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公開番号2025109341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003155
出願日2024-01-12
発明の名称電線カバー
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/58 20060101AFI20250717BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】太さが異なるコルゲートチューブに対応可能な電線カバーを提供する。
【解決手段】電線カバー1は、コネクタ100に係合する係合部2と、コネクタから延出する電線Wが挿通される筒部3と、筒部に挿入されるコルゲートチューブ200を保持可能に構成された複数の保持部5と、を備え、複数の保持部は、保持対象とするコルゲートチューブの径が互いに異なり、各保持部は、筒部の中心軸線を挟んで互いに方向に対向する一対のアームで構成される保持構造6を有し、アーム10,20,30は、筒部の内側面から中心軸線に向けて突出する可撓性のアーム本体と、アーム本体から隆起する係止突起と、を有し、小径のコルゲートチューブを保持する保持構造のアームは、大径のコルゲートチューブを保持する保持構造のアームと比較して中心軸線に近い位置まで突出している。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
コネクタに係合する係合部と、前記コネクタから延出する電線が挿通される筒部と、前記筒部に挿入されるコルゲートチューブを保持可能に構成された複数の保持部と、を備え、
複数の前記保持部は、保持対象とするコルゲートチューブの径が互いに異なり、
各保持部は、前記筒部の中心軸線を挟んで互いに方向に対向する一対のアームで構成される保持構造を有し、
前記アームは、前記筒部の内側面から前記中心軸線に向けて突出する可撓性のアーム本体と、前記アーム本体から隆起する係止突起と、を有し、かつ前記係止突起によりコルゲートチューブを係止し、
相対的に小さな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造が有する前記アームは、相対的に大きな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造が有する前記アームと比較して前記中心軸線に近い位置まで突出しており、
前記筒部は、コルゲートチューブが挿入される挿入口を有し、
相対的に小さな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造は、相対的に大きな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造と比較して、前記筒部における前記挿入口から遠い奥側に配置される
ことを特徴とする電線カバー。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記係止突起は、第一係止突起および第二係止突起を含み、
前記第一係止突起は、保持対象とするコルゲートチューブが前記筒部に挿入された場合に当該コルゲートチューブの溝部に係合して当該コルゲートチューブを係止し、
前記第二係止突起は、前記筒部に挿入されたコルゲートチューブの径が保持対象とするコルゲートチューブの径よりも大きい場合に、挿入された前記コルゲートチューブの先端を係止する
請求項1に記載の電線カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線カバーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタに接続される電線を覆うカバーがある。特許文献1には、電線と、前記電線の端部に設けられる第一コネクタと、前記電線の外周の少なくとも一部を覆うフレキシブルチューブと、前記第一コネクタと前記フレキシブルチューブとを連結する筒状の電線カバーとを備えるワイヤハーネスが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
挿入されるコルゲートチューブの太さに応じて異なる電線カバーを使い分ける場合、品番数の増加を招いてしまう。太さが異なるコルゲートチューブに対応可能な電線カバーが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、太さが異なるコルゲートチューブに対応可能な電線カバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電線カバーは、コネクタに係合する係合部と、前記コネクタから延出する電線が挿通される筒部と、前記筒部に挿入されるコルゲートチューブを保持可能に構成された複数の保持部と、を備え、複数の前記保持部は、保持対象とするコルゲートチューブの径が互いに異なり、各保持部は、前記筒部の中心軸線を挟んで互いに方向に対向する一対のアームで構成される保持構造を有し、前記アームは、前記筒部の内側面から前記中心軸線に向けて突出する可撓性のアーム本体と、前記アーム本体から隆起する係止突起と、を有し、かつ前記係止突起によりコルゲートチューブを係止し、相対的に小さな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造が有する前記アームは、相対的に大きな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造が有する前記アームと比較して前記中心軸線に近い位置まで突出しており、前記筒部は、コルゲートチューブが挿入される挿入口を有し、相対的に小さな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造は、相対的に大きな径のコルゲートチューブを保持する前記保持構造と比較して、前記筒部における前記挿入口から遠い奥側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電線カバーは、筒部に挿入されるコルゲートチューブを保持可能に構成された複数の保持部を備え、複数の保持部は、保持対象とするコルゲートチューブの径が互いに異なる。本発明に係る電線カバーによれば、太さが異なるコルゲートチューブに対応できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電線カバーの平面図である。
図2は、実施形態に係る電線カバーの断面図である。
図3は、実施形態に係る電線カバーの断面図である。
図4は、実施形態に係る電線カバーの断面図である。
図5は、実施形態に係る電線カバーの断面図である。
図6は、電線カバーによって保持された小径のコルゲートチューブを示す図である。
図7は、電線カバーによって保持された中間径のコルゲートチューブを示す図である。
図8は、電線カバーによって保持された大径のコルゲートチューブを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る電線カバーにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図8を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、電線カバーに関する。図1は、実施形態に係る電線カバーの平面図、図2から図5は、実施形態に係る電線カバーの断面図、図6は、電線カバーによって保持された小径のコルゲートチューブを示す図、図7は、電線カバーによって保持された中間径のコルゲートチューブを示す図、図8は、電線カバーによって保持された大径のコルゲートチューブを示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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