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公開番号
2025112853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007365
出願日
2024-01-22
発明の名称
電磁リリーフ弁
出願人
カヤバ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
F16K
17/06 20060101AFI20250725BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電磁リリーフ弁内にエアが混入しても、安定して作動する電磁リリーフ弁を提供する。
【解決手段】電磁リリーフ弁100は、高圧側の通路HPと低圧側の通路LPとを連通または遮断するパイロットポペット20と、パイロットポペット20を収容する弁体室VSと、パイロットポペット20を閉弁方向に付勢するソレノイド部Sと、を備える。ソレノイド部Sは、プランジャ72と、ロッド73と、パイロットポペット20を閉弁方向に付勢するスプリング74と、プランジャ72が収容されるプランジャ室76と、を有する。弁体室VSとプランジャ室76との間には、弁体室VSとプランジャ室76とを仕切り、ロッド73が貫通する貫通孔60dを有する仕切部材90が設けられ、仕切部材90の貫通孔60dとロッド73との間には、環状の絞りCが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
逆比例タイプの電磁リリーフ弁であって、
高圧側の通路と低圧側の通路とを連通または遮断する弁体と、
前記低圧側の通路に連通し、前記弁体を収容する弁体室と、
前記弁体を閉弁方向に付勢するソレノイド部と、を備え、
前記ソレノイド部は、
プランジャと、
前記プランジャに固定され、先端が前記弁体室まで延びて前記弁体に当接するロッドと、
前記ロッドを介して前記弁体を前記閉弁方向に付勢する付勢部材と、
電流が印加されると磁界が発生し、前記付勢部材の付勢力に対向する反力が前記プランジャに付与されるコイルと、
前記コイルの内側に設けられ、前記プランジャが収容されるプランジャ室と、を有し、
前記弁体室と前記プランジャ室との間には、前記弁体室と前記プランジャ室とを仕切り、前記ロッドが貫通する貫通孔を有する仕切部材が設けられ、
前記仕切部材の前記貫通孔の内周面と前記ロッドの外周面との間には、環状の絞りが設けられていることを特徴とする電磁リリーフ弁。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された電磁リリーフ弁であって、
前記ロッドは、
前記プランジャに固定される固定部と、
前記固定部より小径に形成され、前記貫通孔を貫通する貫通部と、を有することを特徴とする電磁リリーフ弁。
【請求項3】
請求項1または2に記載された電磁リリーフ弁であって、
前記弁体室及び前記プランジャ室が内部に形成されるバルブハウジングをさらに備え、
前記仕切部材は、
前記貫通孔が形成された第1仕切部材と、
前記第1仕切部材を支持し、前記バルブハウジングに取り付けられる第2仕切部材と、を有することを特徴とする電磁リリーフ弁。
【請求項4】
請求項3に記載された電磁リリーフ弁であって、
前記第1仕切部材と前記第2仕切部材との間は、シールされていることを特徴とする電磁リリーフ弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁リリーフ弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、高圧通路内の作動油の圧力が設定圧に達すると開弁し、高圧通路から低圧通路へ作動油を逃がすことにより、高圧通路内の作動油の圧力が異常に高圧となることを防止する電磁リリーフ弁が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の電磁リリーフ弁は、設定圧を変更することを可能にするソレノイド部を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-12406号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の電磁リリーフ弁は、出荷時に検査を行った後、搬送され、その後、バルブブロックなどの油圧機器に取り付けられる。このとき、特許文献1に記載の電磁リリーフ弁では、搬送中の振動などの影響により、弁内部にエアが混入し、ソレノイド部のプランジャを付勢するスプリングが収容されるスプリング室にエアが滞留することがある。
【0006】
この状態で、パイロットポペットが開弁したときに、低圧側(リリーフ側)の圧力が変動すると、その圧力変動がプランジャに作用し、プランジャが移動する。このとき、エアが滞留していると、プランジャの移動に伴いエアが膨張及び収縮するため、圧力変動とプランジャの動作とにずれが生じ電磁リリーフ弁の動作が不安定になるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電磁リリーフ弁内にエアが混入しても、安定して作動する電磁リリーフ弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、逆比例タイプの電磁リリーフ弁であって、高圧側の通路と低圧側の通路とを連通または遮断する弁体と、低圧側の通路に連通し、弁体を収容する弁体室と、弁体を閉弁方向に付勢するソレノイド部と、を備え、ソレノイド部は、プランジャと、プランジャに固定され、先端が弁体室まで延びて弁体に当接するロッドと、ロッドを介して弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、電流が印加されると磁界が発生し、付勢部材の付勢力に対向する反力がプランジャに付与されるコイルと、コイルの内側に設けられ、プランジャが収容されるプランジャ室と、を有し、弁体室とプランジャ室との間には、弁体室とプランジャ室とを仕切り、ロッドが貫通する貫通孔を有する仕切部材が設けられ、仕切部材の貫通孔の内周面とロッドの外周面との間には、環状の絞りが設けられている。
【0009】
この発明では、弁体室とプランジャ室との間に環状の絞りを設けているので、低圧側の通路の圧力が変動した場合に、弁体室からプランジャ室に流体の圧力の変動が伝播することを抑制して、プランジャの動作が不安定になることを防止できる。
【0010】
また、本発明は、ロッドが、プランジャに固定される固定部と、固定部より小径に形成され、貫通孔を貫通する貫通部と、を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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