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公開番号2025104425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222214
出願日2023-12-28
発明の名称流体殺菌装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】殺菌効率を高めることができる流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置1は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室60を有し、光源用開口14、流体を殺菌室60に流入するための室流入口12、および、流体を殺菌室60から流出するための室流出口13が殺菌室60に開口するように形成された殺菌室本体10と、光源用開口14を閉塞し、光源用開口14から殺菌室60に紫外光を出射するように構成された光源部20と、を備え、光源部20は、紫外光を発光する発光素子22を備え、光源用開口14は、光源用開口14の縁線が発光素子22の半値角θ5の-10°~+10°を構成する領域に含まれるように形成されている。
【選択図】図11

特許請求の範囲【請求項1】
壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記光源部は、紫外光を発光する発光素子を備え、
前記光源用開口は、前記光源用開口の縁線が前記発光素子の半値角の-10°~+10°を構成する領域に含まれるように形成されている、流体殺菌装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記半値角は、110°~130°である、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記発光素子は、配光特性の広がりの中で中心方向に位置する光学的軸を通る断面において、前記光学的軸を基準として対称となる2つの最大照度軸を有するように構成されている、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記光源用開口の縁線は、円形に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記殺菌室の直径Dと前記光源用開口の直径dの比率D/dは、1.8~2.2の範囲に設定されている、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記発光素子は、配光特性の広がりの中で中心方向に位置する光学的軸が前記光源用開口の縁線である円形の中心軸に一致するように配置されている、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記室流入口および前記室流出口は、前記光源用開口を含む平面のうち前記殺菌室側の面に対向するように配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、紫外光を発光する発光素子を用いる流体殺菌装置が開示されている。この流体殺菌装置は、流体を収容するための略凹球面状の殺菌室(貯留部)と、殺菌室内に流体を流入するための室流入口(供給口)と、殺菌室内の流体を取り出すための室流出口(取出口)と、紫外光を照射するための光源部と、を有する。
【0003】
殺菌室は、室流入口における流体の流動方向において上流側に位置する略半凹球面状の第1殺菌室と、下流側に位置する略半凹球面状の第2殺菌室と、を含む。第1殺菌室の側に、室流入口が形成され、第2殺菌室の側には、室流出口が形成されている。光源部は、第2殺菌室の側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-6710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
流体殺菌装置において、光源部は、殺菌室の光源用開口に配置されている。光源部を構成する発光素子が紫外光を発光し、発光した紫外光が光源用開口から殺菌室の内部に出射される。
【0006】
殺菌室の内部における殺菌効率を高めるためには、光源部が発光した紫外光を満遍なく照射することが求められる。しかし、発光素子の発光特性と、発光素子の位置と光源用開口との位置関係とによっては、殺菌室における殺菌効率が低下するおそれがある。
【0007】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、殺菌効率を高めることができる流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、壁面が凹球面状に形成された流体の殺菌室を有し、光源用開口、前記流体を前記殺菌室に流入するための室流入口、および、前記流体を前記殺菌室から流出するための室流出口が前記殺菌室に開口するように形成された殺菌室本体と、
前記光源用開口を閉塞し、前記光源用開口から前記殺菌室に紫外光を出射するように構成された光源部と、を備え、
前記光源部は、紫外光を発光する発光素子を備え、
前記光源用開口は、前記光源用開口の縁線が前記発光素子の半値角の-10°~+10°を構成する領域に含まれるように形成されている、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、光源用開口の縁線が、発光素子の半値角の-10°~+10°を構成する領域に含まれるように位置する。発光素子の半値角とは、配光特性の広がりの中で中心方向に位置する光学的軸を中心軸として、照度が最大値の50%になる角度である。そして、上記のとおり、発光素子の半値角の-10°~+10°は、照度が最大値の50%近傍となる角度である。したがって、発光素子の半値角の-10°~+10°を構成する領域は、照度が最大値の50%近傍以上の照度を有する領域となる。つまり、光源用開口から出射される紫外光の照度は、照度が最大値の50%近傍以上の照度を有することになる。殺菌室の内部には、照度が最大値の50%近傍以上の照度を有する紫外光が照射され、殺菌室を流通する流体を効率的に殺菌することができる。
【0010】
以上のように、殺菌効率を高めることができる流体殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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