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公開番号
2025108294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002136
出願日
2024-01-10
発明の名称
コンクリート構造物
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04C
5/10 20060101AFI20250715BHJP(建築物)
要約
【課題】PC鋼材のフレッチング疲労を抑制することができるコンクリート構造物を提供する。
【解決手段】コンクリート部材と、前記コンクリート部材の内部に埋め込まれたダクトと、前記ダクト内に緊張された状態で配置された複数のPC鋼材と、前記ダクトと前記複数のPC鋼材との隙間に充填されたグラウトと、を備え、前記複数のPC鋼材の各々は、PC鋼より線と、前記PC鋼より線の外周面を覆う樹脂層と、前記樹脂層の外側を覆うシースと、を備える、コンクリート構造物。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート部材と、
前記コンクリート部材の内部に埋め込まれたダクトと、
前記ダクト内に緊張された状態で配置された複数のPC鋼材と、
前記ダクトと前記複数のPC鋼材との隙間に充填されたグラウトと、を備え、
前記複数のPC鋼材の各々は、
PC鋼より線と、
前記PC鋼より線の外周面を覆う樹脂層と、
前記樹脂層の外側を覆うシースと、を備える、
コンクリート構造物。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記複数のPC鋼材は互いに並列に配置されている、請求項1に記載のコンクリート構造物。
【請求項3】
前記複数のPC鋼材の数は2以上37以下である、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物。
【請求項4】
前記PC鋼より線の外径は12mm以上32mm以下である、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物。
【請求項5】
前記樹脂層は、エポキシ樹脂からなる、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物。
【請求項6】
前記シースは、ポリエチレン樹脂からなる、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物。
【請求項7】
前記ダクトは、ポリエチレン樹脂からなる、請求項1または請求項2に記載のコンクリート構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンクリート構造物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
橋梁などのコンクリート構造物において、コンクリート部材の内部にPC鋼材が配置されたプレストレストコンクリート(PC;Prestressed Concrete)部材が用いられている。PC鋼材は、PC鋼材の端部に取り付けられた定着具によって、緊張された状態でコンクリート部材に定着される。定着具によりPC鋼材の緊張力が保持され、コンクリート部材に圧縮応力が与えられる。
【0003】
特許文献1は、プレストレストコンクリート用緊張材を開示する。この緊張材は、複数本のPC鋼より線で構成される集合体ケーブルがシースで被覆されている。集合体ケーブルとシースとの間には、集合体ケーブルの緊張後に硬化する樹脂配合物が予め充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-165435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の緊張材は、樹脂配合物が集合体ケーブルの緊張後に硬化することで、コンクリート部材と一体化される。樹脂配合物は、集合体ケーブルの緊張後、時間の経過と共に硬化する経時硬化性を有するものである。
【0006】
上記の集合体ケーブルは、集合体ケーブル全体がシースで被覆されており、個々のPC鋼より線の外周面は被覆されていない。つまり、各PC鋼より線は、裸PC鋼より線である。
【0007】
集合体ケーブルを緊張したとき、複数のPC鋼より線は集合体ケーブルの中心に向かって締め付けられる。そのため、集合体ケーブルの中心に配置されたPC鋼より線に対して、中心のPC鋼より線の外側に配置されたPC鋼より線が接触することで、側方圧力が作用する。各PC鋼より線は裸PC鋼より線であるため、PC鋼より線同士が直接接触する。側方圧力が作用する箇所では、PC鋼より線同士が擦れ合うことによって、PC鋼より線にフレッチングが発生する。したがって、フレッチング疲労によりPC鋼より線が破断するおそれがある。
【0008】
特に、曲げた状態に配置された集合体ケーブルは、上記側方圧力に加えて曲げによる応力が付加される。そのため、PC鋼より線にフレッチング疲労がより発生しやすく、PC鋼より線の破断をより招きやすい。
【0009】
また、上記の樹脂配合物がPC鋼より線とPC鋼より線との間に充填されていたとしても、この樹脂配合物によって、PC鋼より線のフレッチングを防止することはできない。この樹脂配合物は、集合体ケーブルの緊張時は未硬化の状態であり、上記の側方圧力により流動される。そのため、樹脂配合物は、PC鋼より線同士の接触を防止することができず、PC鋼より線間の緩衝材として機能しない。
【0010】
本開示は、PC鋼材のフレッチング疲労を抑制することができるコンクリート構造物を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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