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公開番号
2025110646
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004593
出願日
2024-01-16
発明の名称
取付装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B60R
21/217 20110101AFI20250722BHJP(車両一般)
要約
【課題】移動体の天井のうち側方の端部近傍のスペースにエアバッグとともに取り付けることができる取付装置の技術の提供。
【解決手段】移動体の天井から移動体の室内の側壁に沿って、移動体の下方に展開するエアバッグを移動体に取り付けるための取付装置であって、移動体の室内に固定される板状の部材である第1板部と、エアバッグのタブを固定される板状の部材である第2板部と、を備え、第1板部と第2板部とは、互いに異なる向きに配されており、取付装置は、エアバッグのタブを通される取付孔であって、取付孔の一部が、第1板部にあり、取付孔の他の一部が第2板部にある取付孔を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体の天井から前記移動体の室内の側壁に沿って、前記移動体の下方に展開するエアバッグを前記移動体に取り付けるための取付装置であって、
前記移動体の室内に固定される板状の部材である第1板部と、
前記エアバッグのタブを固定される板状の部材である第2板部と、
を備え、
前記第1板部と前記第2板部とは、互いに異なる向きに配されており、
前記取付装置は、前記エアバッグのタブを通される取付孔であって、前記取付孔の一部が、前記第1板部にあり、前記取付孔の他の一部が前記第2板部にある取付孔を備える、取付装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の取付装置であって、
前記第1板部は、前記移動体に対して固定されるための固定部を備え、
前記第2板部は、一方の端部の一部が前記第1板部と接続しており、
前記取付孔の前記他の一部は、前記第2板部の、前記一方の端部から、他方の端部に向かう方向に沿った、中間の部位よりも、前記一方の端部側にあり、
前記第2板部は、前記取付孔から、前記他方の端部にわたって前記タブが配されるように構成されている、取付装置。
【請求項3】
請求項2に記載の取付装置であって、
前記取付孔は、前記第1板部の長手方向における中間の位置である第1位置および、前記第2板部の長手方向における中間の位置である第2位置を含んでいる、取付装置。
【請求項4】
請求項2に記載の取付装置であって、
前記固定部は、部品を通すための貫通孔であり、前記第1板部は、前記貫通孔を通された前記部品を介して前記移動体に対して固定されている、取付装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、取付装置に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エアバッグが、車両の車室内の側壁または天井に配置されていることがある。エアバッグは、車両が外部から衝撃を受けた際に、ガスが導入されることにより膨張する。特許文献1において、エアバッグがブラケットに取り付けられたエアバッグ装置が開示されている。ブラケットは、エアバッグを車両に固定する。ブラケットは、車両の天井側から下方に沿って伸びている。エアバッグは、折り畳まれた状態で、ブラケットの下方に形成された孔部に固定される。車両の側面が衝撃を受けた場合に、エアバッグにガスが導入される。そして、車両の下方に向かって、エアバッグが展開する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-104234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の側方においては、ドアが配置されている。車両の側方において、天井から下方に向かってエアバッグが展開することで、車両が衝撃を受けた際に、ドアの破損したガラスから乗員の頭部を保護することができる。車両の天井に配置されているエアバッグにガスが供給されれば、重力によってエアバッグが下方に展開しやすい。そのため、車両の天井のうち側方の端部近傍に、エアバッグが配置される場合がある。車両の天井のうち、側方の端部の近傍は、上下方向に器具を取り付けるためのスペースが十分にない場合がある。特許文献1のエアバッグ装置においては、ブラケットが車両の天井側から下方に向かう方向に伸びている。さらに、ブラケットの下方にエアバッグが固定されている。そのため、特許文献1においては、車両の上下方向における、エアバッグ装置の占める領域が大きい。よって、車両の側方の形状によっては、特許文献1のエアバッグ装置が収容することができない可能性が考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、取付装置が提供される。この取付装置は、移動体の天井から前記移動体の室内の側壁に沿って、前記移動体の下方に展開するエアバッグを前記移動体に取り付けるための取付装置であって、前記移動体の室内に固定される板状の部材である第1板部と、前記エアバッグのタブを固定される板状の部材である第2板部と、を備え、前記第1板部と前記第2板部とは、互いに異なる向きに配されており、前記取付装置は、前記エアバッグのタブを通される取付孔であって、前記取付孔の一部が、前記第1板部にあり、前記取付孔の他の一部が前記第2板部にある取付孔を備える。
この形態の取付装置によれば、第1板部と第2板部とが同一平面を構成するように配されている態様に比べて、第1板部に沿った方向の寸法を小さくすることができる。このため、移動体の天井のうち側方の端部近傍のスペースにエアバッグとともに取り付けることができる。
