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公開番号2025109133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002866
出願日2024-01-11
発明の名称プログラム、および、データ処理装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類B65H 43/04 20060101AFI20250716BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 物体の搬送を再開するための新たな技術を開示する。
【解決手段】
読取装置を使用して取得される読取画像を使用して、物体の不具合を検出する処理である検出処理を実行する。物体が搬送方向の上流側へ戻された後で物体の搬送方向への搬送が再開される特定の場合に、物体のうちの既に検出処理が実行された部分に対して新たな検出処理を実行しなくてよい。或いは、検出処理を実行し、さらに、検出処理によって不具合が検出される別の特定の場合に、物体の搬送を停止する停止処理を実行する。物体が搬送方向の上流側へ戻された後で物体の搬送方向への搬送が再開され、物体の不具合を有する部分が読取装置による読取位置を再度通過する場合においては、停止処理を実行しなくてよい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムであって、
物体の搬送方向への搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出機能であって、前記物体が前記搬送方向の上流側へ戻された後で前記物体の前記搬送方向への前記搬送が再開される第1の特定の場合に、前記物体のうちの既に前記検出処理が実行された部分に対して新たな検出処理を実行しない、前記検出機能、
をコンピュータに実現させる、プログラム。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、さらに、
前記物体のうちの前記検出処理を実行済みの部分の、前記物体上の前記搬送方向の位置に対応付けられる処理済位置を表すデータを記憶装置に格納する機能を、コンピュータに実現させ、
前記検出機能は、前記第1の特定の場合に、前記搬送方向の最も上流側の処理済位置よりも前記搬送方向の上流側の前記物体の部分を表す読取画像から、前記検出処理を再開する、
プログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記検出処理は、第2の特定の場合に実行される欠陥検出処理であって、前記物体のうちの欠陥を表す部分である欠陥部分を前記不具合として検出する前記欠陥検出処理を含み、
前記プログラムは、さらに、
前記欠陥検出処理によって検出される2つの欠陥部分が所定の連続関係にあることを示す連続条件を満たす場合に、前記2つの欠陥部分を1つの欠陥部分として併合する併合処理を実行する機能をコンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記欠陥検出処理は、線状の欠陥を表す線状欠陥部分を前記欠陥部分として検出する処理を含み、
前記併合処理は、2つの線状欠陥部分を1つの欠陥部分として併合する処理を含み、
前記連続条件は、
前記2つの線状欠陥部分によって表される2つの線状の欠陥のそれぞれの延びる方向がなす角度が角度閾値以下であることと、
前記2つの線状欠陥部分の間の距離が距離閾値以下であることと、
を含む、
プログラム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
第1モードと、第2モードと、を含む複数のモードから、ユーザの指示に従ってモードを選択する機能を、コンピュータに実現させ、
前記検出機能は、
前記モードが前記第1モードである場合に、前記検出処理を実行せず、
前記モードが前記第2モードである場合に、前記検出処理を実行し、
前記モードが前記第1モードから前記第2モードに変更される第3の特定の場合に、前記物体のうちの前記第1モードによる処理済の部分であって前記検出処理による未検査の部分を表す読取画像を使用する前記検出処理を実行する、
プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記物体の搬送の経路上には、前記読取装置による読み取りの位置である第1位置が設定されており、
前記プログラムは、さらに、
前記モードが前記第1モードから前記第2モードに変更され、かつ、前記未検査の部分が前記第1位置よりも前記搬送方向の下流側に位置している第4の特定の場合に、警告を出力する機能を、コンピュータに実現させる、
プログラム。
【請求項7】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記物体の搬送の経路上には、前記読取装置による読み取りの位置である第1位置が設定されており、
前記プログラムは、さらに、
前記モードが前記第1モードから前記第2モードに変更され、かつ、前記未検査の部分が前記第1位置よりも前記搬送方向の下流側に位置している第5の特定の場合に、前記物体を前記搬送方向の上流側に搬送することによって、前記未検査の部分を前記第1位置または前記第1位置よりも前記搬送方向の上流側の位置に移動させる機能を、コンピュータに実現させる、
プログラム。
【請求項8】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
前記検出処理の結果を要しない第1モードと、前記検出処理の結果を要する第2モードと、を含む複数のモードから、ユーザの指示に従ってモードを選択する機能を、コンピュータに実現させ、
前記検出機能は、
