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公開番号2025108261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002074
出願日2024-01-10
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
出願人JFE建材株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類G06F 30/13 20200101AFI20250715BHJP(計算;計数)
要約【課題】デッキプレートを使用した床・屋根構造スラブの設計において、簡易な操作によってデッキプレートの割り付けを支援する技術を提供すること。
【解決手段】
情報処理システム1は、表示装置20と接続されたサーバ10を備え、サーバ10は、デッキプレート情報110Aと、区画指定情報110Bと、割付領域情報110Cを記憶する記憶部11と、区画指定情報受付部13と、割付領域受付部14と、割付領域46に割り付けるデッキプレートの枚数と寸法を算出し、割付結果120を記憶部11に記憶させる演算部16と、割付領域46と、割付結果120に基づいて、区画内の割付領域46内に割付可能なデッキプレート50を画面に描画する表示制御部17と、を有し、割付領域情報110Cは、一つの閉領域46を形成する複数の梁42を指定することで得られる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
デッキプレートの基準寸法を含むデッキプレート情報を記憶する記憶部と、
前記デッキプレートを割り付ける建築物の区画を指定する区画指定情報を受け付けて、前記記憶部に記憶させる区画指定情報受付部と、
前記デッキプレートを割り付ける領域である割付領域を指定する割付領域情報を受け付けて、前記記憶部に記憶させる割付領域受付部と、
前記デッキプレート情報と前記割付領域情報とに基づいて、前記割付領域に割り付ける前記デッキプレートの枚数と、前記デッキプレートの寸法とを算出し、前記デッキプレートの割付結果として前記記憶部に記憶させる演算部と、
前記記憶部に記憶された前記区画指定情報によって指定された前記区画と、前記記憶部に記憶された前記割付領域情報によって指定された前記割付領域とを表示装置の画面に描画するとともに、前記デッキプレートの割付結果に基づいて、前記区画内の前記割付領域内に割付可能なデッキプレートを前記画面に描画する表示制御部と、を有し、
前記割付領域情報は、一つの閉領域を形成する複数の梁を指定することで得られる、
情報処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記閉領域は、多角形であって、
前記割付領域情報は、前記多角形の各辺に対応する梁を指定することによって得られる
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記割付可能なデッキプレートは、標準のデッキプレートと役物とを含み、
前記デッキプレート情報は、前記標準のデッキプレートの基準寸法と前記役物の基準寸法とを含み、
前記演算部は、前記デッキプレート情報に基づいて、前記標準のデッキプレートと前記役物とを組み合わせた面積が前記割付領域に応じた、前記標準のデッキプレートの枚数および寸法と前記役物の枚数および寸法とを算出する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記区画が規定される二次元空間における所定の方向を第1方向とし、前記所定の方向に垂直な方向を第2方向とし、
前記デッキプレートの寸法は、前記デッキプレートの幅と前記デッキプレートの長さとを含み、
前記演算部は、前記第1方向における前記割付領域の長さを一枚の前記標準のデッキプレートの幅で除した商を前記標準のデッキプレートの枚数とし、剰余に相当する領域に割り付けるべき前記標準のデッキプレートおよび前記役物の少なくとも一方の枚数と寸法を算出する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記区画が規定される二次元空間における所定の方向を第1方向とし、前記所定の方向に垂直な方向を第2方向とし、
前記デッキプレートの寸法は、前記デッキプレートの幅と前記デッキプレートの長さとを含み、
前記演算部は、前記割付領域に割り付けた一枚の前記デッキプレートの長さが前記第2方向における前記割付領域の長さより長い場合に、前記割付領域に割り付けた一枚の前記デッキプレートの前記割付領域から前記第2方向にはみ出た分の長さを除いた長さを、当該デッキプレートの長さとする
情報処理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記表示制御部は、前記割付領域受付部において、前記割付領域情報を受け付けた場合に、割付対象のデッキプレートに関する情報として、デッキプレート配列方向の選択肢を含むダイアログを前記画面に表示させ、
前記演算部は、前記ダイアログにて選択された配列方向に沿って前記デッキプレートを前記割付領域に割り付けた場合の前記デッキプレートの枚数と、前記デッキプレートの寸法とを算出し、前記デッキプレートの割付結果として前記記憶部に記憶させる、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記ダイアログは、前記デッキプレートの長さ方向の端部におけるエンドクローズの有無の選択肢と、エンドクローズの寸法の入力フォームとを更に含み、
前記表示制御部は、前記ダイアログにてエンドクローズの有りが指定された場合に、入力されたエンドクローズの寸法に基づいて、エンドクローズの加工がされた前記デッキプレートを前記画面に描画する、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記ダイアログは、切断に関する情報の表示の有無の選択肢と、前記切断代の寸法の入力フォームとを更に含み、
前記表示制御部は、前記ダイアログにて前記切断に関する情報の表示の有りが指定された場合に、入力された切断代の寸法に基づいて、前記切断の記号および前記切断代の寸法を前記画面に描画する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記画面における前記デッキプレートに対する操作を受け付ける操作受付部を更に有し、
