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公開番号2025110931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024004983
出願日2024-01-17
発明の名称流体殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250723BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】低コストで反射率の高い流路管を備えた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】内部に流体を流す円筒状の流路管100と、流路管100の内部に紫外光を照射する光源部110と、を有した流体殺菌装置であって、流路管100は、紫外光を透過する透明管105と、透明管105の外周面に巻き付けられたアルミ膜106と、を有する。アルミ膜106は、透明管105の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層(空気層104)を有するように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に流体を流す円筒状の流路管と、前記流路管の内部に紫外光を照射する光源部と、を有した流体殺菌装置であって、
前記流路管は、
前記紫外光を透過する透明管と、
前記透明管の外周面に巻き付けられたアルミ膜と、を有し、
前記アルミ膜は、前記透明管の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層を有するように配置されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記アルミ膜は、前記アルミ膜同士が重なるように巻かれていて、前記アルミ膜同士の間に接着層を有する、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記アルミ膜は、前記透明管の外周面の全面との間に前記第1空気層を有するように配置されている、請求項1または請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記アルミ膜の内面の一部領域に接着層を有し、前記透明管と前記アルミ膜は、前記接着層によって接着されていて、前記接着層の周囲に前記第1空気層が存在する、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記接着層は、周期的なパターンである、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記流路管は、前記アルミ膜の外周を覆い、前記光源部からの前記紫外光を遮光する遮光管をさらに有する、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記アルミ膜と前記遮光管との間に第2空気層を有する、請求項6に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記アルミ膜は、軸に垂直な断面においてC字型の円筒状に巻かれており、
前記遮光管は、その内周面に内側に突出する凸部を有し、
前記C字型による前記アルミ膜の隙間に前記凸部がはめ込まれている、請求項6または請求項7に記載の流体殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
紫外光の照射によって流水中の細菌やウイルスを殺菌、不活化する殺菌装置が知られている。光源には水銀ランプが広く用いられている。水銀ランプは水銀を用いているため毒性が強く、環境負荷が大きいという問題がある。また、水銀ランプを用いると殺菌装置が大型になる問題もある。そこで水銀ランプの紫外LEDへの置き換えが進められている。
【0003】
特許文献1には、流体を流す流路管と、流路管の一端側から流路管内の流体に向かって紫外光を照射する光源とを有した殺菌装置が示されている。また、特許文献1には、流路管として透明な石英管の外周面に反射膜を設けた構成が示され、反射膜をアルミニウム蒸着膜とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-118201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1では、反射膜を蒸着によって形成しているため、手間がかかりコストが高くなってしまう。
【0006】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、低コストで反射率の高い流路管を備えた流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
内部に流体を流す円筒状の流路管と、前記流路管の内部に紫外光を照射する光源部と、を有した流体殺菌装置であって、
前記流路管は、
前記紫外光を透過する透明管と、
前記透明管の外周面に巻き付けられたアルミ膜と、を有し、
前記アルミ膜は、前記透明管の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層を有するように配置されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0008】
上記態様では、アルミ膜を透明管の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層を有するように配置している。そのため、透明管と第1空気層との界面や第1空気層とアルミ膜との界面で反射を生じさせることができる。したがって、低コストで反射率の高い流路管を有した流体殺菌装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1における流体殺菌装置の構成を示した斜視図。
実施形態1における流体殺菌装置の構成を示した図であって、図1におけるII-IIでの断面図。
実施形態1における流体殺菌装置の構成を示した図であって、図1におけるIII-IIIでの断面図。
実施形態1における流体殺菌装置の構成を示した図であって、図1におけるIV-IVでの断面図。
実施形態1における流体殺菌装置の構成を示した図であって、(a)は図1におけるVa-Vaでの断面図、(b)はVb-IVbでの断面図。
流入口付近における流体の流れを模式的に示した図であって、(a)は第1端部100a側、(b)は第2端部100b側を示した図。
実施形態1の変形形態1における流体殺菌装置の光源部の構成を模式的に示した図。
実施形態1の変形形態6における流路管の断面図。
透明管に巻く前の平坦な状態におけるアルミ膜の平面図。
実施形態1の変形形態7における流路管の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
流体殺菌装置は、内部に流体を流す円筒状の流路管と、流路管の内部に紫外光を照射する光源部と、を有する。流路管は、紫外光を透過する透明管と、透明管の外周面に巻き付けられたアルミ膜と、を有する。アルミ膜は、透明管の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層を有するように配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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