TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025110967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005061
出願日
2024-01-17
発明の名称
汚水処理装置
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
3/12 20230101AFI20250723BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】故障の発生確率が低く信頼性の高い安価な流量調整槽を備えた汚水処理装置を提供する。
【解決手段】汚水流入路4と、前記汚水流入路4から流入する汚水を浄化する生物処理槽7,8と、前記汚水流入路4から前記生物処理槽7,8へ流入する汚水量を調整する流量調整槽5と、を備えている汚水処理装置100であって、前記汚水流入路4に、前記生物処理槽7,8へ汚水が流入する第1流出口43と前記流量調整槽5へ汚水が流入する第2流出口44とが形成され、前記第1流出口43の高さが前記第2流出口44の高さよりも低位に設定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
汚水流入路と、前記汚水流入路から流入する汚水を浄化する生物処理槽と、前記汚水流入路から前記生物処理槽へ流入する汚水量を調整する流量調整槽と、を備えている汚水処理装置であって、
前記汚水流入路に、前記生物処理槽へ汚水が流入する第1流出口と前記流量調整槽へ汚水が流入する第2流出口とが形成され、前記第1流出口の高さが前記第2流出口の高さよりも低位に設定されている汚水処理装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記生物処理槽の上限水位が前記第2流出口の高さで規定されている請求項1記載の汚水処理装置。
【請求項3】
前記第1流出口が前記第2流出口より前記汚水流入路の下流側に形成されている請求項1記載の汚水処理装置。
【請求項4】
前記汚水流入路に汚水を移送する汚水ポンプが設置された汚水ポンプ井をさらに備え、前記汚水ポンプ井の汚水水位が第1起動水位を超えると前記汚水ポンプを間欠運転し、前記第1起動水位より高い第2起動水位を超えると前記汚水ポンプを連続運転する汚水ポンプ制御部を備えている請求項1記載の汚水処理装置。
【請求項5】
前記生物処理槽は膜分離活性汚泥法が採用されている請求項1から4の何れかに記載の汚水処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚水処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、汚水を活性汚泥により生物処理する生物処理槽に、槽内の活性汚泥混合液を固液分離する膜分離装置を浸漬設置した膜分離活性汚泥法を採用した汚水処理装置が示されている。
【0003】
膜分離活性汚泥法は、処理できる汚水量が設置する膜面積に比例するため、流入汚水量が変動する場合には、ピーク流入汚水量に対応可能な面積の膜を設置する必要がある。
【0004】
しかし、膜は比較的高価な設備であり、消費電力量を含むランニングコストが高いことから、ピーク流入汚水量に対応可能な規模の膜を導入すると、ランニングコストが割高となり、省エネルギー化が望まれている。
【0005】
そこで、流量調整槽を設置することにより、流入する汚水の変動を吸収し、生物処理槽に送る汚水量を均一にすることで、必要となる膜面積を最小限とする設計が、小規模の下水処理場では標準で採用されている(特許文献1の図7、段落[0072]参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-34077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、流量調整槽には、汚水の全量を一旦受け入れるインライン型と、必要に応じて汚水の全量または一部を受け入れるサイドライン型がある。
図4に示すように、インライン型の流量調整槽5では、汚水ポンプP1で揚水され、微細目スクリーン3で夾雑物が除去された汚水の全量が一旦流量調整槽5に貯留され、流量調整槽5に貯留された汚水がポンプP2で揚水され、汚水搬送管4を介して汚水分配槽12に移送され、汚水分配槽12により一定流量に調整された汚水が生物処理槽7,8に移送される。
【0008】
図5に示すように、サイドライン型の流量調整槽5では、汚水ポンプP1で揚水され、微細目スクリーン3で夾雑物が除去された汚水が汚水搬送管4を介して汚水分配槽12に移送され、汚水分配槽12により一定流量に調整された汚水が生物処理槽7,8に移送される。生物処理槽7,8の水位が所定の上限水位に達すると、汚水搬送管4から分岐する分岐管4Dを介して余剰の汚水が流量調整槽5に貯留され、生物処理槽7,8の水位が上限水位より低下すると再び汚水搬送管を介して汚水分配槽12に汚水が供給される。生物処理槽7,8に流入する汚水量が少なくなると、流量調整槽5に貯留された汚水がポンプP2で揚水され、汚水搬送管6を介して汚水分配槽12に移送される。汚水搬送管4および分岐管4Dには流路を切り替える電磁弁V1,V2が設けられている。
【0009】
インライン型と比較してサイドライン型の流量調整槽の方が、再揚水する水量を低減できるため省エネルギーの観点で優れている。しかし、汚水の発生量の変動は予想することが難しく、巡回管理を前提とする小規模下水処理場においてサイドライン型の流量調整槽を採用する場合には、電動可動堰や流路切替用の電動弁などの自動制水設備の採用が必要となり、コストが嵩む。自動制水設備が故障などにより正しく動作しないと、汚水が水槽から溢れ、或いは未処理放流事故が発生しかねないため、自動制水設備にはバックアップ機構が不可欠となるが、故障に備えてバックアップ用の電動可動堰や電動弁を重複して設置するとさらにコストが嵩み、実現が困難であった。
【0010】
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、故障の発生確率が低く信頼性の高い安価な流量調整槽を備えた汚水処理装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社クボタ
田植機
10日前
株式会社クボタ
作業車
6日前
株式会社クボタ
作業機
6日前
株式会社クボタ
作業機
1か月前
株式会社クボタ
田植機
7日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社クボタ
田植機
7日前
株式会社クボタ
作業車
7日前
株式会社クボタ
作業車
7日前
株式会社クボタ
作業車
13日前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
株式会社クボタ
トラクタ
1か月前
株式会社クボタケミックス
伸縮継手
19日前
株式会社クボタ
トラクタ
1か月前
株式会社クボタ
圃場作業機
1か月前
株式会社クボタ
水田作業機
1か月前
株式会社クボタ
圃場作業車
7日前
株式会社クボタ
圃場作業車
5日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
サトウキビ収穫機
6日前
株式会社クボタ
操作機構及び作業車
7日前
株式会社クボタケミックス
管路更生工法および管更生部材
28日前
株式会社クボタ
経路生成システムおよび作業機
7日前
株式会社クボタケミックス
管路更生工法および管更生部材
28日前
株式会社クボタ
走行制御システムおよび田植機
6日前
株式会社クボタ
判定方法、判定システム、および判定プログラム
24日前
株式会社クボタ
作業機
20日前
続きを見る
他の特許を見る