前記表示制御部は、前記割付可能なデッキプレートを前記画面に表示させ、
前記画面に表示された前記デッキプレートの一辺が選択され、当該一辺を前記割付領域の一辺にドラッグアンドドロップする操作を前記操作受付部が受け付けた場合に、前記演算部が前記画面に表示された前記デッキプレートの一辺と前記割付領域の一辺とが一致するように、前記画面に表示された前記デッキプレートの寸法を算出し、当該操作情報を前記記憶部に記憶させるとともに、前記表示制御部が、前記画面に表示された前記デッキプレートの一辺と前記割付領域の一辺とが一致するように、算出された前記画面に表示された前記デッキプレートの寸法に基づいて、前記画面に表示された前記デッキプレートの形状を変更する、
情報処理装置。
【請求項10】
デッキプレートを割り付ける建築物の区画を指定する区画指定情報を受け付ける区画指定情報受付ステップと、
前記デッキプレートを割り付ける領域である割付領域を指定する割付領域情報を受け付ける割付領域受付ステップと、
前記デッキプレートの基準寸法を含むデッキプレート情報と前記割付領域情報とに基づいて、前記割付領域に割り付ける前記デッキプレートの枚数と、前記デッキプレートの寸法とを算出し、前記デッキプレートの割付結果として出力する演算ステップと、
前記区画指定情報によって指定された前記区画と、前記割付領域情報によって指定された前記割付領域とを表示装置の画面に描画するとともに、前記デッキプレートの割付結果に基づいて、前記区画内の前記割付領域内に割付可能なデッキプレートを前記画面に描画する表示制御ステップと、を有し、
前記割付領域情報は、一つの閉領域を形成する複数の梁を指定することで得られる、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関し、例えば、建築資材分野におけるデッキプレートの割付を支援するための、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物の床、屋根等にはデッキプレート上にコンクリートを打設した合成スラブ構造や鉄筋コンクリートスラブなど、デッキプレートを使用した床・屋根構造が採用されている。デッキプレートを使用した構造に関し、建築物の設計のためにデッキプレートを使用した床・屋根構造に使用されているデッキプレートの割り付けを支援する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、これまでに知られているデッキプレートの割付を支援する技術は、割付領域を指定する方法が複雑であり、簡易な割付領域を指定する方法が望まれていた。また、従来の技術は、矩形状の割付領域を対象としており、それ以外の割付領域を対象としていなかった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、デッキプレートを使用した床・屋根構造の設計において、簡易な操作によってデッキプレートの割り付けを支援する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の代表的な実施の形態に係る情報処理装置は、デッキプレートの基準寸法を含むデッキプレート情報を記憶する記憶部と、前記デッキプレートを割り付ける建築物の区画を指定する区画指定情報を受け付けて、前記記憶部に記憶させる区画指定情報受付部と、前記デッキプレートを割り付ける領域である割付領域を指定する割付領域割付領域情報を受け付けて、前記記憶部に記憶させる割付領域受付部と、前記デッキプレート情報と前記割付領域情報とに基づいて、前記割付領域に割り付ける前記デッキプレートの枚数と、前記デッキプレートの寸法とを算出し、前記デッキプレートの割付結果として前記記憶部に記憶させる演算部と、前記記憶部に記憶された前記区画指定情報によって指定された前記区画と、前記記憶部に記憶された前記割付領域情報によって指定された前記割付領域とを表示装置の画面に描画するとともに、前記デッキプレートの割付結果に基づいて、前記区画内の前記割付領域内に割付可能なデッキプレートを前記画面に描画する表示制御部と、を有し、前記割付領域情報は、一つの閉領域を形成する複数の梁を指定することで得られることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、デッキプレートを使用した床・屋根構造の設計において、簡易な操作によってデッキプレートの割り付けを支援することが可能となる。また、デッキプレートの割り付けにより、デッキプレート、コンクリート、鉄筋、スペーサー、コンクリート止め、支保工などの情報が生成され、その積算、発注、製造、受け入れ、施工、維持管理、トレーサビリティを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係るデッキプレート割付支援システムの構成例および情報処理装置の機能ブロック構成を示す図である。
情報処理装置の記憶部が有する情報の一例を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
デッキプレート割付支援システムの第1の実施形態においてデッキプレートを割り付ける領域を指定する方法の一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムの第1の実施形態において割付領域情報に基づいて指定された割付領域にデッキプレートを割り付けた結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいてデッキプレートに加え、割付領域に役物を割り付ける方法の一例を示す平面図である。
デッキプレート割付支援システムにおいてデッキプレートに加え、割付領域に役物を割り付ける方法の一例を示すA―A断面図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて割付領域が矩形である場合の割付結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて割付領域が矩形以外の四角形である場合の割付結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて割付領域が五角形である場合の割付結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおけるダイアログ表示方法の一例を示す図である。