(2)上記形態の取付装置において、前記第1板部は、前記移動体に対して固定されるための固定部を備え、前記第2板部は、一方の端部の一部が前記第1板部と接続しており、前記取付孔の前記他の一部は、前記第2板部の、前記一方の端部から、他方の端部に向かう方向に沿った、中間の部位よりも、前記一方の端部側にあり、前記第2板部は、前記取付孔から、前記他方の端部にわたって前記タブが配されるように構成されていてもよい。
一般に、エアバッグは移動体に衝撃が加えられた際に、ガスが供給されることで膨張する。移動体の天井から下方にエアバッグが展開する態様においては、エアバッグが移動体の天井から下方に向かう方向に膨張することにより、移動体の天井から下方に向かう方向に、エアバッグから、取付装置に対して力が加えられる。取付装置が移動体の天井に固定されている場合、固定されている部分を支点として、取付装置が下方に引っ張られ、変形するおそれがある。この形態の取付装置によれば、例えば取付孔が、第2板部の、中間の部位よりも、他方の端部側にある態様と比較して、固定部と、取付孔のうちタグが接触する任意の点との直線距離と、を小さくすることができる。つまり、固定部の中心を支点とするときに、力点との直線距離を小さくすることができる。第2板部の、他方の端部に近い部位が力点となる態様と比較して、取付装置に力が加えられた際に、取付装置が変形を抑制することができる。
(3)上記形態の取付装置において、前記取付孔は、前記第1板部の長手方向における中間の位置である第1位置および、前記第2板部の長手方向における中間の位置である第2位置を含んでいてもよい。
一般に、エアバッグは移動体に衝撃が加えられた際に、ガスが供給されることで膨張する。移動体の天井から下方にエアバッグが展開する態様においては、エアバッグが移動体の天井から下方に向かう方向に膨張することにより、移動体の天井から下方に向かう方向に、エアバッグから、取付装置に対して力が加えられる。取付装置が移動体の天井に固定されている場合、固定されている部分を支点として、取付装置が下方に引っ張られ、変形するおそれがある。
この形態の取付装置によれば、取付孔が、第1板部と第2板部の長手方向における中間である第1位置と第2位置と、を含まない態様と比較して、第2板部に対して均等に力が加えられる。取付装置に力が加えられた際に、第2板部が歪む可能性を小さくすることができる。
(4)上記形態の取付装置において、前記固定部は、部品を通すための貫通孔であり、前記第1板部は、前記貫通孔を通された前記部品を介して前記移動体に対して固定されていてもよい。
この形態の取付装置によれば、例えば第1板部が接着剤によって移動体に固定されている態様と比較して、容易に取付装置を交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両に配置されているエアバッグ装置を示す説明図。
エアバッグ装置の一部を示した図。
図2とは異なる角度から見たときの取付装置を示した図。
図3とは異なる角度から見たときの取付装置を示した図。
図3とは異なる角度から見たときの取付装置を示した図。
エアバッグが取付装置に取り付けられた状態を表す簡略図。
比較例のエアバッグ装置を表した図。
比較例のエアバッグ装置のエアバッグが展開している図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.本実施形態:
A1.本実施形態の構成:
図1は、車両VWに配置されているエアバッグ装置1を示す説明図である。図1は、車両VWの室内の一部の断面を簡略して表した図である。図1において、ハッチングを省略している。図1における前方向FDは、車両VWの進行方向における前方を示し、後方向BDは、車両VWの進行方向における後方を示す。上方向UDは、車両VWの高さ方向における上方を示し、下方向DDは車両VWの高さ方向における下方を示す。前方向FDと後方向BDと上方向UDと下方向DDとに垂直な方向を左右方向と表記する。右方向RDが、車両VWの室内に向かう方向である。左方向LDが、車両VWの室外に向かう方向である。前方向FDと後方向BDをあわせて前後方向、上方向UDと下方向DDをあわせて上下方向、左方向LDと右方向RDをあわせて左右方向と表記することもある。
【0009】
図1は、車両VWの左方向LD側の、後に説明する車両パネルCPの一部と変形部材DMとエアバッグ装置1と、を表したものである。車両VWの右方向RD側において、図1の車両パネルCPの一部と変形部材DMとエアバッグ装置1と、上下方向および前後方向を含む面において対称な構成を備えている。以下において、車両VWの左方向LD側における車両パネルCPの一部と変形部材DMとエアバッグ装置1について説明する。
【0010】
車両VWは、車両パネルCPと、変形部材DMと、を備えている。車両パネルCPは、車両VWの天井の一部である。車両パネルCPは板状の部材である。本実施形態において、車両パネルCPは、12個の車体孔BHと、四つの嵌合部FPと、を備えている。車体孔BHは、後に説明する第1貫通孔112aないし第3貫通孔112cを通る部品を通すことで、エアバッグ装置1の、後に説明する取付装置10を車両パネルCPに固定するための孔である。なお、本実施形態においては、一つの取付装置10を固定するために、三つの車体孔BHが使用される。図1においては、一つの車体孔BHのみを図示している。本実施形態において、部品はボルトBTである。嵌合部FPは、後に説明する開放部DM2の孔に嵌る部分である。嵌合部FPは、車両パネルCPの下方向DDの端部に形成されている。嵌合部FP以外の車両パネルCPの部分は、車両VWの前後方向に沿って伸びている。図示はしていないが、車両パネルCPの下方向DDに、車両VWの側壁が配されている。
(【0011】以降は省略されています)
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