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公開番号
2025113664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024007932
出願日
2024-01-23
発明の名称
耐震補強構造体設置用架台、耐震補強構造体設置装置および耐震補強構造体設置方法
出願人
大成建設株式会社
,
大和仮設工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250728BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】耐震補強構造体を設置する際の手間を低減することを可能とした耐震補強構造体設置用架台、耐震補強構造体設置装置および耐震補強構造体設置方法を提供する。
【解決手段】下部構造物2に対する上部構造物1の横方向の変位を制限するための水平力分担構造体4を取り付ける際に水平力分担構造体4を支持する耐震補強構造体設置用架台30であって、ベースマシン20に支持される基部40と、水平力分担構造体4が載置される載置台50とを有している。載置台50は、基部40に対して左右移動可能な第一横移動台80と、基部に対して前後移動可能な第二横移動台90と、基部40に対して昇降可能な昇降台60とを介して基部40に支持されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
橋梁に耐震補強構造体を取り付ける際に前記耐震補強構造体を支持する耐震補強構造体設置用架台であって、
ベースマシンに支持される基部と、
耐震補強構造体が載置される載置台と、を有し、
前記載置台は、
前記基部に対して左右移動可能な第一横移動台と、
前記基部に対して前後移動可能な第二横移動台と、
前記基部に対して昇降可能な昇降台と、を介して前記基部に支持されていることを特徴とする、耐震補強構造体設置用架台。
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【請求項2】
前記載置台は、さらに前記基部に対して横軸を中心に傾動可能な傾動台を介して前記基部に支持されていることを特徴とする、請求項1に記載の耐震補強構造体設置用架台。
【請求項3】
前記載置台は、縦軸を中心に回動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の耐震補強構造体設置用架台。
【請求項4】
ベースマシンと、請求項2に記載の耐震補強構造体設置用架台とを備える耐震補強構造体設置装置であって、
前記ベースマシンは、走行体と、前記走行体上に縦軸を中心に回転可能に設けられた旋回体と、前記旋回体に横軸を中心に回動可能に取り付けられたブームと、前記ブームの先端部に連結されて前記基部を支持する支持用アタッチメントと、を備えており、
前記支持用アタッチメントは、前記ブームに対して直接あるいはアームを介して横軸を中心に回動可能に連結されており、
前記傾動台は、前記横軸と直交する軸を中心に傾動可能であることを特徴とする、耐震補強構造体設置装置。
【請求項5】
前記支持用アタッチメントは、前記ブームに対して前方に延びる複数の爪を有しており、
前記基部の下面には、前記爪を挿入可能な正面視門型あるいは口字状の挿入部が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の耐震補強構造体設置装置。
【請求項6】
下部構造物に対する上部構造物の横方向の変位を制限するための耐震補強構造体を取り付けるための耐震補強構造体設置方法であって、
前記耐震補強構造体のストッパを前記上部構造物の下面に取り付けるストッパ取付工程と、
前記耐震補強構造体のブラケットを前記下部構造物の側面に取り付けるブラケット取付工程と、
前記ストッパと前記ブラケットとを連結する連結工程と、を備えており、
前記ストッパ取付工程では、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された耐震補強構造体設置用架台の前記載置台に前記ストッパを載置した状態で、ベースマシンにより前記耐震補強構造体設置用架台を前記上部構造物の下方に配置する作業と、
前記昇降台を昇降させて、前記ストッパを前記上部構造物の下面に近接あるいは当接させる作業と、
前記ストッパを前記上部構造物の下面に固定する作業と、を行い、
前記ブラケット取付工程では、
前記載置台に前記ブラケットを載置した状態で、前記ベースマシンにより前記耐震補強構造体設置用架台を前記下部構造物の側方に配置する作業と、
前記第一横移動台および前記第二横移動台の少なくとも一方を横移動させて、前記ブラケットを前記下部構造物の側面に近接あるいは当接させる作業と、
前記ブラケットを前記下部構造物の側面に固定する作業と、を行うことを特徴とする、耐震補強構造体設置方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐震補強構造体を設置する際に使用する耐震補強構造体設置用架台、ベースマシンと耐震補強構造体設置用架台とを備えた耐震補強構造体設置装置および耐震補強構造体設置用架台を利用した耐震補強構造体設置方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
既設の橋梁の耐震補強を目的として、橋脚や橋台等の下部構造物に対する上部構造物の横方向の変位を制限するための水平力分担構造体や上部構造物を下部構造物に固定する固定化構造体などの耐震補強構造体を増設する場合がある。水平力分担構造体としては、上部構造体の下面に取り付けられるストッパと、下部構造物の側面に取り付けられるブラケットとを備え、ストッパの下部に対して上部が所定の範囲内で横方向に移動可能なものがある。
【0003】
耐震補強構造体を設置する方法としては、既設躯体(上部構造物や下部構造物)に打設された仮設アンカーを介して設置されたチェーンブロックにより耐震補強構造体を吊持した状態で、既設躯体に固定するのが一般的である。ところが、前記従来の施工方法では、複数のチェーンブロックを操作して、水平性を確保したうえで作業を行う必要があり、作業に手間がかかる。また、チェーンブロックにより吊持された耐震補強構造体を下部構造物の側面に固定する際には、人力により横方向に移動させる必要があり、手間がかかる。
【0004】
そのため、特許文献1には、昇降機構により上下動する載置部と、載置部上で横方向に移動可能なスライド部材を備えた昇降装置を利用して、水平分担構造体を上下方向および横方向に移動させて、橋梁の所定の位置に設置する施工方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、走行手段を備える本体装置と、本体装置に対して横方向および上下方向に回動可能なブームと、ブームの先端に設置された昇降部とを備えるベースマシンを利用する水平力分担構造体設置用架台が開示されている。特許文献2の水平力分担構造体設置用架台は、昇降部に支持される基部と、基部に対して横方向にスライド可能に連結された上部板とを有している。水平力分担構造体設置装置を設置する際には、水平力分担構造体設置装置が載置された水平力分担構造体設置用架台をベースマシンによって所定に位置に配置し、その後上部板を横移動させることにより、既設躯体に近接あるいは当接させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-070916号公報
特開2023-119783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の昇降装置は、上部構造物の下方に据え付けた状態で、載置部を上昇させるものであり、スライド部材は載置部上のみで横移動可能である。したがって、ブラケットを下部構造物に固定する際に、ブラケットを載置部の外側に張り出させて下部構造物の側面に近接させることができない。
【0008】
また、特許文献2の水平力分担構造体設置装置は、上部板が一方向(例えば、ベースマシンに対して前後方向)に水平移動するものの、当該方向と直交する他方向(例えば、左右方向)へ移動する機構は備えていない。そのため、多方向への移動はベースマシンを操作することにより行う必要があり、微調整に手間がかかる場合がある。
【0009】
本発明は、耐震補強構造体を設置する際の手間を低減することを可能とした耐震補強構造体設置用架台、耐震補強構造体設置装置および耐震補強構造体設置方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本発明の耐震補強構造体設置用架台は、橋梁に耐震補強構造体を取り付ける際に、前記耐震補強構造体を支持するものである。この耐震補強構造体設置用架台は、ベースマシンに支持される基部と、耐震補強構造体が載置される載置台とを有している。前記載置台は、前記基部に対して左右移動可能な第一横移動台と、前記基部に対して前後移動可能な第二横移動台と、前記基部に対して昇降可能な昇降台とを介して前記基部に支持されている。
(【0011】以降は省略されています)
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