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公開番号
2025114042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008443
出願日
2024-01-24
発明の名称
鉄道車両
出願人
日本車輌製造株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
B61D
17/08 20060101AFI20250729BHJP(鉄道)
要約
【課題】使用性の高い側柱部材を有する鉄道車両を提供すること。
【解決手段】窓枠付近に配置される戸尻柱43は、一枚の板状部材からなり、当該戸尻柱43の長手方向に沿って形成された基板部431、上扉側フランジ部434A、および下扉側フランジ部434Cを有し、戸尻柱43の長手方向に直交する断面において、基板部431、上扉側フランジ部434A、および下扉側フランジ部434Cは、車体長手方向に平行であり、基板部431から上扉側フランジ部434Aまでの車体幅方向の距離と、基板部431から下扉側フランジ部434Cまでの車体幅方向の距離と、が異なる。
【選択図】図4B
特許請求の範囲
【請求項1】
窓枠付近に配置される側柱部材を備える鉄道車両であって、
前記側柱部材は、一枚の板状部材からなり、当該側柱部材の長手方向に沿って形成された基板部、第1フランジ部、および第2フランジ部を有し、
前記側柱部材の長手方向に直交する断面において、前記基板部、前記第1フランジ部、および前記第2フランジ部は、車体長手方向に平行であり、
前記基板部は、前記側柱部材の全長にわたって床面に略垂直であり、
前記第1フランジ部、および前記第2フランジ部は、前記基板部よりも車体幅方向の車外側に配置され、
前記第1フランジ部は前記側柱部材の長手方向における第1範囲に形成され、
前記第2フランジ部は前記側柱部材の長手方向における第2範囲に形成され、
前記基板部から前記第1フランジ部までの車体幅方向の距離と、前記基板部から前記第2フランジ部までの車体幅方向の距離と、が異なることを特徴とする鉄道車両。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の鉄道車両であって、
前記側柱部材の車体幅方向の車外側に、側外板と、前記側外板に接合された横骨部材と、をさらに備え、
前記横骨部材には、車体幅方向長さが第1の長さである第1横骨部材と、車体幅方向長さが第2の長さである第2横骨部材と、があり、
前記第1横骨部材は、前記側柱部材の長手方向に対して前記第1範囲に対応する範囲に配置され、
前記第2横骨部材は、前記側柱部材の長手方向に対して前記第2範囲に対応する範囲に配置され、
前記第1フランジ部は前記第1横骨部材の車内側表面に接合され、
前記第2フランジ部は前記第2横骨部材の車内側表面に接合されていることを特徴とする鉄道車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の鉄道車両であって、
前記側柱部材は、第3フランジ部をさらに有し、
前記側柱部材の長手方向に直交する断面において、前記第3フランジ部は車体長手方向に平行であり、
前記第3フランジ部は、前記基板部よりも車外側に、且つ、前記窓枠側に配置され、
前記基板部から前記第3フランジ部までの距離は、前記基板部から前記第1フランジ部までの距離、および前記基板部から前記第2フランジ部までの距離よりも長いことを特徴とする鉄道車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓枠付近に配置された側柱部材を有する鉄道車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
側外板2の車内側に車外側フランジ部31、31a、31b、31Lが接合され、レール方向に延設されたハット断面の横骨部材3、3a、3b、3Lと、横骨部材3、3a、3b、3Lの車内側天頂部32、32a、32bに車外側フランジ部41が接合され、車両上下方向に延設されたハット断面の側柱部材4とを備えた鉄道車両が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された側柱部材4は、腰板22の湾曲部223に対応して切り欠き形成されている。側柱部材4の切り欠き形成されていない領域は、車両上下方向に同一断面形状で直線状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7336580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された横骨部材3の高さ(枕木方向長さ)は、設置箇所に関わらず同一であるが、設置箇所に応じて横骨部材の高さ(枕木方向長さ)が異なる場合(例えば、側扉の開閉機構を設けるために幕板部の横骨部材の高さを腰板部の横骨部材の高さよりも低くする場合)も考えられ、その場合には引用文献1のように側柱部材を全ての横骨部材の車内側天頂部に当接させて溶接することが困難になる。
【0006】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、使用性の高い側柱部材を有する鉄道車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様による鉄道車両は、
(1)窓枠付近に配置された側柱部材を備える鉄道車両であって、前記側柱部材は、一枚の板状部材からなり、当該側柱部材の長手方向に沿って形成された基板部、第1フランジ部、および第2フランジ部を有し、前記側柱部材の長手方向に直交する断面において、前記基板部、前記第1フランジ部、および前記第2フランジ部は、車体長手方向に平行であり、前記基板部は、前記側柱部材の全長にわたって床面に略垂直であり、前記第1フランジ部、および前記第2フランジ部は、前記基板部よりも車体幅方向の車外側に配置され、前記第1フランジ部は前記側柱部材の長手方向における第1範囲に形成され、前記第2フランジ部は前記側柱部材の長手方向における第2範囲に形成され、前記基板部から前記第1フランジ部までの車体幅方向の距離と、前記基板部から前記第2フランジ部までの車体幅方向の距離と、が異なることを特徴とする。
上記の鉄道車両によれば、車体幅方向において、第1範囲に形成された第1フランジ部から基板部までの距離と、第2範囲に形成された第2フランジ部から基板部までの距離と、が異なるので、側柱部材より車外側の内部構造に対する自由度が高まる。その結果、側柱部材の使用性も高まる。
【0008】
(2)(1)に記載する鉄道車両であって、前記側柱部材の車体幅方向の車外側に、側外板と、前記側外板に接合された横骨部材と、をさらに備え、前記横骨部材には、車体幅方向長さが第1の長さである第1横骨部材と、車体幅方向長さが第2の長さである第2横骨部材と、があり、前記第1横骨部材は、前記側柱部材の長手方向に対して前記第1範囲に対応する範囲に配置され、前記第2横骨部材は、前記側柱部材の長手方向に対して前記第2範囲に対応する範囲に配置され、前記第1フランジ部は前記第1横骨部材の車内側表面に接合され、前記第2フランジ部は前記第2横骨部材の車内側表面に接合されていることを特徴とする。車体幅方向の長さが異なる第1横骨部材と第2横骨部材とに対応して、第1フランジ部が第1横骨部材に接着されていると共に、第2フランジ部が第2横骨部材に接着されているので、側柱部材の使用性が高まると共に、側柱部材と横骨部材との接合作業が容易になる。
【0009】
(3)(1)または(2)に記載する鉄道車両であって、前記側柱部材は、第3フランジ部をさらに有し、前記側柱部材の長手方向に直交する断面において、前記第3フランジ部は車体長手方向に平行であり、前記第3フランジ部は、前記基板部よりも車外側に、且つ、前記窓枠側に配置され、前記基板部から前記第3フランジ部までの距離は、前記基板部から前記第1フランジ部までの距離、および前記基板部から前記第2フランジ部までの距離よりも長いことを特徴とする。第1フランジ部、および第2フランジ部に加えて、車体幅方向における基板部までの距離が双方よりも長い第3フランジ部も設けられているので、側柱部材より車外側の内部構造に対する自由度がさらに高まる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、側柱部材の使用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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