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公開番号2025111296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005633
出願日2024-01-17
発明の名称電動駆動装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類H02K 11/33 20160101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】機電一体型の電動駆動装置において、回転電機の構成部品と制御装置の電子部品との間の熱影響だけでなく、制御装置の電子部品間の熱影響も抑制する。
【解決手段】電動駆動装置は、回転電機と、回転電機と一体化され、回転電機の駆動を制御する制御装置233と、を備え、回転電機は、複数の構成部品と、複数の構成部品を収容するハウジングと、を有し、制御装置233は、複数の電子部品238、240と、ハウジングに隣接し、複数の電子部品238、240を収容するケーシング235と、を有し、複数の構成部品と複数の電子部品238、240とを区画する遮熱部品245が設けられ、遮熱部品245は、複数の電子部品238、240の間を区画する仕切り部263を有する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機と、前記回転電機と一体化され、前記回転電機の駆動を制御する制御装置と、を備えた電動駆動装置であって、
前記回転電機は、
複数の構成部品と、
前記複数の構成部品を収容するハウジングと、を有し、
前記制御装置は、
複数の電子部品と、
前記ハウジングに隣接し、前記複数の電子部品を収容するケーシングと、を有し、
前記複数の構成部品と前記複数の電子部品とを区画する遮熱部品が設けられ、前記遮熱部品は、前記複数の電子部品の間を区画する仕切り部を有する電動駆動装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記複数の電子部品は、
半導体素子を含むパワーモジュールと、
前記パワーモジュールに入力される電流を平滑化する平滑コンデンサと、を含み、
前記遮熱部品は、前記パワーモジュールと前記平滑コンデンサとの間を区画する請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項3】
前記パワーモジュールは、前記ケーシングの内周面に接触している請求項2に記載の電動駆動装置。
【請求項4】
前記仕切り部は、
周方向に延びる第1周方向板と、
前記第1周方向板の周方向両端部から径方向外側に向かって延びる一対の第1径方向板と、
前記第1周方向板の径方向外側において周方向に延びる第2周方向板と、
前記第2周方向板の周方向両端部から径方向外側に向かって延びる一対の第2径方向板と、を有し、
前記第1周方向板、一方の前記第1径方向板、及び一方の前記第2径方向板は、前記ケーシングと共に、前記パワーモジュールを収容する第1収容空間を画定しており、
前記第1周方向板、他方の前記第1径方向板、及び他方の前記第2径方向板は、前記ケーシングと共に、前記平滑コンデンサを収容する第2収容空間を画定している請求項2に記載の電動駆動装置。
【請求項5】
前記ケーシングは、
所定の軸方向に延びる円筒状の周壁部と、
前記周壁部の前記回転電機とは反対側の開口部を閉止する底壁部と、を有し、
前記底壁部には、前記軸方向に貫通する換気孔が設けられており、
前記遮熱部品には、前記軸方向に視て前記換気孔と重なる位置に、切り欠き部が設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載の電動駆動装置。
【請求項6】
前記複数の構成部品は、
中空状のロータと、
前記ロータの外周に配置されるステータと、を有し、
前記換気孔は、前記切り欠き部を介して前記ロータの内部空間と連通している請求項5に記載の電動駆動装置。
【請求項7】
前記制御装置は、前記ケーシングの内部空間において前記回転電機側の端子と接続される出力端子を有し、
前記遮熱部品には、前記出力端子を前記回転電機側に向かって露出させる端子開口部が設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載の電動駆動装置。
【請求項8】
前記遮熱部品は、
樹脂材料によって形成される樹脂層と、
金属材料によって形成され、前記樹脂層に積層される金属層と、を有し、
前記樹脂層は、前記回転電機と前記制御装置のうちで発熱量が大きい側に向けて配置されている請求項1~4のいずれか1項に記載の電動駆動装置。
【請求項9】
前記回転電機は、所定の軸方向に延びるシャフトを更に有し、
前記遮熱部品は、前記軸方向と直交する平面に沿って設けられるベース部を更に有し、
前記仕切り部は、前記ベース部から前記回転電機とは反対側に向かって前記軸方向に沿って延びている請求項1~4のいずれか1項に記載の電動駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両や航空機等においてもCO

排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、シャフトを備えた回転電機(電気機械)と、回転電機を制御する制御装置(電子制御ユニット)と、を備えた機電一体型の電動駆動装置(一体制御型モータ)が開示されている。特許文献1の図5に示されるように、回転電機と制御装置との間には、断熱部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2023/57718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような電動駆動装置の制御装置は、電子部品(例えば、半導体素子を含むパワーモジュールや、このパワーモジュールに入力される電流を平滑化する平滑コンデンサ)を有する。これらの電子部品は、相互に発熱量が異なっており、発熱量の多い電子部品から発熱量の少ない電子部品への熱影響が懸念される。そのため、回転電機の構成部品と制御装置の電子部品との間の熱影響だけでなく、制御装置の電子部品間の熱影響も抑制するような技術が求められている。
【0006】
本発明は、以上の背景に鑑み、機電一体型の電動駆動装置において、回転電機の構成部品と制御装置の電子部品との間の熱影響だけでなく、制御装置の電子部品間の熱影響も抑制することを課題とする。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、回転電機(31)と、前記回転電機と一体化され、前記回転電機の駆動を制御する制御装置(32、233)と、を備えた電動駆動装置(16、231)であって、前記回転電機は、複数の構成部品(39、40)と、前記複数の構成部品を収容するハウジング(36)と、を有し、前記制御装置は、複数の電子部品(77、79、238、240)と、前記ハウジングに隣接し、前記複数の電子部品を収容するケーシング(74、235)と、を有し、前記複数の構成部品と前記複数の電子部品とを区画する遮熱部品(89、90、245)が設けられ、前記遮熱部品は、前記複数の電子部品の間を区画する仕切り部(90、263)を有する。
【0008】
この態様によれば、遮熱部品によって回転電機の構成部品と制御装置の電子部品とを区画することで、回転電機の構成部品と制御装置の電子部品との間の熱影響を抑制することができる。更に、遮熱部品の仕切り部によって制御装置の電子部品の間を区画することで、制御装置の電子部品間の熱影響も抑制することができる。
【0009】
上記の態様において、前記複数の電子部品は、半導体素子を含むパワーモジュール(77、238)と、前記パワーモジュールに入力される電流を平滑化する平滑コンデンサ(79、240)と、を含み、前記遮熱部品は、前記パワーモジュールと前記平滑コンデンサとの間を区画しても良い。
【0010】
パワーモジュールの発熱量と平滑コンデンサの発熱量とを比べると、パワーモジュールの発熱量の方が多い。また、平滑コンデンサは、比較的熱に弱い部材である。上記の態様によれば、発熱量の多いパワーモジュールから発熱量の少ない平滑コンデンサへの熱影響を抑制し、平滑コンデンサを熱害から保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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