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公開番号
2025110201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004002
出願日
2024-01-15
発明の名称
防護柵
出願人
日鉄神鋼建材株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
E01F
15/04 20060101AFI20250718BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】防護柵本体の内側空間内へのアクセス性を損なうことなく当該内側空間内への雪の進入を抑制する。
【解決手段】防護柵1は、防護柵本体2と、前記防護柵本体2に連結され、該防護柵本体2の上側を覆う屋根部50を含む屋根構造体と、前記屋根部50に形成されたメンテナンス開口51cと、前記屋根部50に取付けられ、前記メンテナンス開口51cを閉塞する閉位置から第1所定軸線回りに上側に回動することで該メンテナンス開口51cを開放可能に構成された開閉扉52と、前記開閉扉52を所定開放位置に保持可能な扉保持機構70とを備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両が通行する道路に隣接する設置場所に設置されて当該車両が前記道路から逸脱したときに当該車両を受け止める防護柵であって、
防護柵本体と、
前記防護柵本体に連結され、該防護柵本体の上側を覆う屋根部を含む屋根構造体と、
前記屋根部に形成されたメンテナンス開口と、
前記屋根部に取付けられ、前記メンテナンス開口を閉塞する閉位置から第1所定軸線回りに上側に回動することで該メンテナンス開口を開放可能に構成された開閉扉と、
前記開閉扉を所定開放位置に保持可能な扉保持機構と、を備えている、防護柵。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1記載の防護柵において、
前記扉保持機構は、前記開閉扉の裏面に第2所定軸線回りに回動可能に取付けられ、前記開閉扉を前記所定開放位置に保持する保持位置と該保持位置から前記第2所定軸線回りに所定回転角度だけ回転した非保持位置との間で変位可能な扉保持部材を有し、
前記扉保持部材は、前記保持位置においてその一端部が前記屋根構造体の所定箇所に当接することにより、前記所定開放位置にある前記開閉扉の裏面と前記屋根構造体の前記所定箇所との間で突っ張ることで前記開閉扉を前記所定開放位置に保持する扉保持機能を発揮する一方、前記非保持位置では前記当接が解除されて前記扉保持機能が無効化されるように構成されている、防護柵。
【請求項3】
請求項2記載の防護柵において、
前記屋根構造体には被係合部が設けられ、
前記扉保持部材は、前記被係合部に係合可能な回転規制係合部を有していて、前記保持位置において前記開閉扉を保持している状態では、前記回転規制係合部が前記被係合部に係合することにより前記第2所定軸線回りの回動が規制される一方、当該状態から前記開閉扉を上側に回動させて当該開閉扉の前記第1所定軸線回りの開放角度が予め設定した設定角度に達することにより、前記回転規制係合部と前記被係合部との係合が解除されて前記第2所定軸線回りの回動が許容されるように構成されている、防護柵。
【請求項4】
請求項2又は3記載の防護柵において、
前記第1所定軸線は水平方向に延びており、
前記第2所定軸線は、前記第1所定軸線と直交する方向に延びている、防護柵。
【請求項5】
請求項4記載の防護柵において、
前記扉保持機構は、
前記開閉扉及び前記扉保持部材を貫通して前記第2所定軸線を構成するボルトと、
前記ボルトに螺合することにより前記扉保持部材を前記開閉扉から脱落不能に保持するナットとをさらに有している、防護柵。
【請求項6】
請求項5記載の防護柵において、
前記扉保持部材は、
前記開閉扉の裏面に対向するように配置されて前記ボルトが貫通する貫通孔を有する回転板部と、
前記回転板部における前記開閉扉との対向面とは反対側面に立設されて前記一端部として機能する当接板部と、
前記回転板部の前記反対側面に立設されて、前記当接板部における前記屋根構造体との当接側面とは反対側面に接続される補強板部と、を有している、防護柵。
【請求項7】
請求項5記載の防護柵において、
前記扉保持機構は、前記扉保持部材における前記ボルトの貫通部分の周囲をその貫通方向の両側から挟み込むように配置された第1回転用座板及び第2回転用座板をさらに有している、防護柵。
【請求項8】
請求項5記載の防護柵において、
前記開閉扉を前記屋根構造体に繋止する繋止部材をさらに備え、
前記繋止部材は、その一端部が、前記ボルト及び前記ナットのいずれか一方の締結部材に連結され、他端部が前記屋根構造体に連結されており、
