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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025097493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213712
出願日2023-12-19
発明の名称プログラム、および、データ処理装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人鳳国際弁理士法人
主分類G06T 7/33 20170101AFI20250624BHJP(計算;計数)
要約【課題】 複数の画像の間の位置合わせを行う。
【解決手段】
読取画像中の特徴点と参照画像中の特徴点とのペアである候補特徴点ペアを複数取得する。選択条件を満たす複数の候補特徴点ペアを複数の特徴点ペアとして選択する。選択条件は、N個(Nは、2、または、3)の候補特徴点ペアの組み合わせである対象組み合わせをN個の特徴点ペアとして選択するための第1条件を含む。第1条件は、2本の辺の長さの比率と、辺の長さと、内角と、2個の特徴点を結ぶ線分と2個の特徴点のうちの1つの特徴点に対応付けられる方向とのなす角度と、の4種類のパラメータのうちの1種類以上のパラメータを使用して定められている。複数の特徴点ペアを使用して、読取画像上の座標と参照画像上の座標との間の対応関係を決定する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムであって、
読取画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量と参照画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量とを使用して、前記読取画像中の特徴点と前記参照画像中の特徴点とのペアである候補特徴点ペアを複数取得する候補取得機能と、
前記複数の候補特徴点ペアから選択条件を満たす複数の候補特徴点ペアを複数の特徴点ペアとして選択するペア選択機能であって、前記選択条件は、N個(Nは、2、または、3)の候補特徴点ペアの組み合わせである対象組み合わせをN個の特徴点ペアとして選択するための第1条件を含み、前記第1条件は、3個の特徴点のなす三角形の2本の辺の長さの比率と、前記三角形の辺の長さと、前記三角形の内角と、2個の特徴点を結ぶ線分と前記2個の特徴点のうちの1つの特徴点に対応付けられる方向とのなす角度と、の4種類のパラメータのうちの1種類以上のパラメータを使用して定められている、前記ペア選択機能と、
前記複数の特徴点ペアを使用して、前記読取画像上の座標と前記参照画像上の座標との間の対応関係を決定する決定機能と、
をコンピュータに実現させる、プログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記読取画像は、印刷された画像を光学的に読み取ることによって生成される画像データによって表され、
前記参照画像は、印刷用の画像データ、または、参照用の画像データを使用して印刷された画像を光学的に読み取ることによって生成される画像データによって表される、
プログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
N個の候補特徴点ペアの組み合わせを前記対象組み合わせとして選択する組み合わせ選択機能を、コンピュータに実現させ、
前記N個の候補特徴点ペアの前記組み合わせを前記対象組み合わせとして選択するための組み合わせ条件は、前記N個の候補特徴点ペアに含まれる3個の特徴点のなす三角形の内角が許容内角範囲内であることと、前記N個の候補特徴点ペアに含まれる2個の特徴点を結ぶ線分の長さが許容長さ範囲内であることと、の一方、または、両方を含む、
プログラム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のプログラムであって、さらに、
N個の候補特徴点ペアの組み合わせを前記対象組み合わせとして選択する組み合わせ選択機能を、コンピュータに実現させ、
前記N個の候補特徴点ペアの前記組み合わせを前記対象組み合わせとして選択するための組み合わせ条件は、前記N個の候補特徴点ペアに含まれる3個の特徴点のなす三角形が、差分閾値以下の長さの差分を有する2本の辺を含まないことと、前記三角形が、1を含む比率範囲内の長さの比率を有する2本の辺を含まないことと、の一方、または、両方を含む、
プログラム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のプログラムであって、
前記選択条件は、さらに、前記候補特徴点ペアを前記特徴点ペアとして選択するための第2条件を含み、前記第2条件は、前記参照画像中の特徴点を含む第1部分領域の第1代表色値と、前記読取画像中の特徴点を含む第2部分領域の第2代表色値と、を使用して定められている、
プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記第1代表色値は、彩度と色相とを示し、
前記第2代表色値は、色相を示し、
前記ペア選択機能は、前記第1代表色値が彩度閾値より高い前記彩度を示す場合に、前記第1代表色値によって示される前記色相と前記第2代表色値によって示される前記色相とを使用して前記第2条件の判断を行う、
プログラム。
【請求項7】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記第1代表色値は、彩度と輝度とを示し、
前記第2代表色値は、彩度と輝度とを示し、
前記ペア選択機能は、前記第1代表色値の前記彩度と前記第2代表色値の前記彩度とが彩度閾値以下である場合に、前記第1代表色値によって示される前記輝度と前記第2代表色値によって示される前記輝度とを使用して前記第2条件の判断を行う、
プログラム。
【請求項8】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記ペア選択機能は、前記第2条件を満たす複数の候補特徴点ペアを使用して、前記第1条件を満たす複数の候補特徴点ペアを選択する、
プログラム。
【請求項9】
データ処理装置であって、
