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公開番号
2025112902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007435
出願日
2024-01-22
発明の名称
フェノール組成物の製造方法およびフェノール組成物
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
主分類
C07C
37/52 20060101AFI20250725BHJP(有機化学)
要約
【課題】フェノール組成物中のフェノール類の含有量が向上したフェノール組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】熱硬化性樹脂組成物の硬化物と、ゼオライトと、を含む混合物を加熱処理することにより上記熱硬化性樹脂組成物の硬化物を分解する工程Aを含み、上記ゼオライトがイオン交換ゼオライトを含む、フェノール組成物の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱硬化性樹脂組成物の硬化物と、ゼオライトと、を含む混合物を加熱処理することにより前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物を分解する工程Aを含み、
前記ゼオライトがイオン交換ゼオライトを含む、フェノール組成物の製造方法。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記イオン交換ゼオライトが、ベータ型ゼオライト、ZSM-5型ゼオライト、フェリエライト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、L型ゼオライトおよびY型ゼオライトからなる群から選択される一種または二種以上を含む、請求項1に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項3】
前記イオン交換ゼオライトが、フェリエライト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、L型ゼオライトおよびY型ゼオライトからなる群から選択される一種または二種以上を含む、請求項2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項4】
前記イオン交換ゼオライトの陽イオンが、水素イオン、アンモニウムイオン、ナトリウムイオンおよびカリウムイオンからなる群から選択される一種または二種以上を含む、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項5】
前記イオン交換ゼオライトがアルカリ金属イオン交換型ゼオライトを含む、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項6】
BET法により測定される前記ゼオライトの比表面積が50m
2
/g以上1000m
2
/g以下である、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項7】
前記ゼオライトの細孔径が0.1Å以上40Å以下である、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項8】
前記ゼオライト中の、1モルのAl
2
O
3
に対するSiO
2
のモル数が、5モル以上500モル以下である、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項9】
前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物がフェノール樹脂組成物の硬化物を含む、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
【請求項10】
前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物の平均粒子径が10μm以上10mm以下である、請求項1または2に記載のフェノール組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェノール組成物の製造方法およびフェノール組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂を熱分解することにより種々の成分を製造する検討がおこなわれている。
【0003】
特許文献1には、ポリフェニレンサルファイド樹脂とゼオライト触媒とを接触させて、前記ポリフェニレンサルファイド樹脂の熱分解及び脱硫反応により、ベンゼンを含む反応生成物を得る工程を含むベンゼンの製造方法であって、前記ゼオライト触媒は、プロトン交換型ゼオライトであり、かつSiO
2
とAl
2
O
3
とのモル比(SiO
2
/Al
2
O
3
比)が5~100である、ベンゼンの製造方法が開示されている。
また、特許文献1には、「PPS(ポリフェニレンサルファイド)から熱分解及び脱硫反応により低分子の炭化水素であるベンゼンを高収率に得るベンゼンの製造方法を提供すること」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-043536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
樹脂を熱分解することにより種々の成分を製造することに関して、樹脂を熱分解することによりフェノール組成物を製造する場合、フェノール組成物中のフェノール類の含有量の向上には改善の余地があった。
本発明は、フェノール組成物中のフェノール類の含有量が向上したフェノール組成物の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示すフェノール組成物の製造方法およびフェノール組成物が提供される。
【0007】
1. 熱硬化性樹脂組成物の硬化物と、ゼオライトと、を含む混合物を加熱処理することにより前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物を分解する工程Aを含み、
前記ゼオライトがイオン交換ゼオライトを含む、フェノール組成物の製造方法。
2. 前記イオン交換ゼオライトが、ベータ型ゼオライト、ZSM-5型ゼオライト、フェリエライト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、L型ゼオライトおよびY型ゼオライトからなる群から選択される一種または二種以上を含む、1.に記載のフェノール組成物の製造方法。
3. 前記イオン交換ゼオライトが、フェリエライト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、L型ゼオライトおよびY型ゼオライトからなる群から選択される一種または二種以上を含む、2.に記載のフェノール組成物の製造方法。
4. 前記イオン交換ゼオライトの陽イオンが、水素イオン、アンモニウムイオン、ナトリウムイオンおよびカリウムイオンからなる群から選択される一種または二種以上を含む、1.~3.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
5. 前記イオン交換ゼオライトがアルカリ金属イオン交換型ゼオライトを含む、1.~4.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
6. BET法により測定される前記ゼオライトの比表面積が50m
2
/g以上1000m
2
/g以下である、1.~5.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
7. 前記ゼオライトの細孔径が0.1Å以上40Å以下である、1.~6.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
8. 前記ゼオライト中の、1モルのAl
2
O
3
に対するSiO
2
のモル数が、5モル以上500モル以下である、1.~7.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
9. 前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物がフェノール樹脂組成物の硬化物を含む、1.~8.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
10. 前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物の平均粒子径が10μm以上10mm以下である、1.~9.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
11. 前記工程Aにおける加熱温度が300℃以上1200℃以下である、1.~10.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法。
12. 1.~11.のいずれかに記載のフェノール組成物の製造方法により得られるフェノール組成物。
13. 前記フェノール組成物中のフェノール類の含有量が55質量%以上である、12.に記載のフェノール組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フェノール組成物中のフェノール類の含有量が向上したフェノール組成物の製造方法を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
【0010】
[フェノール組成物の製造方法]
以下、本実施形態のフェノール組成物の製造方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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