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公開番号
2025108942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002503
出願日
2024-01-11
発明の名称
板状コンクリート部材およびその製造方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
,
ヨシコン株式会社
,
丸高コンクリート工業株式会社
代理人
個人
主分類
E04F
13/14 20060101AFI20250716BHJP(建築物)
要約
【課題】見栄えが悪くなるのを防止できるとともに、反りを抑制できる板状コンクリート部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】板状コンクリート部材1は、骨材と硬化材と水とを含有する流動性材が時間経過で硬化した本体板部11と、この本体板部11の一方の面側に位置しており、本体板部11における水分の放出を抑制する表面板部12と、本体板部12の他方の面側に位置しており、本体板部12における水分の放出を抑制する裏面層部13と、を備える。裏面層部13は、例えば、防湿気密シートからなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材と硬化材と水とを含有する流動性材が時間経過で硬化した本体板部と、この本体板部の一方の面側に位置し、上記一方の面側からの水分の放出を抑制する表面板部と、上記一方の面側に背向する上記本体板部の他方の面側に位置し、上記他方の面側からの水分の放出を抑制する裏面層部と、を備えることを特徴とする板状コンクリート部材。
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【請求項2】
請求項1に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、上記本体板部内に差し込まれたアンカーが付いたシートからなることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項3】
請求項1に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、上記本体板部に付着する凹凸が付いたシートからなることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項4】
請求項1に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、シートからなり、当該シートの一部切込み部が折り曲げられて上記本体板部内に埋め込まれていることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項5】
請求項1に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、上記本体板部に打ち込まれた締結部材によって固定されたシートからなることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項6】
請求項1に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、上記本体板部に接着剤によって固定されたシートからなることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の板状コンクリート部材において、上記裏面層部は、伸縮可能であることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項8】
請求項2~請求項4のいずれか1項に記載の板状コンクリート部材を製造する製造方法であって、型枠内の底面に上記表面板部となる化粧部材を敷いて、当該型枠内に上記流動性材を打設し、上記流動性材が硬化する前の上記本体板部の他方の面側に、上記裏面層部となる上記シートを貼り付けることを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
【請求項9】
請求項5に記載の板状コンクリート部材を製造する製造方法であって、型枠内の底面に上記表面板部となる化粧部材を敷いて、当該型枠内に上記流動性材を打設し、上記流動性材が所定程度硬化した後、脱型前または脱型後に、上記本体板部の他方の面側に、当該面に打ち込まれる上記締結部材によって、上記裏面層部となるシートを固定することを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
【請求項10】
請求項6に記載の板状コンクリート部材を製造する製造方法であって、型枠内の底面に上記表面板部となる化粧部材を敷いて、当該型枠内に上記流動性材を打設し、上記流動性材が所定程度硬化した後、脱型前または脱型後に、上記本体板部の他方の面側に、上記裏面層部となるシートを接着剤により接着することを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、外壁面材等として利用される板状コンクリート部材およびその製造方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多数の軽量骨材とその軽量骨材を内在させるモルタルとからなるコンクリート壁体本体と、その表面に接着されたタイルとを備え、コンクリート壁体本体は、その裏面側に軽量骨材が偏在され、その表面側にモルタルが偏在された構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-234715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のコンクリート壁体本体において、表面にタイル等の表面板部を備える構造では、この表面側と裏面側とでコンクリート内の水分の蒸発の程度に差異が生じ、コンクリート体に反りが生じる問題があった。
【0005】
この発明は、板状コンクリート部材の反りを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の板状コンクリート部材は、上記の課題を解決するために、骨材と硬化材と水とを含有する流動性材が時間経過で硬化した本体板部と、この本体板部の一方の面側に位置し、上記一方の面側からの水分の放出を抑制する表面板部と、上記一方の面側に背向する上記本体板部の他方の面側に位置し、上記他方の面側からの水分の放出を抑制する裏面層部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記構成であれば、上記本体板部の他方の面側に上記裏面層部が設けられたことで、上記表面板部が位置する上記本体板部の一方の面の水分の放出量と、上記裏面層部が位置する上記本体板部の他方の面との水分の放出量の差異を小さくし、板状コンクリート部材の反りを軽減することができる。また、上記裏面層部が位置すると、上記骨材が上記コンクリート表面から浮き出るのを抑制して見栄えの悪さを防止することができる。
【0008】
上記裏面層部は、上記本体板部内に差し込まれるアンカーが付いたシートからなっていてもよい。これによれば、上記シートが上記本体板部から剥がれるのを上記アンカーによって抑制できる。
【0009】
上記裏面層部は、上記本体板部に付着する凹凸が付いたシートからなっていてもよい。これによれば、上記シートが上記本体板部から剥がれるのを上記凹凸の付着によって抑制できる。
【0010】
上記裏面層部は、シートからなり、当該シートの一部切込み部が折り曲げられて上記本体板部内に埋め込まれてもよい。これによれば、上記シートが上記本体板部から剥がれるのを、上記本体板部に埋め込まれたシートの上記一部切込み部によって抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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