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公開番号2025113470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025089763,2023091904
出願日2025-05-29,2018-12-11
発明の名称排水システム及び建築物
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E03C 1/12 20060101AFI20250725BHJP(上水;下水)
要約【課題】外面が結露するのを抑えるとともに、配管と接続する際の施工が容易な伸縮継手を提供する。
【解決手段】伸縮継手26は、継手本体27と、継手本体27の両端部に設けられ、それぞれの内部に断熱層18,52aが設けられた配管16,52が挿入される一対の受口28,29と、環状に形成されて継手本体27に同軸に配置された断熱部S1と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の屋内に配管される排水システムであって、
継手本体と、
前記継手本体の上流側と下流側の両端部にそれぞれ接続され、断熱層が設けられた一対の配管と、
環状に形成され、前記継手本体に配置された断熱部と、
を有し、
前記継手本体の前記上流側の前記端部に接続された前記配管よりも、前記継手本体の前記下流側の前記端部に接続された前記配管の方が短い排水システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記排水システムが、前記建築物の床スラブを上下方向に貫通し、
前記継手本体が、前記床スラブより上方に設置される請求項1に記載の排水システム。
【請求項3】
前記下流側の前記端部に接続された前記配管の下端は、空調装置に接続された横管と接続されたチーズと接続されている請求項1又は2に記載の排水システム。
【請求項4】
前記床スラブの貫通孔内に配置された前記配管の外面に熱膨張性耐火材が配置されている請求項2に記載の排水システム。
【請求項5】
前記継手本体は、前記建築物の床スラブの上面から1.5m以下に位置する請求項1から4のいずれか一項に記載の排水システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の排水システムを備える建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水システム及び建築物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排水分野で用いられる一般的な伸縮継手では、下流側の配管構造との接続部分に差口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-068263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の伸縮継手では、例えば、伸縮継手の下流側と上流側とに接続される配管の外径を互いに同一にするために、伸縮継手の下流側において、伸縮継手とは別の継手であって、両端部が受口である第2継手(いわゆるソケット)を配置する必要がある。この場合、上流側の配管の端部は、伸縮継手における差口が設けられた端部とは反対側の端部に接続される。伸縮継手の差口は、第2継手の一方の受口内に配置される。第2継手の他方の受口内に、下流側の配管の端部が配置される。
【0005】
しかしながら、伸縮継手を空調機器のドレン水(凝縮水)の排水に用いる場合、ドレン水は比較的冷たいため、伸縮継手の外面が結露する虞がある。なお、配管については、断熱層が設けられた管を用いることにより、結露が抑制できる。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、外面が結露するのを抑えるとともに、配管と接続する際の施工が容易な伸縮継手、及びこの伸縮継手を備える排水システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の伸縮継手は、継手本体と、前記継手本体の両端部に設けられ、断熱層が設けられた配管が挿入される一対の受口と、環状に形成されて前記継手本体に同軸に配置された断熱部と、一方の前記受口に形成され、内側に封止部材が配置される保持部と、前記継手本体の内面に設けられた係止部と、を備え、前記断熱部の端部は、前記保持部から離間して配置され、かつ、前記保持部と前記一方の受口に挿入された配管の端部との間に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、継手本体の両端部に設けられた受口内に配管を挿入することにより、伸縮継手に配管を接続することができるため、伸縮継手と配管とを接続する際の施工を容易に行うことができる。また、継手本体に断熱部が配置されているため、伸縮継手の外面が結露するのを抑えることができる。
また、上記の伸縮継手において、前記継手本体の軸線方向において、前記断熱部の端部と前記保持部との間における前記継手本体の外面は断熱部に覆われていなくてもよい。
【0008】
また、上記の伸縮継手において、前記係止部と前記配管の内径は同程度であってもよい。
また、上記の伸縮継手において、前記継手本体の軸線方向において、前記断熱部の下端は前記係止部と同じ位置であってもよい。
【0009】
本発明の排水システムは、上記のいずれかに記載の伸縮継手と、前記配管と、を備える排水システムであって、前記一方の受口に接続される配管よりも、他方の前記受口に接続される配管の方が短いことを特徴としている。
また、上記の排水システムにおいて、前記他方の受口に接続された配管が、建築物の床スラブを上下方向に貫通し、前記他方の受口に接続された配管の下端は、空調装置に接続された横管と接続されたチーズと接続されていてもよい。
【0010】
また、上記の排水システムにおいて、前記他方の受口に接続された配管が建築物の床スラブを上下方向に貫通し、前記床スラブの貫通孔内に配置された前記配管の外面には熱膨張性耐火材が配置されていてもよい。
また、上記の排水システムにおいて、前記他方の受口に接続された配管の下端は、トラップと接続されていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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