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公開番号2025110640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004586
出願日2024-01-16
発明の名称ルーツブロア
出願人小倉クラッチ株式会社
代理人個人
主分類F04C 28/26 20060101AFI20250722BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】シール部材を使用することなく、ポンプ室から漏洩した水分が軸受に達することを防ぐことが可能なルーツブロアを提供する。
【解決手段】ルーツブロア用ロータ(駆動側ロータ11)の軸心部に固着された回転軸(駆動軸13)と、ポンプ室10とを備える。ポンプ室10を囲む壁(前壁16)に形成された第1の軸受室19に収容された第1の軸受17と、第1の軸受17とポンプ室10との間に位置し、回転軸に取付けられた第1のフリンガ27とを備える。第1の軸受室19の下端部から下り勾配でポンプ室10まで延び、第1の軸受室19とポンプ室10とを連通する第1の環流穴24を備える。第1のフリンガ27は、第1の軸受室19に開口する第1の環流穴24の上側の開口部と、第1の軸受17との間を通過して回転するように形成されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
ルーツブロア用ロータの軸心部に固着された回転軸と、
前記ルーツブロア用ロータを収容するポンプ室と、
前記ポンプ室を囲む壁に形成された軸受室に収容され、前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、
前記軸受室に配置されて前記軸受と前記ポンプ室との間に位置し、前記回転軸に取付けられたフリンガと、
前記軸受室の下端部から下り勾配で前記ポンプ室まで延び、前記軸受室と前記ポンプ室とを連通する環流穴とを備え、
前記フリンガは、前記軸受室に開口する前記環流穴の上側の開口部と、前記軸受との間を通過して回転するように形成されていることを特徴とするルーツブロア。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載のルーツブロアにおいて、
前記環流穴のポンプ室側の開口は、前記ポンプ室の吐出側であって、一対の前記ルーツブロア用ロータどうしが噛み合う領域を避けた位置に形成されていることを特徴とするルーツブロア。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のルーツブロアにおいて、
前記フリンガは、前記回転軸が嵌合する状態で前記軸受の内輪に接触する筒状のボス部と、前記軸受に沿って前記ボス部から径方向の外側に延びる円板部とを備え、
前記フリンガの外径は、前記軸受の前記内輪と外輪の間に位置するベアリングシールの外径より大きいことを特徴とするルーツブロア。
【請求項4】
請求項3に記載のルーツブロアにおいて、
前記円板部と前記ポンプ室との間には、前記軸受室の壁が前記円板部と所定のクリアランスをおいて対向するように設けられていることを特徴とするルーツブロア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプ室と軸受との間にフリンガを備えたルーツブロアに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来のルーツブロアとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示されたルーツブロアは、ロータの回転軸を支持する軸受とポンプ室との間にシール部材を備えている。シール部材は、ポンプ室の壁に形成されたシール室に収容されている。シール室は、ポンプ室に連通孔によって連通されている。
【0003】
特許文献1に記載されたルーツブロアで水分が含まれているガスを取り扱うと、水分がポンプ室から回転軸に沿ってシール室に浸入する。シール室に浸入した水分は、シール部材によって浸入経路が絶たれ、シール室から連通孔を通ってポンプ室に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4779669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示すような従来のルーツブロアにおいては、シール部材で発生した摩耗粉がシール室から水とともにポンプ室に入り、ロータやポンプ室の摺接面に付着して機能が損なわれるおそれがあった。
【0006】
本発明の目的は、シール部材を使用することなく、ポンプ室から漏洩した水分が軸受に達することを防ぐことが可能なルーツブロアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明に係るルーツブロアは、ルーツブロア用ロータの軸心部に固着された回転軸と、前記ルーツブロア用ロータを収容するポンプ室と、前記ポンプ室を囲む壁に形成された軸受室に収容され、前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、前記軸受室に配置されて前記軸受と前記ポンプ室との間に位置し、前記回転軸に取付けられたフリンガと、前記軸受室の下端部から下り勾配で前記ポンプ室まで延び、前記軸受室と前記ポンプ室とを連通する環流穴とを備え、前記フリンガは、前記軸受室に開口する前記環流穴の上側の開口部と、前記軸受との間を通過して回転するように形成されているものである。
【0008】
本発明は、前記ルーツブロアにおいて、前記環流穴のポンプ室側の開口は、前記ポンプ室の吐出側であって、一対の前記ルーツブロア用ロータどうしが噛み合う領域を避けた位置に形成されていてもよい。
【0009】
本発明は、前記ルーツブロアにおいて、前記フリンガは、前記回転軸が嵌合する状態で前記軸受の内輪に接触する筒状のボス部と、前記軸受に沿って前記ボス部から径方向の外側に延びる円板部とを備え、前記フリンガの外径は、前記軸受の前記内輪と外輪の間に位置するベアリングシールの外径より大きくてもよい。
【0010】
本発明は、前記ルーツブロアにおいて、前記円板部と前記ポンプ室との間には、前記軸受室の壁が前記円板部と所定のクリアランスをおいて対向するように設けられていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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