TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025110842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004911
出願日
2024-01-16
発明の名称
はく離ライナー付き光学粘着シート
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20250722BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】軽はく離ライナー剥離時の重はく離ライナーの剥離抑制と段差追従性とを両立するのに適したはく離ライナー付き光学粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明のはく離ライナー付き光学粘着シートXは、粘着シート10(光学粘着シート)と、粘着シート10の第1面11に剥離可能に接するはく離ライナー20(重はく離ライナー)と、粘着シート10の第2面12に剥離可能に接するはく離ライナー30(軽はく離ライナー)とを備える。粘着シート10は、ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含む。粘着シート10からはく離ライナー30を剥離した後の第2面12に対する所定条件でのプローブタック試験において、プローブ引剥し過程で応力0gfになる時のプローブ引剥し距離は、200μm以上900μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面および当該第1面とは反対側の第2面を有する光学粘着シートと、
前記第1面に剥離可能に接する重はく離ライナーと、
前記第2面に剥離可能に接する軽はく離ライナーと、を備えるはく離ライナー付き光学粘着シートであって、
前記光学粘着シートが、ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含み、
前記光学粘着シートから前記軽はく離ライナーを剥離した後の前記第2面に対する下記条件でのプローブタック試験において、プローブ引剥し過程で応力0gfになる時のプローブ引剥し距離が、200μm以上900μm以下である、はく離ライナー付き光学粘着シート。
[条件]
温度:25℃
プローブ径:2.5mm
押付け荷重:1000gf
押付け時間:30秒
引剥し速度:0.08mm/秒
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記光重合性多官能化合物が、芳香環を有する光重合性多官能化合物を含む、請求項1に記載のはく離ライナー付き光学粘着シート。
【請求項3】
前記光重合性多官能化合物の重量平均分子量が1000以下である、請求項1に記載のはく離ライナー付き光学粘着シート。
【請求項4】
ゲル分率が50質量%以上である、請求項1から3のいずれか一つに記載のはく離ライナー付き光学粘着シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、はく離ライナー付き光学粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルムおよびカバーガラスなどの要素を含む積層構造を有する。ディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。光学粘着シートは、例えば、光学粘着シートの両面にはく離ライナーが貼り合わされたはく離ライナー付き光学粘着シートとして、製造される。はく離ライナー付き光学粘着シートでは、光学粘着シートの一方面に重はく離ライナーが貼り合わされ、光学粘着シートの他方面に軽はく離ライナーが貼り合わされている。このような、ディスプレイパネル用途の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-122140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイパネルの積層構造中には、表面段差を有する要素が含まれる。例えば、カバーガラスにおける画素パネル側表面の端縁には、装飾用または遮光用の印刷層が設けられ、カバーガラス表面と印刷層表面との段差(印刷段差)がある。そのため、ディスプレイパネル用途の光学粘着シートには、被着体間の接合の信頼性に加えて、印刷段差に追従できる程度の柔らかさ(段差追従性)が求められる。光学粘着シートの段差追従性が不十分であることは、例えば、カバーガラスの印刷層付き表面に貼り合わされた光学粘着シートと同カバーガラスとの間において、印刷層に沿って気泡が形成される原因となり、好ましくない。
【0005】
段差追従性の観点からは、光学粘着シートは柔らかい方が好ましい。しかし、はく離ライナー付き光学粘着シートにおいて光学粘着シートが柔らかいほど、光学粘着シートから軽はく離ライナーを剥離する時に、重はく離ライナーの意図しない剥離が生じやすい。
【0006】
本発明は、軽はく離ライナー剥離時の重はく離ライナーの剥離抑制と、段差追従性とを両立するのに適した、はく離ライナー付き光学粘着シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、第1面および当該第1面とは反対側の第2面を有する光学粘着シートと、前記第1面に剥離可能に接する重はく離ライナーと、前記第2面に剥離可能に接する軽はく離ライナーと、を備えるはく離ライナー付き光学粘着シートであって、前記光学粘着シートが、ベースポリマーと、光重合性多官能化合物と、光重合開始剤とを含み、前記光学粘着シートから前記軽はく離ライナーを剥離した後の前記第2面に対する下記条件でのプローブタック試験において、プローブ引剥し過程で応力0gfになる時のプローブ引剥し距離が、200μm以上900μm以下である、はく離ライナー付き光学粘着シートを含む。
【0008】
[条件]
温度:25℃
プローブ径:2.5mm
押付け荷重:1000gf
押付け時間:30秒
引剥し速度:0.08mm/秒
【0009】
本発明[2]は、前記光重合性多官能化合物が、芳香環を有する光重合性多官能化合物を含む、上記[1]に記載のはく離ライナー付き光学粘着シートを含む。
【0010】
本発明[3]は、前記光重合性多官能化合物の重量平均分子量が1000以下である、上記[1]または[2]に記載のはく離ライナー付き光学粘着シートを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日東電工株式会社
分離膜
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
8日前
日東電工株式会社
積層フィルム
1か月前
日東電工株式会社
調光フィルム
1か月前
日東電工株式会社
調光フィルム
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
8日前
日東電工株式会社
積層光学フィルム
1か月前
日東電工株式会社
積層光学フィルム
1か月前
日東電工株式会社
炭酸塩生成システム
11日前
日東電工株式会社
積層フィルムの製造方法
3日前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
積層フィルムの製造方法
3日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
1か月前
日東電工株式会社
防汚フィルムの製造方法
1か月前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
プラスチック光ファイバー
15日前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
コネクタおよびコネクタユニット
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
はく離ライナー付き光学粘着シート
11日前
日東電工株式会社
電気剥離型粘着シート、及び接合体
1か月前
日東電工株式会社
電気剥離型粘着シート、及び接合体
1か月前
日東電工株式会社
印刷フィルムの製造方法及びその製造装置
1か月前
株式会社ニトムズ
皮膚貼付用粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
カバーフィルム付2次電池用ガス吸着シート
10日前
日東電工株式会社
積層フィルム、光学部材、及び画像表示装置
1か月前
日東電工株式会社
粘着剤層付き偏光フィルムおよび光学デバイス
1か月前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
増粘液の調製方法及び光学フィルムの製造方法
10日前
日東電工株式会社
金属コア基板、および、金属コア基板の製造方法
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板、および、配線回路基板の製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る