前記一方の締結部材は、螺子部を形成する締結本体部と該締結本体部に接続されて前記繋止部材の前記一端部が係合する環状部とを有している、防護柵。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両が通行する道路に隣接する設置場所に設置されて車両が前記道路から逸脱したときに当該車両を受け止める防護柵に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、道路に隣接する設置場所(例えば中央分離帯等)に設置される防護柵が知られている(例えば、特許文献1参照)。この防護柵は、車両が道路から逸脱したときに当該車両を受け止める防護柵本体を有している。防護柵本体は、平常時には固定装置により地面に固定される一方、交通事故などの緊急時には固定装置による固定を解除して地面に沿って移動可能に構成されている。防護柵本体は互いに対向する2つのガードレールを有しており、ガードレールは底板に支持されている。底板の下面には防護柵本体を移動させるためのキャスタが取付けられている。防護柵本体は、2つのガードレールの間に内側空間を有している。作業者は、この内側空間にアクセスして防護柵本体の地面に対する固定作業等を行えるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-13775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示す防護柵が積雪地域に設置されると、防護柵本体の内側空間に雪が積もり、この雪の水分によって防護柵本体の鋼材の腐食が進行したり、防護柵本体内の内側に進入した雪でその下面のキャスタが埋まり防護柵本体の移動作業が困難になったりするという問題がある。
【0005】
この問題を回避するべく、防護柵本体の上側に屋根部を設けることが考えられる。しかし、屋根部を設けると、防護柵本体の上側が屋根部により覆われるため、作業者が防護柵本体の内側空間にアクセスし難くなる。このため、作業者が防護柵本体の内側空間にアクセスして行う作業(例えば、防護柵本体を地面に固定する作業等)の作業性が悪化するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、防護柵本体の内側空間内へのアクセス性を損なうことなく当該内側空間内への雪の進入を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係る防護柵は、車両が通行する道路に隣接する設置場所に設置されて当該車両が前記道路から逸脱したときに当該車両を受け止める防護柵であって、防護柵本体と、前記防護柵本体に連結され、該防護柵本体の上側を覆う屋根部を含む屋根構造体と、前記屋根部に形成されたメンテナンス開口と、前記屋根部に取付けられ、前記メンテナンス開口を閉塞する閉位置から第1所定軸線回りに上側に回動することで該メンテナンス開口を開放可能に構成された開閉扉と、前記開閉扉を所定開放位置に保持可能な扉保持機構と、を備えている。
【0008】
この構成によれば、防護柵本体の内側空間へのアクセス性を損なうことなく当該内側空間内への雪の進入を抑制することができる。すなわち、本構成によれば、屋根部により防護柵本体の上側が覆われているので、降雪時に防護柵本体の内側空間に雪が進入するのを防止することができる。また、屋根部には開閉扉が設けられているので、作業者は、開閉扉を開放することによりメンテナンス開口から防護柵本体の内側空間内に容易にアクセスすることができる。
【0009】
しかも、開閉扉は、扉保持機構によって所定開放位置に保持しておくことができるので、作業者は、防護柵本体の内側空間内にアクセスする際に、開閉扉を自身の手で支えながら作業を行ったり、別の作業者に開閉扉を支えて貰ったりする必要がないので、少ない人員で効率良く防護柵本体の内側空間内にアクセスして所定の作業を行うことができる。
【0010】
第2の発明に係る防護柵は、第1の発明において、前記扉保持機構は、前記開閉扉の裏面に第2所定軸線回りに回動可能に取付けられ、前記開閉扉を所定開放位置に保持する保持位置と該保持位置から前記第2所定軸線回りに所定回転角度だけ回転した非保持位置との間で変位可能な扉保持部材を有し、前記扉保持部材は、前記保持位置においてその一端部が前記屋根構造体の所定箇所に当接することにより、前記所定開放位置にある前記開閉扉の裏面と前記屋根構造体の前記所定箇所との間で突っ張ることで前記開閉扉を前記所定開放位置に保持する扉保持機能を発揮する一方、前記非保持位置では前記当接が解除されて前記扉保持機能が無効化されるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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