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公開番号2025107036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000747
出願日2024-01-05
発明の名称光電変換装置及び光検出システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/773 20230101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】信号の出力精度を低下させずに読み出し速度を向上させることができる光電変換装置及び光検出システムを提供する。
【解決手段】光子の入射に応じた光子検出信号を出力する光電変換部、光子検出信号をカウントしたカウント値を所定のビット数で保持する計数部、及び、計数部から出力される情報を、計数部で保持された所定のビット数のうち、上位ビットの情報を含む第1情報又は上位ビットの情報と他のビットの情報とを含む第2情報に切り替える切替部、を各々が有する複数の画素と、第1情報に基づいて、複数の画素の中から第2情報を出力する対象とする画素である検出画素を抽出する検出部と、を備える光電変換装置が提供される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
光子の入射に応じた光子検出信号を出力する光電変換部、前記光子検出信号をカウントしたカウント値を所定のビット数で保持する計数部、及び、前記計数部から出力される情報を、前記計数部で保持された前記所定のビット数のうち、上位ビットの情報を含む第1情報又は前記上位ビットの情報と他のビットの情報とを含む第2情報に切り替える切替部、を各々が有する複数の画素と、
前記第1情報に基づいて、前記複数の画素の中から前記第2情報を出力する対象とする画素である検出画素を抽出する検出部と、を備える
ことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記第1情報がHighレベルである場合、前記画素を前記検出画素として抽出し、前記第1情報がLowレベルである場合、前記画素を前記検出画素として抽出しない
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記検出部の検出結果に基づいて各画素の前記切替部を制御する領域制御部をさらに備え、
前記領域制御部は、前記検出画素及び前記検出画素に隣接する隣接画素の前記計数部から前記第2情報を出力させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記領域制御部は、前記検出画素の前記切替部を制御し、前記検出画素の前記計数部から前記第2情報を出力させ、かつ、前記検出部により抽出されなかった画素である非検出画素のうち、前記検出画素から所定の距離以内に位置する前記非検出画素を前記隣接画素として特定し、前記隣接画素の前記切替部を制御し前記隣接画素の前記計数部からも前記第2情報を出力させる
ことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記領域制御部は、1つの前記検出画素の周囲を囲む前記非検出画素を前記隣接画素として特定する
ことを特徴とする請求項4に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記複数の画素は、互いに直交するX軸及びY軸から構成されるXY座標上に配置され、
1つの前記検出画素の周囲を囲む複数の前記隣接画素は、X軸方向に沿って少なくとも3つの隣接画素が並び、かつ、Y軸方向に沿って少なくとも3つの隣接画素が並んで構成され、矩形状の形状を有する
ことを特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記領域制御部は、前記検出画素が密集する部分を囲う領域に含まれる前記非検出画素を前記隣接画素として特定する
ことを特徴とする請求項4に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記領域制御部は、前記検出部により抽出された前記検出画素と、前記検出部により抽出されなかった画素である非検出画素とにおいて、それぞれの前記計数部から出力する前記第2情報のビット数を異ならせる
ことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記領域制御部は、前記検出画素の前記計数部から前記第2情報を出力する場合、前記第2情報から下位ビット情報を除いた残りのビット情報を出力させる
ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記領域制御部は、前記非検出画素の前記計数部から前記第2情報を出力する場合、前記第2情報から前記第1情報を除いた残りのビット情報を出力させる
ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置及び光検出システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、露光期間中にフォトダイオードに入射した光子の数を計数し、その計数値を信号値として出力するフォトンカウンティング方式のイメージセンサが提案されている。特許文献1には、APD(アバランシェフォトダイオード)を用いた撮像装置が開示されている。この撮像装置は、前フレームと現フレームとの差分が閾値を超えた画素の信号のみを読み出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-017065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置は、読み出し速度を向上できるものの、読み出しを行わない領域の信号は欠落するため、信号の出力精度が低下する課題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、信号の出力精度を低下させずに読み出し速度を向上させることができる光電変換装置及び光検出システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の一開示によれば、光子の入射に応じた光子検出信号を出力する光電変換部、前記光子検出信号をカウントしたカウント値を所定のビット数で保持する計数部、及び、前記計数部から出力される情報を、前記計数部で保持された前記所定のビット数のうち、上位ビットの情報を含む第1情報又は前記上位ビットの情報と他のビットの情報とを含む第2情報に切り替える切替部、を各々が有する複数の画素と、前記第1情報に基づいて、前記複数の画素の中から前記第2情報を出力する対象とする画素である検出画素を抽出する検出部と、を備える光電変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、信号の出力精度を低下させずに読み出し速度を向上させることができる光電変換装置及び光検出システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態による光電変換装置の構成例を示す斜視図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置のセンサ基板の概略構成を示す平面図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の回路基板の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の光電変換部の基本動作を説明する図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の主要部分の構成例を示す機能ブロック図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の領域制御部の動作例(その1)を示す図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の領域制御部の動作例(その2)を示す図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の領域制御部の動作例(その3)を示す図である。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の動作例(その1)を示すタイミングチャートである。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の動作例(その2)を示すタイミングチャートである。
本発明の第2実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。
本発明の第2実施形態による検出画素及び非検出画素の出力例を示す図である。
本発明の第3実施形態による光電変換装置の主要部分の構成例を示す機能ブロック図である。
本発明の第3実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。
本発明の第3実施形態による光電変換装置のエッジトリガ回路の動作例を示す図である。
本発明の第3実施形態による光電変換装置の動作例を示すタイミングチャートである。
本発明の第4実施形態による光検出システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の第5実施形態による距離画像センサの概略構成を示すブロック図である。
本発明の第6実施形態による内視鏡手術システムの構成例を示す概略図である。
本発明の第7実施形態による移動体の構成例を示す概略図である。
本発明の第7実施形態による光検出システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の第7実施形態による光検出システムの動作を示すフロー図である。
本発明の第8実施形態による光検出システムの概略構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明を限定するものではない。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、同一の構成については同一の番号を付して説明を省略することがある。
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による光電変換装置の概略構成及び基本動作について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による光電変換装置の構成例を示す斜視図である。図2は、本実施形態による光電変換装置のセンサ基板の概略構成を示す平面図である。図3は、本実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。図4は、本実施形態による光電変換装置の画素の構成例を示すブロック図である。図5は、本実施形態による光電変換装置の光電変換部の基本動作を説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)

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