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公開番号
2025107135
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024176752
出願日
2024-10-08
発明の名称
電子写真装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
5/06 20060101AFI20250710BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明によれば、高温高湿環境下での繰り返し使用時における画像濃度ムラ(パターンメモリー)の発生が抑制された電子写真装置の提供。
【解決手段】電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、該電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、該電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、該トナー像を該電子写真感光体の表面から転写材に転写するための転写手段と、該電子写真感光体の表面に残留する残留トナーを除去するためのクリーニング手段と、を有する電子写真装置であって、該電子写真感光体が、特定式で示されるエナミン化合物、結着樹脂及びケイ素原子含有粒子を含有する表面層を有し、該ケイ素原子含有粒子が、シリカ粒子又はシリコーン樹脂粒子であり、該トナーが、ポリエチレンテレフタレートセグメントを有するポリエステル樹脂を含有するトナー粒子を有する、ことを特徴とする、電子写真装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された該電子写真感光体の表面に像露光光を照射して該電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、該静電潜像を該トナーにより現像して該電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
該トナー像を該電子写真感光体の表面から転写材に転写するための転写手段と、
該トナー像を該電子写真感光体の表面から転写材に転写した後に該電子写真感光体の表面に残留する残留トナーを除去するためのクリーニング手段と、
を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体が、下記式(A)で示される化合物、結着樹脂及びケイ素原子含有粒子を含有する表面層を有し、
該ケイ素原子含有粒子が、シリカ粒子又はシリコーン樹脂粒子であり、
該トナーが、ポリエチレンテレフタレートセグメントを有するポリエステル樹脂を含有するトナー粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真装置。
JPEG
2025107135000023.jpg
77
122
(式(A)中、a
1
~a
6
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、又は、置換若しくは無置換のアリール基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。b
1
~b
5
、c
1
~c
5
及びd
1
~d
5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、又は、置換若しくは無置換のアリールチオ基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。Ar
1
及びAr
2
は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のアラルキル基、又は、置換若しくは無置換の複素環基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。ただし、Ar
1
及びAr
2
の両方が水素原子になることはない。)
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
該表面層に含まれる、該式(A)で示される化合物と該ケイ素原子含有粒子との質量比率が、3:1~20:1である請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項3】
該ケイ素原子含有粒子が、シリカ粒子である請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項4】
該ケイ素原子含有粒子の個数平均一次粒径が、5nm以上300nm以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の電子写真装置。
【請求項5】
前記トナーが、結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂が、非晶性樹脂Aと、結晶性ポリエステルCとを含有し、
該非晶性樹脂Aは、前記ポリエステル樹脂であって、ポリエステル骨格を形成する構造として、
(i)前記ポリエチレンテレフタレートセグメント、及び
(ii)下記式(1)~(4)で表されるユニットからなる群より選択される少なくとも一の構造、
を有し、
JPEG
2025107135000024.jpg
36
72
(式中、R
1
は、炭素数6~16のアルキル基又は炭素数6~16のアルケニル基を表し、
Aは、炭化水素基を表し、
*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
mは、2以上の整数を表す。)
JPEG
2025107135000025.jpg
26
67
(式中、R
2
は、炭素数6~16のアルキル基又は炭素数6~16のアルケニル基を表し、
Bは、炭化水素基を表し、
*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
nは、2以上の整数を表す。)
JPEG
2025107135000026.jpg
18
87
(式中、*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
xは、6~16の整数を表す。)
JPEG
2025107135000027.jpg
16
75
(式中、*は、ポリエステル骨格における結合部を表し、
