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公開番号
2025112732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007155
出願日
2024-01-22
発明の名称
機械式時計
出願人
シチズン時計株式会社
代理人
弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類
G04C
3/06 20060101AFI20250725BHJP(時計)
要約
【課題】歩度調整を安定して行うことを可能とする。
【解決手段】機械式時計1は、正逆回転運動するテン輪31と、テン輪31の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石41と、永久磁石41の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイル43と、逆起電圧が負から正に切り替わるタイミングに応じて第1の検出信号DE1を検出する検出回路45と、第1の検出信号DE1のうちテン輪31の正逆回転運動における単位周期の基準である基準検出信号BPの検出タイミングに基づいて歩度調整を行う歩度調整手段40と、を有し、歩度調整手段40は、前回の基準検出信号BPの検出タイミングから所定の時間を経過する前に第1の検出信号DE1が検出された場合、次に検出される第1の検出信号DE1を基準検出信号BPとする。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
正逆回転運動するテン輪と、
前記テン輪の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石と、
前記永久磁石の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイルと、
前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか一方のタイミングに応じて検出信号を検出する検出回路と、
前記検出信号のうち前記テン輪の正逆回転運動における単位周期の基準である基準検出信号の検出タイミングに基づいて歩度調整を行う歩度調整手段と、
を有し、
前記歩度調整手段は、
前回の前記基準検出信号の検出タイミングから所定の時間を経過する前に前記検出信号が検出された場合、次に検出される前記検出信号を前記基準検出信号とする、
機械式時計。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記歩度調整手段は、
前回の前記基準検出信号の検出タイミングから前記所定の時間を経過する前に前記検出信号が検出されない場合、前記所定の時間を経過した後に検出される前記検出信号を前記基準検出信号とする、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項3】
前記歩度調整手段は、前記基準検出信号の検出タイミングに基づいて、前記検出信号が前記基準検出信号であるとの判定を行わない非判定期間を開始する、
請求項1又は2に記載の機械式時計。
【請求項4】
前記非判定期間において前記検出信号が検出された場合、前記所定の時間を経過する前に、前記非判定期間を終了する、
請求項3に記載の機械式時計。
【請求項5】
前記検出回路は、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか一方のタイミングに応じて前記検出信号である第1の検出信号を検出し、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか他方のタイミングに応じて第2の検出信号を検出し、
前記歩度調整手段は、
前記非判定期間において前記第2の検出信号が2回検出された場合、前記所定の時間を経過する前に、前記非判定期間を終了する、
請求項3に記載の機械式時計。
【請求項6】
前記歩度調整手段は、前記非判定期間において検出された前記検出信号の検出タイミングが所定の閾値よりも遅い場合、前記所定の時間を経過するのを待って前記非判定期間を終了する、
請求項3に記載の機械式時計。
【請求項7】
前記検出回路は、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか一方のタイミングに応じて前記検出信号である第1の検出信号を検出し、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか他方のタイミングに応じて第2の検出信号を検出し、
前記歩度調整手段は、
前記非判定期間において検出された前記第2の検出信号の検出タイミングが所定の閾値よりも遅い場合、前記所定の時間を経過するのを待って前記非判定期間を終了する、
請求項3に記載の機械式時計。
【請求項8】
前記歩度調整手段は、前記非判定期間が前記所定の時間を経過することで終了した場合、歩度を早める制御を行う、
請求項3に記載の機械式時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式時計に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、テン輪と一体的に回転する永久磁石を設けることで、発電を行うと共に、永久磁石の回転に応じて生じる逆起電圧に基づいて歩度調整を行う機械式時計が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/176378号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記機械式時計においては、逆起電圧に応じて検出される検出信号と、所定の基準信号とのタイミングを比較して歩度調整を行っている。このような構成において、本来基準信号と比較すべき検出信号と異なる検出信号に基づいて歩度調整を行ってしまうと、所望の歩度調整を行うことができないこととなる。その結果、歩度精度が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてされたものであって、その目的は、歩度調整を安定して行うことを可能とする機械式時計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)正逆回転運動するテン輪と、前記テン輪の正逆回転運動に伴って正逆回転運動する永久磁石と、前記永久磁石の正逆回転運動に応じて逆起電圧が生じるコイルと、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか一方のタイミングに応じて検出信号を検出する検出回路と、前記検出信号のうち前記テン輪の正逆回転運動における単位周期の基準である基準検出信号の検出タイミングに基づいて歩度調整を行う歩度調整手段と、を有し、前記歩度調整手段は、前回の前記基準検出信号の検出タイミングから所定の時間を経過する前に前記検出信号が検出された場合、次に検出される前記検出信号を前記基準検出信号とする、機械式時計。
【0007】
(2)(1)において、前記歩度調整手段は、前回の前記基準検出信号の検出タイミングから前記所定の時間を経過する前に前記検出信号が検出されない場合、前記所定の時間を経過した後に検出される前記検出信号を前記基準検出信号とする、機械式時計。
【0008】
(3)(1)又は(2)において、前記歩度調整手段は、前記基準検出信号の検出タイミングに基づいて、前記検出信号が前記基準検出信号であるとの判定を行わない非判定期間を開始する、機械式時計。
【0009】
(4)(3)において、前記非判定期間において前記検出信号が検出された場合、前記所定の時間を経過する前に、前記非判定期間を終了する、機械式時計。
【0010】
(5)(3)又は(4)において、前記検出回路は、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか一方のタイミングに応じて前記検出信号である第1の検出信号を検出し、前記逆起電圧が正から負及び負から正に切り替わるいずれか他方のタイミングに応じて第2の検出信号を検出し、前記歩度調整手段は、前記非判定期間において前記第2の検出信号が2回検出された場合、前記所定の時間を経過する前に、前記非判定期間を終了する、機械式時計。
(【0011】以降は省略されています)
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