第2の実施形態のデッキプレート割付支援システムの構成例および情報処理装置の機能ブロック構成を示す図である。
第2の実施形態の情報処理装置の記憶部が有する情報の一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムの第2の実施形態において標準のデッキプレートの一辺と、区画内の梁によって囲まれた領域の一辺をドラッグアンドドロップ操作によって重ね合わせる方法の一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムの第2の実施形態に関する割付方法に基づいて指定された割付領域にデッキプレートを割り付けた結果の一例を示す図である。
第3の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
第3の実施形態の情報処理装置の機能ブロック構成を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、割付領域に開口部を設けた場合の一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、割付領域に柱切り欠き部に対応するオフセット値を入力するための入力フォームを含むダイアログの一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、柱切り欠き部を設ける対象となる割付領域の全体を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、割付領域から角柱と重なる領域を減じた割付領域を指定する、柱切り欠き部を操作するために用いられる中心スナップ点の一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、変形例により指定された柱切り欠き部に基づいて算出された新たな割付領域にデッキプレートを割り付けた結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおける簡易表示方式と詳細表示方式のうち、「簡易表示」と「詳細表示」のいずれかを選択するためのダイアログの一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおける簡易表示方式と詳細表示方式において、「簡易表示」と「詳細表示」のそれぞれが選択された場合における、2次元方式でデッキプレートを割り付けた場合の結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおける簡易表示方式と詳細表示方式において、「簡易表示」と「詳細表示」のそれぞれが選択された場合における、3次元方式でデッキプレートを割り付けた場合の結果を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、特定情報として、納期、工区、梱包番号に関する情報を入力するための入力フォームを含むダイアログの一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、デッキプレートの割付結果を2次元で表示した際の特定情報を表示した一例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、デッキプレートの割付結果を3次元で表示した際の特定情報の表示例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、デッキプレートの割付結果を2次元で表示した際の、図16Bとは異なる特定情報の表示例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、デッキプレートの割付結果を3次元で表示した際の、図16Cとは異なる特定情報の表示例を示す図である。
デッキプレート割付支援システムにおいて、切断面の記号および切断面の寸法の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、各実施の形態における構成要素に対応する図面上の参照符号を、括弧を付して記載している。
【0010】
〔1〕本発明の一態様に係る情報処理装置(10)は、デッキプレートの基準寸法を含むデッキプレート情報(110A)を記憶する記憶部(11)と、前記デッキプレートを割り付ける建築物の区画を指定する区画指定情報(110B)を受け付けて、前記記憶部(11)に記憶させる区画指定情報受付部(13)と、前記デッキプレートを割り付ける領域である割付領域(46、60、73、83)を指定する割付領域情報(110C)を受け付けて、前記記憶部(11)に記憶させる割付領域受付部(14)と、前記デッキプレート情報(110A)と前記割付領域情報(110C)とに基づいて、前記割付領域(46、60、73、83)に割り付ける前記デッキプレートの枚数と、前記デッキプレートの寸法とを算出し、前記デッキプレートの割付結果(120)として前記記憶部(11)に記憶させる演算部(16)と、前記記憶部(11)に記憶された前記区画指定情報(110B)によって指定された前記区画と、前記記憶部(11)に記憶された前記割付領域情報(110C)によって指定された前記割付領域(46、60、73、83)とを表示装置(20)の画面に描画するとともに、前記デッキプレートの割付結果(120)に基づいて、前記区画内の前記割付領域(46、60、73、83)内に割付可能なデッキプレート(50)を前記画面に描画する表示制御部(17)と、を有し、前記割付領域情報(110C)は、一つの閉領域(46、60、73、83)を形成する複数の梁(42、64、65、66)を指定することで得られることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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