前記モードが前記第1モードである場合と前記モードが前記第2モードである場合とのそれぞれにおいて、前記検出処理と、前記検出処理の結果を表すデータを記憶装置に格納する処理と、を実行し、
前記モードが前記第1モードから前記第2モードに変更される第6の特定の場合に、前記物体のうちの前記第1モードにより処理済の部分の前記検出処理の結果として、前記第1モードで実行済の前記検出処理の結果を使用する、
プログラム。
【請求項9】
データ処理装置であって、
物体の搬送方向への搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出部であって、前記物体が前記搬送方向の上流側へ戻された後で前記物体の前記搬送方向への前記搬送が再開される第1の特定の場合に、前記物体のうちの既に前記検出処理が実行された部分に対して新たな検出処理を実行しない、前記検出部、
を備える、データ処理装置。
【請求項10】
プログラムであって、
物体の搬送方向への搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出機能と、
前記検出処理によって不具合が検出される特定の場合に、前記物体の前記搬送を停止する停止処理を実行する停止機能と、をコンピュータに実現させ、
前記停止機能は、
前記物体が前記搬送方向の上流側へ戻された後で前記物体の前記搬送方向への前記搬送が再開され、前記物体の前記不具合を有する部分が前記読取装置による読取位置を再度通過する場合においては、前記停止処理を実行しない、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、物体の読取画像を使用して物体の不具合を検出する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
物体を検査する種々の技術が提案されている。特許文献1は、アルミニウムシートやプラスチックシート等のウェブの表面を検査する技術を開示している。この技術では、表面欠陥検出器は、ウェブの表面に存在する欠陥部を検出してタイミング信号を出力する。停止制御手段は、タイミング信号に基づき、ウェブの搬送を減速した後に、ウェブの搬送路内に予め設定された目視検査位置に欠陥部を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-038958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、物体の搬送を停止した後に搬送を再開する場合については、工夫の余地があった。
【0005】
本明細書は、物体の搬送を再開するための新たな技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]プログラムであって、物体の搬送方向への搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出機能であって、前記物体が前記搬送方向の上流側へ戻された後で前記物体の前記搬送方向への前記搬送が再開される第1の特定の場合に、前記物体のうちの既に前記検出処理が実行された部分に対して新たな検出処理を実行しない、前記検出機能、をコンピュータに実現させる、プログラム。
【0008】
この構成によれば、物体が搬送方向の上流側へ戻された後で物体の搬送方向への搬送が再開される第1の特定の場合に、物体のうちの既に検出処理が実行された部分に対して新たな検出処理が実行されないので、搬送が再開される第1の特定の場合に、処理の負担を軽減できる。
【0009】
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、データ処理方法およびデータ処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施例としてのデータ処理装置を示す説明図である。
デジタルカメラ111-114と生地700と搬送装置900と光源130との斜視図である。
読取処理の例を表すフローチャートである。
フラグデータD1の例を表す図である。
(A)-(F)は、処理される画像の例を表す図である。
検査処理の例を表すフローチャートである。
検査処理の例を表すフローチャートである。
結果データD2の例を表す図である。
(A)は、読取領域Arに対する生地700の形状の例を表す図である。(B)は、結合生地画像の例を表す図である。(C)-(F)は、結合処理の例を表す図である。
(A)-(F)は、結合処理の例を表す図である。
(A)は、ウィンドウサイズNとウィンドウWNとの変化の例を示している。(B)は、結合生地画像の変化の例を表す図である。
UI制御処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、表示部240に表示される画面の例を表す図である。
欠陥部分の併合処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、併合処理の例を表す図である。
生地700の搬送の別の例を表す図である。
検査モードの変更を含む処理例を表すフローチャートである。
(A)、(B)は、生地700の搬送の例を表す図である。
検査処理の別の実施例を表すフローチャートである。
検査モードの変更を含む処理例を表すフローチャートである。
生地700の搬送の例を表す図である。
UI制御処理のうちの第2指示受信イベントが発生する場合の処理の例を表すフローチャートである。
警告画面の例を表す図である。
UI制御処理のうちの第2指示受信イベントが発生する場合の処理の別の実施例を表すフローチャートである。
警告画面の例を表す図である。
UI制御処理のうちの第2指示受信イベントが発生する場合の処理の別の実施例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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