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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025108913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002444
出願日2024-01-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/20 20060101AFI20250716BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成不良の発生を低減すること。
【解決手段】画像形成装置は、定着後搬送部に装置本体の外部から空気を給気する第1給気部と、画像形成部から装置本体の外部に空気を排気する第1排気部と、制御部と、を備える。制御部は、第1給気部の給気量を第1給気量に制御した場合に(S308のYES)、第1排気部の排気量を第1排気量に制御し(S309)、第1給気部の給気量を第1給気量よりも多い第2給気量に制御した場合に(S308のNO)、第1排気部の排気量を第1排気量よりも少ない第2排気量に制御する(S310)。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成されたシートを加熱し、画像をシートに定着する定着部と、
前記定着部を通過したシートを搬送する定着後搬送部と、
前記定着後搬送部に装置本体の外部から空気を給気する第1給気部と、
前記画像形成部から前記装置本体の外部に空気を排気する第1排気部と、
前記第1給気部と前記第1排気部とを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1給気部の給気量を第1給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を第1排気量に制御し、
前記第1給気部の給気量を前記第1給気量よりも多い第2給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を前記第1排気量よりも少ない第2排気量に制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1給気部の給気量を第1給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を第1排気量に制御する第1モードと、
前記第1給気部の給気量を前記第2給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を前記第2排気量に制御する第2モードと、を含む複数のモードから選択的に1つを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数のモードは、前記第1給気部の給気量を前記第1給気量よりも少ない第3給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を前記第1排気量よりも多い第3排気量に制御する第3モードを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成部に装置本体の外部から空気を給気する第2給気部を備え、
前記制御部は、
前記第1モードにおいて、前記第2給気部の給気量を第4給気量に制御し、
前記第2モードにおいて、前記第2給気部の給気量を前記第4給気量よりも多い第5給気量に制御する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成部に装置本体の外部から空気を給気する第2給気部を備え、
前記制御部は、
前記第1モード及び前記第3モードにおいて、前記第2給気部の給気量を第4給気量に制御し、
前記第2モードにおいて、前記第2給気部の給気量を前記第4給気量よりも大きい第5給気量に制御する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記装置本体の内部温度を検知する内部温度検知部を備え、
前記制御部は、前記内部温度検知部の検知結果に基づき、前記複数のモードから1つを選択して実行する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記内部温度検知部により検知された前記内部温度が第1設定温度よりも低い場合に、前記第1モード及び前記第2モードを実行可能である、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記複数のモードは、前記第2給気部の給気量を最大にし、かつ前記第1排気部の排気量を最大にする第4モードを含み、
前記制御部は、前記内部温度検知部により検知された前記内部温度が前記第1設定温度よりも高い場合に、前記第4モードを実行可能である、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記装置本体の外部温度を検知する外部温度検知部を備え、
前記制御部は、前記外部温度検知部の検知結果に基づき前記第1給気部の給気量を制御し、制御した前記第1給気部の給気量に基づき、前記複数のモードから1つを選択して実行する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記外部温度検知部により検知された前記外部温度が第2設定温度よりも高い場合に、前記第1給気部の給気量を前記第1給気量又は前記第2給気量に設定する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置においては、多種のシートに対応することが要望されており、例えば坪量が多くて水分を多く含有するシートにも対応することが望まれている。このような水分を多く含有するシートは、シートに形成された画像を加熱して定着させる際に、多くの水蒸気を放出する。そして、この水蒸気がシートを搬送路として案内するガイドの表面に結露すると、シートの貼り付きによるジャムの発生や画像形成不良(転写不良)の発生等を招く虞がある。そのため、定着部を通過したシートを搬送する定着後の搬送部に外部の空気を送風(吸気)する送風ファンと、その定着後の搬送部から空気を外部に排気する吸引ファンとを設けたものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-174682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年、さらなる画像形成装置の小型化や生産性の向上が求められており、特許文献1のような構成では画像形成不良の発生の低減が難しいという問題がある。即ち、画像形成装置の小型化により、定着後の搬送路と画像を形成する画像形成部とが近くなる。すると、水蒸気が例えば転写ベルト、クリーニング装置、二次転写ローラ等の画像形成部を構成する部品に流れ易くなり、画像形成不良の発生を招き易くなるという問題がある。また、生産性の向上のためにシートの冷却能力を向上すると、送風ファン等による吸気量を多くすると吸引ファン等による排気量が追い付かず、水蒸気が定着後の搬送路から画像形成部に流れ易くなり、やはり画像形成不良の発生を招き易くなるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、画像形成不良の発生を低減することが可能な画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを加熱し、画像をシートに定着する定着部と、前記定着部を通過したシートを搬送する定着後搬送部と、前記定着後搬送部に装置本体の外部から空気を給気する第1給気部と、前記画像形成部から前記装置本体の外部に空気を排気する第1排気部と、前記第1給気部と前記第1排気部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1給気部の給気量を第1給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を第1排気量に制御し、前記第1給気部の給気量を前記第1給気量よりも多い第2給気量に制御した場合に、前記第1排気部の排気量を前記第1排気量よりも少ない第2排気量に制御する、ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、画像形成不良の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る画像形成装置を示す模式断面図である。
本実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置における各ファンの配置を示す斜視図である。
排出部給気ファンF1,F2による給気と排出部排気ファンF3による排気を示す斜視図である。
トナー部給気ファンF4による給気を示す斜視図である。
現像部給気ファンF5による給気を示す斜視図である。
画像形成部排気ファンF6による排気を示す斜視図である。
(a)は定着前のシートにおける水分の状態を示す模式図。(b)は定着中のシートにおける水分の状態を示す模式図。(c)は定着直後のシートにおける水分の状態を示す模式図。(d)は定着後のシートから水分が放出される状態を示す模式図。
本実施形態に係る画像形成装置における定着装置から反転排出ローラ対までの部分を示す概略断面図。
本実施形態における排出部ファン制御を示すフローチャートである。
本実施形態における画像形成部ファン制御を示すフローチャートである。
本実施形態における第1及び第2画像部結露対策モードの実行時の空気の流れを示す模式断面図である。
比較例の画像形成部ファン制御を示すフローチャートである。
比較例の排出部給気ファンF1,F2の吸気量を大きくした場合の空気の流れを示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含む。本実施形態では、画像形成装置1の一例として、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成するフルカラーレーザ複写機を説明する。記録媒体として用いられるシートには、普通紙及び厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布が含まれる。
【0010】
[画像形成装置の構成]
図1は本実施の形態に係る画像形成装置1の全体を示す模式断面図である。また、図2は本実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。フルカラーレーザ複写機である画像形成装置1は、装置本体1Aの内部に、シート給送部2、定着部である定着装置3、トナー貯蔵部T(TY,TM,TC,TK)、定着後搬送部である反転排出部4、画像形成エンジン8を含んで構成される。このうちの、シートに画像を形成(転写)する画像形成エンジン8、画像形成エンジン8に供給するトナーを貯蔵するトナー貯蔵部T、シートに形成した画像を定着する定着装置3により、画像形成部9が構成されている。また、画像形成装置1は、装置本体1Aの上面にシート積載部5を含み、さらに装置本体1Aの上部に配置された、制御部6及び原稿読取装置7を含んで構成される。なお、反転排出部4は、定着装置3を通過したシートをシート積載部5まで搬送し、或いは詳しくは後述する再搬送部により反転して画像形成部9に再搬送する。
(【0011】以降は省略されています)

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