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公開番号2025109165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024102716
出願日2024-06-26
発明の名称プログラム、および、データ処理装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06V 10/44 20220101AFI20250716BHJP(計算;計数)
要約【課題】 物体の読取画像を使用して物体の不具合の検出または物体の幅の取得を行う。
【解決手段】
第1の態様では、複数の読取画像のそれぞれを使用して、物体の不具合の検出処理を順次に実行する。不具合が検出される場合に、不具合が検出される読取画像である第1読取画像を含むL枚(Lは2以上の整数)の特定読取画像が取得された後に、物体の搬送を停止する。検出処理を順次に実行する処理は、L枚の特定読取画像のうちの第1読取画像を含むM枚(Mは2以上、L以下の整数)の対象読取画像のそれぞれを使用して検出処理を実行する。第2の態様では、読取画像から耳が検出される場合に、生地の幅の取得と生地の不具合の有無の判断との一方または両方を実行し、読取画像から耳が検出されない特定の場合である第1の場合に、生地の搬送の停止と通知との一方または両方を実行する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムであって、
物体の搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される複数の読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出機能と、
前記検出処理によって不具合が検出される場合に、不具合が検出される読取画像である第1読取画像と、前記第1読取画像に続く1枚以上の読取画像と、を含むL枚(Lは2以上の整数)の特定読取画像が前記読取装置を使用して取得された後に、前記物体の搬送を停止する停止処理を実行する停止機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記検出機能は、前記L枚の特定読取画像のうちの前記第1読取画像と前記第1読取画像以外の1枚以上の読取画像とを含むM枚(Mは2以上、L以下の整数)の対象読取画像のそれぞれを使用して前記検出処理を実行する、
プログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記M枚の対象読取画像は、前記第1読取画像に続く1枚以上の読取画像を含む、
プログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記L枚の特定読取画像は、前記検出処理によって不具合が検出されない読取画像である正常読取画像を含み、
前記M枚の対象読取画像のうちの最後の読取画像は、前記正常読取画像である、
プログラム。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記停止機能は、前記第1読取画像よりも後に得られる読取画像を使用する前記検出処理によって不具合が検出されない場合に、前記停止処理を実行する、
プログラム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記M枚の対象読取画像のうちの最後の読取画像は、前記L枚の特定読取画像のうちの最後の特定読取画像である、
プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記M枚の対象読取画像は、前記L枚の特定読取画像を含み、
前記L枚の特定読取画像のそれぞれから不具合が検出され、前記停止処理による前記物体の搬送の停止の後に前記物体の搬送が再開され、前記読取装置を使用して取得される新たな読取画像から不具合が検出される場合に、前記L枚の特定読取画像と前記新たな読取画像とを結合することによって結合画像を生成する機能をコンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項7】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記物体の搬送の経路上には、前記読取装置による読み取りの位置である第1位置と、目視検査のための第2位置であって前記第1位置の下流側に位置する前記第2位置と、が設定されており、
前記停止機能は、前記物体のうちの前記第1読取画像に対応する対象部分が前記第1位置で前記読取装置によって読み取られた後、前記対象部分が前記第2位置に位置する状態で、前記停止処理を実行する、
プログラム。
【請求項8】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記検出処理は、特定の場合に実行される欠陥検出処理であって、前記物体のうちの欠陥を表す部分である欠陥部分を前記不具合として検出する前記欠陥検出処理を含み、
前記プログラムは、さらに、
前記欠陥検出処理によって検出される第1欠陥部分と第2欠陥部分とが所定の連続関係にあることを示す連続条件を満たす場合に、前記第1欠陥部分と前記第2欠陥部分とを1つの欠陥部分として併合する併合処理を実行する機能をコンピュータに実現させる、プログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、さらに、