yは、6~16の整数を表す。)
該非晶性樹脂AのSP値をSP
A
(cal/cm
3
)
0.5
、該結晶性ポリエステルCのSP値をSP
C
(cal/cm
3
)
0.5
としたとき、該SP
A
と該SP
C
とが下記式(C)を満たし、
1.00≦SP
A
―SP
C
≦1.35・・・(C)
該トナーがリン化合物由来のリン元素を含有し、
該トナーの質量を基準とした、該トナー中の該リン元素の含有量をW
P
(ppm)としたとき、該W
P
が下記式(D)を満たすことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電子写真装置。
5≦W
P
≦500・・・(D)
【請求項6】
前記W
P
が下記式(E)を満たす請求項5に記載の電子写真装置。
20≦W
P
≦500・・・(E)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年電子写真装置には高速化、小型化、省エネルギーといった様々な要求がされている。電子写真装置に用いる電子写真感光体には高速化に対応した高感度化が要求されており、例えば特許文献1には電荷輸送物質としてエナミン系化合物を用いることで高感度な電子写真感光体を提供する技術が記載されている。
また、省エネルギーな電子写真装置を実現するために、低温でトナーを定着する技術が提案されている。特許文献2には、ポリエチレンテレフタレートと、アルコール成分と、カルボン酸成分とを反応させて得られるポリエステルを樹脂成分の一つとして有するトナーに関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-115077号公報
特開2004-280085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の特許文献1と2を組み合わせて使用した場合、高温高湿環境下での繰り返し使用時において改善の余地があった。すなわち、電子写真感光体上の印字が繰り返された部分とそれ以外の部分で電子写真感光体の静電潜像形成時において明部電位差が生じ、画像濃度ムラ(パターンメモリー)が生じる場合があった。
本開示は、高温高湿環境下での繰り返し使用時における画像濃度ムラ(パターンメモリー)の発生が抑制された電子写真装置の提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された該電子写真感光体の表面に像露光光を照射して該電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、該静電潜像を該トナーにより現像して該電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
該トナー像を該電子写真感光体の表面から転写材に転写するための転写手段と、
該トナー像を該電子写真感光体の表面から転写材に転写した後に該電子写真感光体の表面に残留する残留トナーを除去するためのクリーニング手段と、
を有する電子写真装置であって、
該電子写真感光体が、下記式(A)で示される化合物、結着樹脂及びケイ素原子含有粒子を含有する表面層を有し、
該ケイ素原子含有粒子が、シリカ粒子又はシリコーン樹脂粒子であり、
該トナーが、ポリエチレンテレフタレートセグメントを有するポリエステル樹脂を含有するトナー粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真装置が提供される。
JPEG
2025107135000001.jpg
77
122
(式(A)中、a
1
~a
6
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、又は、置換若しくは無置換のアリール基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。b
1
~b
5
、c
1
~c
5
及びd
1
~d
5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、又は、置換若しくは無置換のアリールチオ基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。Ar
1
及びAr
2
は、それぞれ独立に、水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のアラルキル基、又は、置換若しくは無置換の複素環基を示す、あるいは、互いに結合して環構造を形成してもよい。ただし、Ar
1
及びAr
2
の両方が水素原子になることはない。)
【発明の効果】
【0006】
本開示の一態様によれば、高温高湿環境下での繰り返し使用時における画像濃度ムラ(パターンメモリー)の発生が抑制された電子写真装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電子写真感光体の構成の一例を示す概略図である。
電子写真感光体を有する電子写真装置の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明者らの検討の結果、電子写真感光体の表面層に上記式(A)で示される化合物、結着樹脂、及びケイ素原子含有粒子を含有し、トナーがポリエチレンテレフタレートセグメントを有するポリエステル樹脂を含有するトナー粒子を有することで高温高湿環境下での繰り返し使用時における画像濃度ムラ(パターンメモリー)の発生が抑制できることを見出した。
【0009】
本開示の電子写真装置が、高温高湿環境下での繰り返し使用時における画像濃度ムラの発生を抑制する効果に優れる理由について、本発明者らは以下のように推測している。
式(A)で示される化合物はエナミン系化合物の一種であり、高感度の電荷輸送物質として電子写真感光体に用いられることで知られるが、湿度変化により感度が変化しやすいという特徴を持ち合わせている。
【0010】
一方ポリエチレンテレフタレートセグメントを有するトナーは、トナーに一般的に用いられるポリエステル樹脂と比較すると、極性が高くなる傾向があることから、水との親和性が高くなりやすい。そのため、電子写真感光体の表面に、トナーが存在すると、電子写真感光体表面の水分量は使用環境における空気中の水分量よりも高くなる。電子写真装置が高温高湿環境下において使用された場合は、その影響は顕著になる。
(【0011】以降は省略されています)
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