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公開番号2025109517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003460
出願日2024-01-12
発明の名称レンズ装置および撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 19/07 20210101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ユーザの撮影意図を反映した、適切な立体撮影画像を取得することが可能なレンズ装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(110)に対して着脱可能なレンズ装置(200)であって、第1光学系(201L)と、第1光学系と互いに並列に配列された第2光学系(201R)と、撮像装置(110)に取り付け可能なレンズマウント(202)とを有し、第1光学系は、第1焦点距離で第1画像(ICL)を形成し、第2光学系は、第1焦点距離よりも短い第2焦点距離で、第1画像に対応する第2画像(ICR)を形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、
第1光学系と、
前記第1光学系と互いに並列に配列された第2光学系と、
前記撮像装置に取り付け可能なレンズマウントと、を有し、
前記第1光学系は、第1焦点距離で第1画像を形成し、
前記第2光学系は、前記第1焦点距離よりも短い第2焦点距離で、前記第1画像に対応する第2画像を形成することを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2光学系は、前記第1光学系による前記第1画像の形成と同時に、前記第2画像を形成することを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記第2焦点距離は、前記第1焦点距離よりも所定量だけ短く、
前記所定量は、前記第1焦点距離で前記第2光学系により形成される第3画像を、前記第1光学系に対する前記第2光学系の光軸のズレを修正するように前記第2画像から切り出すことが可能な量であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記第1光学系および前記第2光学系のそれぞれの焦点距離は可変であり、
前記第2光学系の前記焦点距離は、前記第1光学系の前記焦点距離の変化に連動して変化し、
テレ端またはワイド端の少なくとも一方において、前記第2焦点距離は、前記第1焦点距離よりも前記所定量だけ短いことを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記焦点距離がワイド側からテレ側へ変化するにつれて、前記所定量は増加することを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第1画像は、フォーカス位置の算出に用いられることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項7】
撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、
第1画像を形成する第1光学系と、
前記第1光学系と互いに並列に配列され、第2画像を形成する第2光学系と、
前記撮像装置に取り付け可能なレンズマウントと、
前記第1光学系の焦点距離に対応するマスクの情報を記憶する記憶部と、を有し、
前記マスクは、前記第1画像の表示範囲を小さくするために用いられることを特徴とするレンズ装置。
【請求項8】
前記第1光学系および前記第2光学系は、互いに同じ焦点距離で、前記第1画像および前記第2画像をそれぞれ形成することを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項9】
撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、
第1光学系と、
前記第1光学系と互いに並列に配列された第2光学系と、
前記撮像装置に取り付け可能なレンズマウントと、を有し、
前記第1光学系および第2光学系はそれぞれ、第1反射面および第2反射面を有する屈曲光学系であり、
前記第1光学系および前記第2光学系はそれぞれ、物体側から像側へ順に、第1光軸、前記第1反射面で反射して前記第1光軸から屈曲した第2光軸、および前記第2反射面で反射して前記第2光軸から屈曲した最も像面に近い第3光軸を有し、
前記第1光学系および前記第2光学系のそれぞれの前記第1光軸は、前記レンズマウントのマウント径の外側にあり、
前記第1光学系および前記第2光学系のそれぞれの前記第3光軸は、前記マウント径の内側にあり、
前記第1光学系および前記第2光学系のそれぞれの焦点距離は可変であり、
前記第1光学系または前記第2光学系の一方の焦点距離が変更された場合、前記第1光学系または前記第2光学系の他方の焦点距離は、同じ方向に変更されることを特徴とするレンズ装置。
【請求項10】
前記レンズ装置は、前記第1光学系または前記第2光学系の少なくとも一つの焦点距離に関する情報、または、前記焦点距離の変更に関する情報を、前記撮像装置と通信することを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、2つの光学系を並列に配置して構成されたレンズ装置(立体撮影用交換レンズ)が知られている。一方の光学系で形成される像は右眼用の動画または静止画として記録され、他方の光学系で形成される像を左眼用の動画または静止画として記録される。再生時には、既知の3DディスプレイまたはVRゴーグルなどを用いて鑑賞することで、ユーザの右眼には右眼用の画像が映り、左眼には左眼用の画像が映る。このとき、2つの光学系の基線長により、右眼と左眼には視差のある画像が投影されるため、ユーザは立体感を得ることができる。
【0003】
ここで、2つの光学系からそれぞれ得られる2つの画像を適切に立体視するには、同一の焦点距離であって、かつ光軸が平行な2つの光学系によって撮影される必要がある。しかし、レンズ装置の製造に際して、2つの光学系の焦点距離を同一にし、かつ光軸が平行になるように高精度に調整することは困難であり、コストがかかる。
【0004】
そこで、2つの光学系を用いて立体撮影を行った後に、得られた画像に対して画像補正処理を施すことで、右眼用画像と左眼用画像の焦点距離を合わせ、かつ光軸ズレを補正し、適切に立体視可能な2つの視差を有する画像を得る技術が知られている。
【0005】
特許文献1には、各ズームポジションで撮影画像から画像を切り出す光軸中心位置および切り出しサイズの各撮影光学系の情報を予め記憶しておき、撮影画像と共に記録することで、後の工程で画像を適切に補正することが可能な撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5166650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1で開示された撮像装置では、製造時に予め記憶された製造誤差情報を用いて画像を補正するため、立体撮影用交換レンズのように撮像装置と交換レンズとの個体の組合せが常に同じでない場合、正しく画像を補正できない可能性がある。また、ユーザが焦点距離の変更操作を行う際に、焦点距離の変更方向(ワイド側からテレ側への移動、またはテレ側からワイド側への移動)などの条件が製造工程の検査条件と異なる場合、実際には、予め記憶された製造誤差とは異なる誤差となる可能性がある。
【0008】
また、ユーザが意図をもって決定し撮影した被写体の構図や撮影範囲は、撮影後の画像補正処理で、予め記憶された製造誤差情報に基づいて変更される。その結果、得られる立体撮影画像は、ユーザの撮影意図が損なわれてしまう可能性がある。
【0009】
そこで本発明は、ユーザの撮影意図を反映した、適切な立体撮影画像を取得することが可能なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、撮像装置に対して着脱可能なレンズ装置であって、第1光学系と、前記第1光学系と互いに並列に配列された第2光学系と、前記撮像装置に取り付け可能なレンズマウントとを有し、前記第1光学系は、第1焦点距離で第1画像を形成し、前記第2光学系は、前記第1焦点距離よりも短い第2焦点距離で、前記第1画像に対応する第2画像を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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