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公開番号2025111897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005815
出願日2024-01-18
発明の名称竹粉配合フィルム用ペレット及び竹粉配合フィルム
出願人株式会社ユニオン産業
代理人個人,個人
主分類C08L 23/00 20060101AFI20250724BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】竹粉末の平均粒径が50μm程度であっても、合成樹脂の配合割合の低減化が図れ、抗菌性も有する竹粉配合フィルム用ペレット及び竹粉配合フィルムを提供すること。
【解決手段】少なくとも、ポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂が40重量%以下、竹の粉末が20重量%以下、タルクの粉末が50重量%以下、貝殻の粉末が3重量%以下で配合されており、竹の粉末の平均粒径が50μm以下、タルクの粉末の平均粒径が8μm以下、貝殻の粉末の平均粒径が10μm以下である竹粉配合フィルム用ペレット及び竹粉配合フィルムである。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、ポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂が40重量%以下、竹の粉末が20重量%以下、タルクの粉末が50重量%以下、貝殻の粉末が3重量%以下で配合されている竹粉配合フィルム用ペレットであり、
前記竹の粉末の平均粒径が50μm以下、前記タルクの粉末の平均粒径が8μm以下、前記貝殻の粉末の平均粒径が10μm以下であることを特徴とする竹粉配合フィルム用ペレット。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
請求項1に記載の竹粉配合フィルム用ペレットであって、
前記貝殻はホタテ貝の貝殻であることを特徴とする竹粉配合フィルム用ペレット。
【請求項3】
少なくとも、ポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂が40重量%以下、竹の粉末が20重量%以下、タルクの粉末が50重量%以下、貝殻の粉末が3重量%以下で配合されている竹粉配合フィルムであり、
前記竹の粉末の平均粒径が50μm以下、前記タルクの粉末の平均粒径が8μm以下、前記貝殻の粉末の平均粒径が10μm以下であることを特徴とする竹粉配合フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、竹粉を配合してなる竹粉配合フィルム用ペレット及び竹粉配合フィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
竹には抗菌作用があり、このため竹粉を配合した合成樹脂による各種成形品が利用されている。この種の成形品の内、これをフィルムとして利用したものとして、例えば特許文献1に記載されている発明がある。
【0003】
特許文献1には、竹粉末の平均粒径を30μm以下とすることで、抗菌性を有する竹粉配合フィルムを構成できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-23282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、持続可能な開発目標(SDGs)の観点などから、合成樹脂フィルムにおける合成樹脂の配合割合の更なる低減化が求められている。
【0006】
また合成樹脂を樹脂袋(ゴミ袋やレジ袋など)として使用する場合は厚みの薄いものが求められている。
【0007】
一方、上記特許文献1で説明されているように、竹粉末の平均粒径を30μm以下とすることで、抗菌性を有する竹粉末混入樹脂シートを構成することはできるが、平均粒径30μmの竹粉末を大量に効率良く安価に製造することは困難であった。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、竹粉末の粒径が50μm程度であっても、合成樹脂の配合割合の低減化が図れ、また抗菌性を有する竹粉配合フィルム用ペレット及び竹粉配合フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明者は、各種試験を行うことにより、竹粉末の平均粒径を50μm程度にしても、配合する各種材料の種類やその粒径、及び配合割合を所定の値に設定することで、抗菌性を有し且つ合成樹脂の配合割合を削減できる竹粉配合フィルムを作成することを目指した。
【0010】
即ち本発明は、少なくとも、ポリプロピレン樹脂又はポリエチレン樹脂が40重量%以下、竹の粉末が20重量%以下、タルクの粉末が50重量%以下、貝殻の粉末が3重量%以下で配合されている竹粉配合フィルム用ペレットであり、前記竹の粉末の平均粒径が50μm以下、前記タルクの粉末の平均粒径が8μm以下、前記貝殻の粉末の平均粒径が10μm以下であることを特徴としている。
本発明によれば、竹の粉末の平均粒径を30μmよりも大きい50μmとしても、適切な当該竹粉末とタルク粉末と貝殻粉末の平均粒径と配合割合とを選定することで、合成樹脂の配合割合を40重量%以下にすることができた上、フィルム化が可能で抗菌性能も有する竹粉配合フィルム用ペレットを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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