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公開番号2025104055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221883
出願日2023-12-27
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/18 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】エアバッグの導管部の捩じれを抑制するとともに、ラップベルト部による乗員の拘束性能が低下することを抑制することができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置10は、乗員を受け止めるバッグ本体部30aと、膨張用ガスをバッグ本体部30aに案内してバッグ本体部30aに膨張用ガスを流入させる導管部30bとを有するラップベルト部13に取り付けられたエアバッグ30と、ラップベルト部13と導管部30bとの間に配置され、導管部30bの捻じれを規制する規制ベルト60とを備える。規制ベルト60は、導管部30bより剛性が高く、ラップベルト部13の長手方向において異なる位置に配置された板状の二つの板状部60aと、当該二つの板状部60aの間に配置されてこれらを接続する接続部60bであって当該二つの板状部60aより剛性が低く構成された接続部60bとを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、
前記シートに着座する乗員の腰部を拘束するように構成されたラップベルト部を有するシートベルトと、
膨張用ガスを放出するインフレーターと、
前記ラップベルト部に取り付けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止めるバッグ本体部と、前記インフレーターに接続され、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記バッグ本体部に案内して前記バッグ本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、
前記ラップベルト部と前記導管部との間に配置され、前記導管部の捻じれを規制する規制部材と、
を備え、
前記規制部材は、
前記導管部より剛性が高い板状の第1板状部と、
前記導管部より剛性が高い板状の第2板状部であって、前記ラップベルト部の長手方向において前記第1板状部と異なる位置に配置された第2板状部と、
前記長手方向において前記第1板状部と前記第2板状部との間に配置され、前記第1板状部と前記第2板状部とを接続する接続部であって、前記第1板状部及び前記第2板状部より剛性が低く構成された接続部と、
を備えることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記接続部の厚みは、前記第1板状部及び前記第2板状部の厚みより薄いことを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記ラップベルト部の厚み方向から見たとき、前記第1板状部及び前記第2板状部は、前記長手方向に沿った辺を短辺とし、前記長手方向と前記厚み方向とに直交する方向に沿った辺を長辺とする長方形状であることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記ラップベルト部と前記規制部材とを一体的に保持する保持部材をさらに備え、該保持部材は前記導管部に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
【請求項5】
シートに着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、
前記シートに着座する乗員の腰部を拘束するように構成されたラップベルト部を有するシートベルトと、
膨張用ガスを放出するインフレーターと、
前記ラップベルト部に取り付けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止めるバッグ本体部と、前記インフレーターに接続され、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記バッグ本体部に案内して前記バッグ本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、
前記ラップベルト部と前記導管部との間に配置され、前記導管部の捻じれを規制する規制部材と、
を備え、
前記規制部材は、
前記導管部より剛性が高い板状の第1板状部と、
前記導管部より剛性が高い板状の第2板状部であって、前記ラップベルト部の長手方向において前記第1板状部と隣接して配置され、前記第1板状部に対して前記長手方向と交差する方向に回動可能に構成された第2板状部と、
を備えることを特徴とする乗員保護装置。
【請求項6】
前記規制部材は、前記第1板状部と前記第2板状部とを連結するとともに、前記第2板状部が前記第1板状部に対して回動可能となるように前記第2板状部を保持する連結部材をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の乗員保護装置。
【請求項7】
前記規制部材は、前記第1板状部に形成された第1穴部と前記第2板状部に形成された第2穴部とに挿通される軸部材を有し、
前記第2板状部は、前記第1板状部に対して前記軸部材を中心に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載の乗員保護装置。
【請求項8】
前記ラップベルト部と前記規制部材とを一体的に保持する保持部材をさらに備え、該保持部材は前記導管部に連結されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のシートに着座する乗員を保護する乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、乗員を保護する乗員保護装置として、乗員をシートに拘束するシートベルトを設ける構成が広く知られている。また、特許文献1では、シートベルトにおける乗員の腰部を拘束するラップベルト部にエアバッグを設け、エアバッグによって乗員を受け止めて保護する構成が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載のエアバッグは、膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止めるバッグ本体部と、インフレーターに接続され、インフレーターから放出される膨張用ガスをバッグ本体部に案内してバッグ本体部に膨張用ガスを流入させる導管部を有する。導管部は、捻じれ難い材料で形成されており、これによって導管部が捩じれて膨張用ガスが流れにくくなることが抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2004-511391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1の構成のように、導管部を捻じれ難い材料で形成することにより捻じれを抑制する場合、導管部の剛性によって導管部が取り付けられているラップベルト部が曲がり難くなるおそれがある。その場合、ラップベルト部が乗員の腰回りに沿いにくくなってラップベルト部と乗員の腰部との間に隙間ができ、ラップベルト部による乗員の拘束性能が低下するおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、エアバッグの導管部の捩じれを抑制するとともに、ラップベルト部による乗員の拘束性能が低下することを抑制することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明に係る乗員保護装置の代表的な構成は、シートに着座する乗員を保護する乗員保護装置であって、前記シートに着座する乗員の腰部を拘束するように構成されたラップベルト部を有するシートベルトと、膨張用ガスを放出するインフレーターと、前記ラップベルト部に取り付けられたエアバッグであって、前記膨張用ガスが供給されることにより膨張して乗員を受け止めるバッグ本体部と、前記インフレーターに接続され、前記インフレーターから放出される前記膨張用ガスを前記バッグ本体部に案内して前記バッグ本体部に前記膨張用ガスを流入させる導管部と、を有するエアバッグと、前記ラップベルト部と前記導管部との間に配置され、前記導管部の捻じれを規制する規制部材と、を備え、前記規制部材は、前記導管部より剛性が高い板状の第1板状部と、前記導管部より剛性が高い板状の第2板状部であって、前記ラップベルト部の長手方向において前記第1板状部と異なる位置に配置された第2板状部と、前記長手方向において前記第1板状部と前記第2板状部との間に配置され、前記第1板状部と前記第2板状部とを接続する接続部であって、前記第1板状部及び前記第2板状部より剛性が低く構成された接続部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、乗員保護装置において、エアバッグの導管部の捩じれを抑制するとともに、ラップベルト部による乗員の拘束性能が低下することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
乗員保護装置を搭載したシートの斜視図である。
シートの左側面図である。
シートの正面図である。
エアバッグが膨張した際のシートの左側面図である。
図3に示すA-A部を切断したバッグ組付体の断面図である。
エアバッグが膨張した状態のバッグ組付体を下側から見た斜視図である。
規制ベルトの正面図と平面図と斜視図である。
エアバッグが膨張した状態のバッグ組付体を下側から見た斜視図である。
規制ベルトの正面図と平面図と分解斜視図である。
規制ベルトの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る乗員保護装置10について説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明において、左右方向は、乗員保護装置10を搭載したシート1の左方向と右方向、具体的にはシート1に着座する乗員Mから見た左方向と右方向を意味する。前後方向は、シート1の前方向と後方向、具体的にはシート1に着座する乗員Mから見た前方向と後方向を意味する。上下方向は、鉛直方向の上方向と下方向を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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