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公開番号2025120545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015392
出願日2024-02-05
発明の名称管路更生工法および管更生部材
出願人株式会社クボタケミックス,株式会社大阪防水建設社,株式会社クボタ建設
代理人個人
主分類B29C 63/32 20060101AFI20250808BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】容易に更生管を施工できる管路更生工法を提供する。
【解決手段】この管路更生工法では、複数の環状の補強部材16を既設管の軸方向に並ぶように設置するステップと、ライニング部材12が既設管の軸方向に並ぶように、補強部材の内面側からライニング部材を補強部材に取り付けるステップと、ライニング部材の内面側から環状の連結部材14をライニング部材に取り付けて、ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して更生管102を製管するステップとを含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
複数の環状のライニング部材を軸方向に連結して形成した更生管によって既設管を更生する管路更生工法であって、
(a)前記ライニング部材を補強するための複数の環状の補強部材を前記既設管の軸方向に並ぶように設置するステップ、
(b)前記ステップ(a)の後、前記ライニング部材が前記既設管の軸方向に並ぶように、前記補強部材の内面側から当該ライニング部材を当該補強部材に取り付けるステップ、および
(c)前記ステップ(b)の後、前記ライニング部材の内面側から環状の連結部材を当該ライニング部材に取り付けて、当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して製管するステップを含む、管路更生工法。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記ステップ(b)では、前記補強部材が前記ライニング部材の連結部分を跨ぐように、前記ライニング部材を前記補強部材に取り付ける、請求項1記載の管路更生工法。
【請求項3】
前記ステップ(c)では、前記ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを前記連結部材によって連結するとき、前記補強部材によって前記ライニング部材の側縁部を外面側から押さえ付ける、請求項2記載の管路更生工法。
【請求項4】
前記ステップ(b)では、環状の前記ライニング部材を屈曲変形して縮径させた状態で前記既設管内に搬入し、所定位置で当該ライニング部材を復元する、請求項1または2記載の管路更生工法。
【請求項5】
前記ステップ(b)では、前記ライニング部材および前記補強部材を製管方向の下流側にずらすことで、前記ライニング部材と前記補強部材とを係合させると共に、前記ライニング部材の隣り合う側縁部どうしの間隔を前記連結部材の幅に合わせる、請求項1または2記載の管路更生工法。
【請求項6】
前記ステップ(a)では、マンホール内に設置した巻き癖付与装置によって直帯状の鋼材を所定の口径に塑性変形させて環状にすることで前記補強部材を形成した後、前記既設管内に搬入する、請求項1または2記載の管路更生工法。
【請求項7】
複数の環状のライニング部材を軸方向に連結して形成した更生管によって既設管を更生する管路更生工法に用いられる管更生部材であって、
前記ライニング部材、
前記ライニング部材の内面側から取り付けられて当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結する環状の連結部材、および
前記ライニング部材の連結部分を跨ぐように当該ライニング部材の外面側に取り付けられる環状の補強部材を備える、管更生部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の環状のライニング部材を軸方向に連結して形成した更生管によって既設管を更生する、管路更生工法およびそれに用いる管更生部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の管路更生工法の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の技術では、外周側へ開放された嵌め込み受け部を有する合成樹脂からなる主帯材(ライニング部材)と、主帯材の外周側に設けられた補強帯材とが予め一体化された帯状部材を用いる。そして、この帯状部材を既設管の内面に沿って巻き回すように施工することで、既設管内に更生管を形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-142181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、ライニング部材と補強帯材とを一体化した帯状部材を用いるが、合成樹脂製のライニング部材と金属製の補強帯材とでは剛性が大きく異なるので、ライニング部材から補強部材が外れ易く、また、ライニング部材が破損し易い。ライニング部材から補強部材が外れたり、ライニング部材が破損したりすると、その補修に時間を要してしまう。また、ライニング部材と補強帯材とを同時に更生管の巻き径に塑性変形させながら既設管内に設置する必要があるので、高い施工技術が必要となる。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、管路更生工法および管更生部材を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、施工が容易な、管路更生工法および管更生部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、複数の環状のライニング部材を軸方向に連結して形成した更生管によって既設管を更生する管路更生工法であって、(a)ライニング部材を補強するための複数の環状の補強部材を既設管の軸方向に並ぶように設置するステップ、(b)ステップ(a)の後、ライニング部材が既設管の軸方向に並ぶように、補強部材の内面側から当該ライニング部材を当該補強部材に取り付けるステップ、および(c)ステップ(b)の後、ライニング部材の内面側から環状の連結部材を当該ライニング部材に取り付けて、当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して製管するステップを含む、管路更生工法である。
【0008】
第1の発明では、先ず、ステップ(a)において、更生管の主構成要素であるライニング部材を施工する前に、複数の環状の補強部材を既設管の軸方向に並ぶように設置する。次に、ステップ(b)において、複数の環状のライニング部材が既設管の軸方向に並ぶように、補強部材の内面側からライニング部材を補強部材に取り付ける。つまり、ライニング部材の外面側に補強部材が取り付けられる。そして、ステップ(c)において、ライニング部材の内面側から環状の連結部材をライニング部材に取り付けて、ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して更生管を製管する。
【0009】
第1の発明によれば、ライニング部材、連結部材および補強部材のそれぞれを環状に形成すると共に、各部材の施工を別工程にしたので、部材の重量化を避けることができる。また、補強部材のみを先に施工するので、ライニング部材の施工時にライニング部材から補強部材が外れたりライニング部材が破損したりすることを低減できる。したがって、ライニング部材と補強部材とを同時に施工することと比較して、容易に更生管を施工できる。また、既設管の破損に対して補強部材が防御となるので、ライニング部材を施工するときの安全性が向上する。
【0010】
第2の発明は、第1の発明に従属し、ステップ(b)では、補強部材がライニング部材の連結部分を跨ぐように、ライニング部材を補強部材に取り付ける。
(【0011】以降は省略されています)

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