前記M枚の対象読取画像のうちの連続な2枚以上の対象読取画像を結合することによって結合画像を生成する結合処理を実行する機能をコンピュータに実現させ、
前記結合処理は、
前記対象読取画像の端であって隣の対象読取画像に接続される端における前記物体を表す部分の中心である物体中心を算出する処理と、
隣り合う2枚の対象読取画像の結合部分において前記2枚の対象読取画像のそれぞれの物体中心を接続する配置で前記2枚の対象読取画像を結合する処理と、
を含み、
前記併合処理は、前記結合画像に含まれる前記第1欠陥部分と前記第2欠陥部分とが前記連続条件を満たす場合に、前記第1欠陥部分と前記第2欠陥部分とを1つの欠陥部分として併合する処理を含む、
プログラム。
【請求項10】
請求項8に記載のプログラムであって、さらに、
前記M枚の対象読取画像のうちの連続な2枚以上の対象読取画像を結合することによって結合画像を生成する結合処理を実行する機能をコンピュータに実現させ、
前記結合処理は、
前記対象読取画像中の前記物体を表す領域の斜行を補正する処理と、
隣り合う2枚の補正済の対象読取画像を結合する処理と、
を含み、
前記併合処理は、前記結合画像に含まれる前記第1欠陥部分と前記第2欠陥部分とが前記連続条件を満たす場合に、前記第1欠陥部分と前記第2欠陥部分とを1つの欠陥部分として併合する処理を含む、
プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、物体の読取画像を使用して物体の不具合の検出または物体の幅の取得を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
物体を検査する種々の技術が提案されている。特許文献1は、アルミニウムシートやプラスチックシート等のウェブの表面を検査する技術を開示している。この技術では、表面欠陥検出器は、ウェブの表面に存在する欠陥部を検出してタイミング信号を出力する。停止制御手段は、タイミング信号に基づき、ウェブの搬送を減速した後に、ウェブの搬送路内に予め設定された目視検査位置に欠陥部を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-038958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、物体の読取画像を使用して物体の不具合の検出または物体の幅の取得を行う点については、工夫の余地があった。
【0005】
本明細書は、物体の読取画像を使用して物体の不具合の検出または物体の幅の取得を行う技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]プログラムであって、物体の搬送により前記物体の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して取得される複数の読取画像のそれぞれを使用して、前記物体の不具合を検出する処理である検出処理を順次に実行する検出機能と、前記検出処理によって不具合が検出される場合に、不具合が検出される読取画像である第1読取画像と、前記第1読取画像に続く1枚以上の読取画像と、を含むL枚(Lは2以上の整数)の特定読取画像が前記読取装置を使用して取得された後に、前記物体の搬送を停止する停止処理を実行する停止機能と、をコンピュータに実現させ、前記検出機能は、前記L枚の特定読取画像のうちの前記第1読取画像と前記第1読取画像以外の1枚以上の読取画像とを含むM枚(Mは2以上、L以下の整数)の対象読取画像のそれぞれを使用して前記検出処理を実行する、プログラム。
【0008】
この構成によれば、第1読取画像から不具合が検出される場合に、第1読取画像に加えて、第1読取画像の後続の1枚以上の読取画像の検出処理が実行されるので、第1読取画像のみの検出処理の結果が得られる場合と比べて、物体の状態を適切に表す検出処理の結果を得ることができる。
【0009】
[適用例2]プログラムであって、搬送方向に垂直な方向に耳を有する生地の前記搬送方向への搬送により前記生地の互いに異なる部分を順次に読み取るように構成されている読取装置を使用して複数の読取画像を取得する機能であって、前記読取装置は前記生地の前記搬送方向に垂直な方向の全体を読み取るように構成されている、前記機能と、前記生地の前記耳を含むP種類(Pは、1以上の整数)の検出対象物を前記読取画像から検出する機能と、前記耳が検出される場合に、前記生地の幅の取得と、前記生地の不具合の有無の判断と、の一方、または、両方を実行する機能と、前記耳が検出されない特定の場合である第1の場合に、前記生地の搬送の停止と、前記耳が検出されないことの通知と、の一方、または、両方を実行する機能と、をコンピュータに実現させる、プログラム。
【0010】
この構成によれば、耳が検出される場合に、生地の幅の取得と生地の不具合の有無の判断との一方または両方は、適切に実行される。また、耳が検出されない特定の場合である第1の場合に、生地の幅の取得と生地の不具合の有無の判断との不適切な実行の可能性は、低減する。
(【0011】以降は省略されています)

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