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公開番号
2025106737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000305
出願日
2024-01-04
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B42B
5/00 20060101AFI20250709BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】接着処理における消費電力を低減する。
【解決手段】画像形成装置は、搬送されるシートに粉末接着剤による接着剤像を含む画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記画像が形成された複数のシートが順に搬送される接着手段であって、前記複数のシートを加熱することで、前記複数のシートに形成された前記接着剤像により前記複数のシートを接着する前記接着手段と、前記接着手段に搬送された前記複数のシートの温度を評価し、前記評価した温度に基づき、前記接着手段が前記複数のシートを加熱することにより前記複数のシートに与える熱量を制御する制御手段と、を備えている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成装置であって、
搬送されるシートに粉末接着剤による接着剤像を含む画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって前記画像が形成された前記シートが順に搬送される接着手段であって、前記接着手段に搬送されて積載されている複数のシートを加熱することで、前記複数のシートに形成された前記接着剤像により前記複数のシートを接着する前記接着手段と、
前記接着手段に搬送された前記複数のシートの温度を評価し、前記評価した温度に基づき、前記接着手段が前記複数のシートを加熱することにより前記複数のシートに与える熱量を制御する制御手段と、
を備えている、画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記評価した温度が高くなるほど、前記熱量を小さくする、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成手段は、
前記画像を前記シートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱する加熱部材及び前記シートを加圧する加圧部材を有し、前記シートを加熱かつ加圧することで前記シートに転写された前記画像を前記シートに定着させる定着処理を行う定着手段と、を有し、
前記画像形成装置は、前記定着手段によって定着処理が行われた後の前記シートの温度を測定する第1測定手段を備え、
前記制御手段は、前記第1測定手段による測定結果に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成手段は、
前記画像を前記シートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱する加熱部材及び前記シートを加圧する加圧部材を有し、前記シートを加熱かつ加圧することで前記シートに転写された前記画像を前記シートに定着させる定着処理を行う定着手段と、を有し、
前記制御手段は、前記加圧部材の温度に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、
前記画像を前記シートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱する加熱部材及び前記シートを加圧する加圧部材を有し、前記シートを加熱かつ加圧することで前記シートに転写された前記画像を前記シートに定着させる定着処理を行う定着手段と、を有し、
前記制御手段は、前記定着手段が前記複数のシートへの定着処理を開始する前に前記加熱部材を加熱していた期間に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成手段は、
前記画像を前記シートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱する加熱部材及び前記シートを加圧する加圧部材を有し、前記シートを加熱かつ加圧することで前記シートに転写された前記画像を前記シートに定着させる定着手段と、を有し、
前記制御手段は、前記加熱部材の温度に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成手段は、
中間転写体に形成された前記画像を前記シートに転写する転写手段と、
前記シートを加熱する加熱部材及び前記シートを加圧する加圧部材を有し、前記シートを加熱かつ加圧することで前記シートに転写された前記画像を前記シートに定着させる定着手段と、を有し、
前記画像形成装置は、前記定着手段と前記接着手段とを接続する搬送路を有し、前記シートの片面のみに画像を形成する片面モードと、前記シートの両面に画像を形成する両面モードの内のいずれかの動作モードで動作し、
前記制御手段は、前記中間転写体の温度と、前記転写手段の温度と、前記搬送路の温度と、前記動作モードとの内の少なくとも1つに基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
環境温度を測定する第2測定手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記環境温度に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記シートの搬送速度に基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記加圧部材の温度にさらに基づき前記複数のシートの温度を評価する、請求項6又は7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末接着剤を使用する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、シートへの画像形成後、画像を形成した複数のシートのステープル処理を行って冊子を作成するものが利用されている。ステープル処理においては、金属製の針が使用される。一方、特許文献1は、粉末接着剤によりシート同士を接着することで、金属製の針を使用することなく冊子を作成する構成を開示している。特許文献1によると、トナーを粉末接着剤として使用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-209859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粉末接着剤によりシート同士を接着させるためには、粉末接着剤を付着させたシートを加熱する必要があり、ステープル処理と比較して消費電力が大きくなる。
【0005】
本発明は、接着処理における消費電力を低減する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によると、画像形成装置は、搬送されるシートに粉末接着剤による接着剤像を含む画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって前記画像が形成された複数のシートが順に搬送される接着手段であって、前記複数のシートを加熱することで、前記複数のシートに形成された前記接着剤像により前記複数のシートを接着する前記接着手段と、前記接着手段に搬送された前記複数のシートの温度を評価し、前記評価した温度に基づき、前記接着手段が前記複数のシートを加熱することにより前記複数のシートに与える熱量を制御する制御手段と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、接着処理における消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
幾つかの実施形態による画像形成装置の概略的な構成図。
幾つかの実施形態による熱圧着ユニットの概略的な構成図。
接着剤像の例を示す図。
接着強度の測定例と、処理前温度と加熱温度との関係例と、を示す図。
一実施形態による熱伝導モデルを示す図。
加圧ローラの温度と処理前温度との関係例を示す図。
複数のシートに形成する接着剤像と、各接着剤像の温度の変化例と、を示す図。
幾つかの実施形態による接着処理に関するフローチャート。
一実施形態による消費電力例を示す図。
加圧ローラの温度と処理前温度との関係例と、加熱フィルムの温度と処理前温度との関係例と、を示す図。
一実施形態による消費電力例を示す図。
一実施形態による熱伝導モデルを示す図。
加圧ローラ、二次転写ローラ及び搬送路それぞれの温度と処理前温度との関係例を示す図。
一実施形態による消費電力例を示す図。
加圧ローラの温度と処理前温度との関係例と、環境温度と処理前温度との関係例と、を示す図。
一実施形態による消費電力例を示す図。
加圧ローラの温度と処理前温度との関係例と、プロセス速度と処理前温度との関係例と、を示す図。
一実施形態による消費電力例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置1の構成図である。画像形成装置1は、それぞれが、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーを格納し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像を形成する形成ユニット7Y、7M、7C及び7Kを有する。以下の説明においては、ブラックのトナーを粉末接着剤として使用するものとする。ブラックのトナーについては、シート同士の接着のためのみに使用する構成とすることも、シート同士の接着のためと、ブラックのトナー像の形成のための両方に使用する構成とすることもできる。なお、ブラックのトナーをシート同士の接着のためのみに使用する場合、シートに形成する画像におけるブラックの色については、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーを重ねることで形成され得る。なお、粉末接着剤として使用するトナーの色は、ブラックとは異なるものであっても良い。さらに、粉末接着剤として使用するトナーの色の数を2つ以上とすることもできる。さらに、形成ユニット7Kを、シート同士の接着のためのみに使用する場合、形成ユニット7Kにはブラックのトナーではなく、例えば、透明又は任意の色の粉末接着剤を格納する構成とすることもできる。さらに、シート同士の接着のために使用する5つ目の形成ユニットを設け、当該形成ユニットには、透明又は任意の色の粉末接着剤を格納しておく構成とすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
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