TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025111048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005197
出願日2024-01-17
発明の名称ベーンポンプ
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F04C 2/344 20060101AFI20250723BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ベーンポンプの製造コストを低減する。
【解決手段】ベーンポンプ100は、駆動シャフト1に連結され回転駆動されるロータ2と、ロータ2に対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーン3と、ロータ2の回転に伴ってベーン3の先端部3aが摺接する内周カム面4aを有するカムリング4と、ロータ2、カムリング4、及び一対の隣り合うベーン3によって区画されたポンプ室6と、を備え、カムリング4の外周面41には、径方向内側に窪むとともに一定の曲率半径を有する円弧状の凹部41aと、凹部41aと連続して形成されるとともに、凹部41aよりも大きな曲率半径を有する円弧状または直線状に形成される切り欠き部41bと、が形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動シャフトに連結され回転駆動されるロータと、
前記ロータに対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーンと、
前記ロータの回転に伴って前記ベーンの先端部が摺接する内周カム面を有するカムリングと、
前記ロータ、前記カムリング、及び一対の隣り合う前記ベーンによって区画されたポンプ室と、を備え、
前記カムリングの外周面には、
径方向内側に窪むとともに一定の曲率半径を有する円弧状の凹部と、
前記凹部と連続して形成されるとともに、前記凹部よりも大きな曲率半径を有する円弧状または直線状に形成される切り欠き部と、が形成されることを特徴とするベーンポンプ。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載のベーンポンプであって、
前記切り欠き部は、前記凹部の端部から前記凹部の接線方向に延びて形成されることを特徴とするベーンポンプ。
【請求項3】
請求項1に記載のベーンポンプであって、
前記切り欠き部の径方向の厚さは、前記カムリングにおける径方向の厚さが最も薄い薄肉部よりも大きいことを特徴とするベーンポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベーンポンプに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のベーンを半径方向に出没自在に取り付けたロータと、ロータを回転自在に収容するカムリングと、隣合う二つのベーン間に形成され、ロータの回転によってその容積が変化するポンプ室と、を備えるベーンポンプが開示されている。カムリングはプレート部材により挟持され、位置決めピンによりプレート部材との位置が固定される。カムリングの外周面には、位置決めピンの一部を収容する凹部が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-063883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のようなベーンポンプでは、カムリングは、焼結により成形されることがある。カムリングでは、凹部での強度を確保するため、凹部での肉厚(径方向の厚さ)を大きくしている。これにより、凹部の周辺が過剰に肉厚になり、カムリングの材料の無駄が多くなり、ベーンポンプの製造コストが高くなるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ベーンポンプの製造コストを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ベーンポンプであって、駆動シャフトに連結され回転駆動されるロータと、ロータに対して径方向に往復動自在に設けられる複数のベーンと、ロータの回転に伴ってベーンの先端部が摺接する内周カム面を有するカムリングと、ロータ、カムリング、及び一対の隣り合うベーンによって区画されたポンプ室と、を備え、カムリングの外周面には、径方向内側に窪むとともに一定の曲率半径を有する円弧状の凹部と、凹部と連続して形成されるとともに、凹部よりも大きな曲率半径を有する円弧状または直線状に形成される切り欠き部と、が形成されることを特徴とする。
【0007】
この発明では、カムリングの外周面には、径方向内側に窪む凹部と、凹部と連続して形成される切り欠き部を有する。よって、凹部により例えばカムリングの位置決めをしつつ、切り欠き部によりカムリングを薄肉化することができる。よって、カムリングの材料の無駄を少なくすることができ、ベーンポンプの製造コストを低減することができる。
【0008】
また、本発明は、切り欠き部は、凹部の端部から凹部の接線方向に延びて形成されることを特徴とする。
【0009】
この発明では、切り欠き部が凹部及びカムリングの外周面の円弧部と滑らかに接続されるため、切り欠き部と凹部の境界及び切り欠き部と円弧部の境界での応力集中を低減させることができる。
【0010】
また、本発明は、切り欠き部の径方向の厚さは、カムリングにおける径方向の厚さが最も薄い薄肉部よりも大きいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カヤバ株式会社
緩衝器
28日前
カヤバ株式会社
緩衝器
28日前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
1か月前
カヤバ株式会社
ベーンポンプ
5日前
カヤバ株式会社
ベーンポンプ
1か月前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
今日
カヤバ株式会社
モータ制御装置
今日
カヤバ株式会社
電磁リリーフ弁
3日前
カヤバ株式会社
バルブユニット
1か月前
カヤバ株式会社
ポンプの取付構造
1か月前
カヤバ株式会社
粒子検出装置及びプログラム
18日前
カヤバ株式会社
データ取得システム、データ取得方法及びプログラム
1か月前
個人
圧縮機
3か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
1か月前
株式会社不二越
蓄圧装置
3日前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
シャープ株式会社
送風装置
3か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
1か月前
個人
携帯型扇風機用の送風ノズル
2か月前
株式会社ニクニ
液封式ポンプ装置
1か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
3か月前
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
3か月前
株式会社酉島製作所
ポンプ
2か月前
小倉クラッチ株式会社
ルーツブロア
6日前
株式会社ノーリツ
ロータリー圧縮機
1か月前
リンナイ株式会社
羽根車
3か月前
株式会社不二越
ベーンポンプ
7日前
株式会社不二越
油圧ユニット
2か月前
株式会社坂製作所
スクロール圧縮機
1か月前
個人
連結式螺旋翼体及び流体移送装置
2か月前
株式会社コスメック
ピストン型ポンプ
2か月前
株式会社村田製作所
圧電ポンプ
3か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
2か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
続きを見る