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公開番号2025108064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001710
出願日2024-01-10
発明の名称エアバッグ
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 21/239 20060101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約【課題】固定部に加わる応力を安価な構成で分散できるエアバッグを提供する。
【解決手段】エアバッグ3は、内部にガスが導入されることにより膨張展開する袋状のエアバッグ本体部10と、エアバッグ本体部10に形成されたベントホール20と、エアバッグ本体部10の内部にてベントホール20の周辺に配置され、エアバッグ本体部10をガスに対して保護するための補強部材22と、補強部材22の端末部34に対して内方に位置し、補強部材22をエアバッグ本体部10に対して固定する固定部33と、補強部材22において端末部34から固定部33までの部分に形成され、ガスを通過させるガス抜き部36と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部にガスが導入されることにより膨張展開する袋状のエアバッグ本体部と、
このエアバッグ本体部に形成されたベントホールと、
前記エアバッグ本体部の内部にて前記ベントホールの周辺に配置され、前記エアバッグ本体部をガスに対して保護するための補強部材と、
この補強部材の端末部に対して内方に位置し、この補強部材を前記エアバッグ本体部に対して固定する固定部と、
前記補強部材において前記端末部から前記固定部までの部分に形成され、ガスを通過させるガス抜き部と、
を備えることを特徴とするエアバッグ。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
ガス抜き部は、スリットである
ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
【請求項3】
ガス抜き部は、補強部材において端末部と固定部との間の少なくとも一部に、前記端末部に沿う方向に設定されている
ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ。
【請求項4】
ガス抜き部は、補強部材において端末部に、この端末部に対して交差する方向に設定されている
ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアバッグ本体部のベントホールの周辺に配置された補強部材を備えるエアバッグに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両において、事故が発生した際などに膨張展開して乗員を保護するエアバッグは、ベントホールと呼ばれる開口部を有する袋状のエアバッグ本体部を備え、膨張した状態で乗員が当接した際にベントホールからガスの一部をエアバッグ本体部の外部に排出することにより、内圧を適切に保つように構成されている。その際、ガス熱やガス圧からエアバッグ本体部を守る補強部材である補強布(ベントパッチ)がベントホールに備え付けられるものが知られている。補強布は、通常、エアバッグ本体部に対してベントホールの周辺に沿う縫製などの固定部によって固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/8060号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エアバッグ展開時、補強布の端末部にガスが吹き付けられることで補強布の端末部に捲れが生じ、固定部に応力が加わることがある。この応力を分散できるようにするために、補強布の厚みを増加させたり、固定部をなす縫製の糸数を増加させたりすると、製造コスト増加及び重量増加を招く。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、固定部に加わる応力を安価な構成で分散できるエアバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るエアバッグは、内部にガスが導入されることにより膨張展開する袋状のエアバッグ本体部と、このエアバッグ本体部に形成されたベントホールと、前記エアバッグ本体部の内部にて前記ベントホールの周辺に配置され、前記エアバッグ本体部をガスに対して保護するための補強部材と、この補強部材の端末部に対して内方に位置し、この補強部材を前記エアバッグ本体部に対して固定する固定部と、前記補強部材において前記端末部から前記固定部までの部分に形成され、ガスを通過させるガス抜き部と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エアバッグ本体部と補強部材との間に入り込んだガスがガス抜き部を通過してベントホールへと流れていくことで、補強部材の端末部と固定部との間の捲れが抑制されるので、安価な構成で、固定部に加わるガスによる応力が分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施の形態のエアバッグを示し、(a)は一部をエアバッグ本体部の内方から示す平面図、(b)はエアバッグ本体部の膨張展開時のベントホール周辺の状態を模式的に示す断面図である。
(a)はエアバッグ本体部の展開図、(b)はエアバッグ装置の側面図である。
エアバッグ本体部の展開状態を示す正面図である。
本発明の第2の実施の形態のエアバッグの一部をエアバッグ本体部の内方から示す平面図であり、(a)はその一例を示し、(b)は他の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図2(b)において、1はエアバッグ装置を示す。本実施の形態において、エアバッグ装置1は、被取付部である自動車の車室の座席(シート)に取り付けられて、座席に着座した被保護物である乗員と対向物である車体のドア及び窓部との間に膨張展開して乗員を保護するいわゆるサイドエアバッグ(SAB)装置を構成している。なお、前後、両側、上下などの方向は、自動車の直進方向を基準とし、図中においては、前方向を矢印FR、後方向を矢印RR、上方向を矢印U、下方向を矢印D、車室内側(乗員側)を矢印C、車室外側(車体側)を矢印Wにより示す。
(【0011】以降は省略されています)

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