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公開番号
2025113046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007669
出願日
2024-01-22
発明の名称
成形被覆材、及び耐火被覆方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/94 20060101AFI20250725BHJP(建築物)
要約
【課題】作業性が良好となり、かつ厚み誤差が生じにくい成形被覆材、及び成形被覆材を使用した耐火被覆方法を提供する。
【解決手段】成形被覆材50は、樹脂及び熱膨張性成分を含む耐火材料から形成され、かつ少なくとも一部が曲げられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂及び熱膨張性成分を含む耐火材料から形成され、かつ少なくとも一部が曲げられた、成形被覆材。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
少なくとも1つの角を有する、請求項1に記載の成形被覆材。
【請求項3】
シート状である、請求項1に記載の成形被覆材。
【請求項4】
前記耐火材料が、可塑剤を更に含む、請求項1に記載の成形被覆材。
【請求項5】
前記耐火材料は、樹脂が前記可塑剤中にゾル状に分散されるプラスチゾルである、請求項4に記載の成形被覆材。
【請求項6】
前記樹脂が、ポリ塩化ビニル系樹脂及びアクリル系樹脂なる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の成形被覆材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の成形被覆材を、被施工物に被覆する、耐火被覆方法。
【請求項8】
前記成形被覆材を前記被施工物の表面に接着させる請求項7に記載の耐火被覆方法。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の成形被覆材の製造方法であって、
成形用芯型の外面に前記耐火材料をコートさせて、そのコートさせた耐火材料により成形被覆材を形成する、成形被覆材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の構造材などに使用される成形被覆材、及び成形被覆材を被施工物に被覆する耐火被覆方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
構造上重要な要素である建築物の構造材などは、火災から保護するために耐火材が被覆されることがある。建築物の構造材は、鋼材により形成されることが一般的である。また、耐火材は、火災時に膨張して断熱層を形成して、建築物の構造材を火炎や火災時の熱から保護することができる。従来、耐火材としては、熱膨張性黒鉛を含む耐火性樹脂組成物を予めシート状に成形した耐火シートが知られている。
【0003】
また、耐火材としては、耐火塗料も知られている。耐火塗料としては、例えば特許文献1に開示されるように、発泡剤、炭化剤、無機質粉末、バインダーを含有するものが知られている。耐火塗料は、有機溶剤で希釈されたものが構造材などに塗布されて施工されることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-86310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、耐火シートは、例えば巻き付けられて構造材に取り付けられるが、構造材に角があったりして複雑になると、構造材に取り付ける際の作業性が低下するおそれがある。
【0006】
一方で、耐火塗料は、構造材の形状が複雑であっても比較的容易に塗布することができるが、構造材などに塗布する際に液だれが生じることがあり、また、塗布後の乾燥時間や硬化時間が一定時間以上掛かり、作業性が良好とはいえない。さらに、耐火材は、十分な耐火性能を発揮させるためには一定以上の厚みが必要となるが、一定以上の厚みにしようとすると、厚み誤差が生じやすくなる。
【0007】
そこで、本発明は、作業性が良好となり、かつ厚み誤差が生じにくい成形被覆材、及び成形被覆材を使用した耐火被覆方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の[1]~[9]を提供する。
[1]樹脂及び熱膨張性成分を含む耐火材料から形成され、かつ少なくとも一部が曲げられた、成形被覆材。
[2]少なくとも1つの角を有する、上記[1]に記載の成形被覆材。
[3]シート状である、上記[1]又は[2]に記載の成形被覆材。
[4]前記耐火材料が、可塑剤を更に含む、上記[1]~[3]のいずれかに記載の成形被覆材。
[5]前記耐火材料は、樹脂が前記可塑剤中にゾル状に分散されるプラスチゾルである、上記[4]に記載の成形被覆材。
[6]前記樹脂が、ポリ塩化ビニル系樹脂及びアクリル系樹脂なる群から選択される少なくとも1種である上記[1]~[5]のいずれかに記載の成形被覆材。
[7]上記[1]~[6]のいずれかに記載の成形被覆材を、被施工物に被覆する、耐火被覆方法。
[8]前記成形被覆材を前記被施工物の表面に接着させる上記[7]に記載の耐火被覆方法。
[9]上記[1]~[6]のいずれかに記載の成形被覆材の製造方法であって、
成形用芯型の外面に前記耐火材料をコートさせて、そのコートさせた耐火材料により成形被覆材を形成する、成形被覆材の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、作業性が良好となり、かつ厚み誤差が生じにくい成形被覆材、及び成形被覆材を使用した耐火被覆方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第1の実施形態において、成形被覆材が被覆された被施工物を示す模式的な断面図である。
第1の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)~(D)で時系列に示す。
第2の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)、(B)で時系列に示す。
第4の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)~(C)で時系列に示す。
第5の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第5の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)~(D)で時系列に示す。
第6の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第6の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)~(D)で時系列に示す。
第7の実施形態に係る成形被覆材及び成形被覆材が被覆される被施工物を示す模式的な断面図である。
第7の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図であり、各工程を(A)、(B)で時系列に示す。
変形例に係る成形被覆材の製造方法を示す模式的な断面図である。
鋼材の接続部分を示す模式的な斜視図である。
第8の実施形態に係る成形被覆材を示す模式的な断面図であり、図17(A)がyz面に沿う断面図を示し、図17(B)は、xy面に沿う断面図を示す。
第8の実施形態に係る成形被覆材の製造方法を説明するための模式的な断面図であり、図18(A)が成形用芯型を示し、図18(B),(C)は製造方法を時系列で示す。
第2の実施形態の変形例において、成形被覆材が被覆された被施工物を示す模式的な断面図である。
固定具の一例を示す模式的な斜視図である。
第7の実施形態の変形例において、成形被覆材が被覆された被施工物を示す模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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