読取画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量と参照画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量とを使用して、前記読取画像中の特徴点と前記参照画像中の特徴点とのペアである候補特徴点ペアを複数取得する候補取得部と、
前記複数の候補特徴点ペアから選択条件を満たす複数の候補特徴点ペアを複数の特徴点ペアとして選択するペア選択部であって、前記選択条件は、N個(Nは、2、または、3)の候補特徴点ペアの組み合わせである対象組み合わせをN個の特徴点ペアとして選択するための第1条件を含み、前記第1条件は、3個の特徴点のなす三角形の2本の辺の長さの比率と、前記三角形の辺の長さと、前記三角形の内角と、2個の特徴点を結ぶ線分と前記2個の特徴点のうちの1つの特徴点に対応付けられる方向とのなす角度と、の4種類のパラメータのうちの1種類以上のパラメータを使用して定められている、前記ペア選択部と、
前記複数の特徴点ペアを使用して、前記読取画像上の座標と前記参照画像上の座標との間の対応関係を決定する決定部と、
を備える、データ処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、複数の画像の間の位置合わせに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
種々の処理において、複数の画像の間の位置合わせが行われ得る。特許文献1は、プリンターや複写機等の画像形成装置により用紙上に形成した画像の欠陥を検出する技術を開示している。この技術では、ユーザにより印刷指示されたジョブ画像とともに、位置決定用のマーカー画像が、同じ用紙上に形成される。画像読取部は、用紙面を読み取って、読取画像を生成する。検査部は、検査対象の読取画像から抽出したジョブ画像及びマーカー画像の各特徴点と、参照画像から抽出したジョブ画像及びマーカー画像の各特徴点とを元に、参照画像と対応する読取画像の位置を決定する。検査部は、位置合わせ後の参照画像と読取画像を比較し、画素値の差が閾値以上に大きい画像領域を欠陥として検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-112440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の画像の間の位置合わせは、容易ではなく、工夫の余地があった。
【0005】
本明細書は、複数の画像の間の位置合わせを行う技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
【0007】
[適用例1]プログラムであって、読取画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量と参照画像中の複数の特徴点のそれぞれの特徴量とを使用して、前記読取画像中の特徴点と前記参照画像中の特徴点とのペアである候補特徴点ペアを複数取得する候補取得機能と、前記複数の候補特徴点ペアから選択条件を満たす複数の候補特徴点ペアを複数の特徴点ペアとして選択するペア選択機能であって、前記選択条件は、N個(Nは、2、または、3)の候補特徴点ペアの組み合わせである対象組み合わせをN個の特徴点ペアとして選択するための第1条件を含み、前記第1条件は、3個の特徴点のなす三角形の2本の辺の長さの比率と、前記三角形の辺の長さと、前記三角形の内角と、2個の特徴点を結ぶ線分と前記2個の特徴点のうちの1つの特徴点に対応付けられる方向とのなす角度と、の4種類のパラメータのうちの1種類以上のパラメータを使用して定められている、前記ペア選択機能と、前記複数の特徴点ペアを使用して、前記読取画像上の座標と前記参照画像上の座標との間の対応関係を決定する決定機能と、をコンピュータに実現させる、プログラム。
【0008】
この構成によれば、複数の候補特徴点ペアから選択条件を満たす複数の候補特徴点ペアが複数の特徴点ペアとして選択され、選択条件は、N個(Nは、2、または、3)の候補特徴点ペアの組み合わせである対象組み合わせをN個の特徴点ペアとして選択するための第1条件を含み、第1条件は、3個の特徴点のなす三角形の2本の辺の長さの比率と、三角形の辺の長さと、三角形の内角と、2個の特徴点を結ぶ線分と2個の特徴点のうちの1つの特徴点の特徴量に対応付けられる方向とのなす角度と、の4種類のパラメータのうちの1種類以上のパラメータを使用して定められているので、読取画像と参照画像との間の位置合わせを適切に行うことができる。
【0009】
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、データ処理方法およびデータ処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施例としてのデータ処理装置を示す説明図である。
読取装置100の例を示す斜視図である。
(A)は、印刷用の画像データによって表される画像の例を表す図である。(B)は、読取画像の例を表す図である。
検査処理の例を表すフローチャートである。
位置合わせの処理の例を表すフローチャートである。
特徴点マッチングの処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、特徴点マッチングで処理される画像の例を表す図である。
選択処理の例を表すフローチャートである。
(A)、(B)は、代表色値の算出例を表す図である。
候補特徴点ペアMの選択処理の例を表すフローチャートである。
特徴点群Nの例を表す図である。
(A)、(B)は、候補MA、MB、MCによって形成される三角形の例を表す図である。
組み合わせ条件CCの判断の処理の例を表すフローチャートである。
形状の条件CW1の判断の処理の例を表すフローチャートである。
(A)-(D)は、図14の処理の結果の例を表す図である。
座標の対応関係の表現形式の例を表す図である。
(A)、(B)は、差分画像の例を表す図である。
参照画像のデータを取得する処理の例を表すフローチャートである。
不等辺条件(図13:S630)の別の実施例を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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