板は、そのあらゆるディメンション(X,Y,Z,チルト(tilt),チップ(tip),回転(rotation))で初期位置から移動しうる。
【0004】
したがって、複数のソースチップを接合面に接合する際にキャリッジの回転中心の周りのチルトおよび/または他の外乱に起因するアライメント誤差をなくすまたは最小限に抑える方法およびシステムが、当技術分野において必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
チップを接合するための方法は、第1チップを保持する第1接合ヘッドを、接合面を支持する基板チャックの初期位置に対する第1所定位置に初期位置決めする工程と、第2チップを保持する第2接合ヘッドを、前記基板チャックの前記初期位置に対する第2所定位置に初期位置決めする工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第1接合ヘッドの再位置決めとを、前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第2接合ヘッドの再位置決めとを、前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記第1チップおよび前記第2チップを前記接合面に接合する工程と、を有する。
【0006】
チップを接合するためのシステムは、第1チップを保持する第1接合ヘッドと、第2チップを保持する第2接合ヘッドと、接合面を支持する基板チャックと、1つ以上のプロセッサと、命令を記憶する1つ以上メモリと、を有し、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記第1接合ヘッドを、前記基板チャックの初期位置に対する第1所定位置に初期位置決めする工程と、前記第2接合ヘッドを、前記基板チャックの初期位置に対する第2所定位置に初期位置決めする工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第1接合ヘッドの再位置決めとを、前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第2接合ヘッドの再位置決めとを、前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記第1チップを前記第2チップを前記接合面に接合する工程と、を前記システムに行わせるための命令を含む。
【0007】
複数の物品を製造する方法は、第1チップを保持する第1接合ヘッドを、接合面を支持する基板チャックの初期位置に対する第1所定位置に初期位置決めする工程と、第2チップを保持する第2接合ヘッドを、前記基板チャックの前記初期位置に対する第2所定位置に初期位置決めする工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第1接合ヘッドの再位置決めとを、前記第1チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記基板チャックの更新された位置情報の受信と、該受信した更新された位置情報に基づく前記第2接合ヘッドの再位置決めとを、前記第2チップが前記接合面に接触するまで交互に行う工程と、前記第1チップおよび前記第2チップを前記接合面に接合する工程と、前記複数の物品を製造するために前記基板を個片化する工程と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態は例示にすぎず、添付の図面に限定されるものではない。
【0009】
実施形態における接合システムの概略側面図。
【0010】
図1の部分の概略拡大図。
(【0011】以降は省略されています)
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