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公開番号2025114119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008597
出願日2024-01-24
発明の名称自動列車運転装置
出願人日本信号株式会社
代理人個人,個人
主分類B61L 23/14 20060101AFI20250729BHJP(鉄道)
要約【課題】列車の前方の進路に列車走行の支障となる事象が発生した場合に列車を適切な位置に停車させることを可能とする自動列車運転装置を提供する。
【解決手段】自動列車運転装置1は、運転パターンに従って列車を制御する走行制御部15を含み、駅の停止目標位置までの距離情報を地上子からの地上子情報に基づいて取得すると前記列車を前記停止目標位置に停止させるための停止パターンを前記運転パターンとして発生させ、前記駅が前記列車の通過駅であり且つ前記駅より先の進路が開通していることを示す開通情報を前記地上子と前記駅の間に設置された別の地上子から取得すると前記停止パターンを消去するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転パターンに従って列車を制御する自動列車運転装置であって、
所定位置までの距離情報を地上子からの地上子情報に基づいて取得して前記列車を前記所定位置に停止させるための停止パターンを前記運転パターンとして発生させ、前記地上子と前記所定位置の間に設置された別の地上子から前記所定位置より先の進路が開通していることを示す開通情報を取得した場合に前記停止パターンを消去する、
自動列車運転装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記所定位置は、駅の停止目標位置であり、
前記別の地上子は、前記地上子と前記駅の間に設置されており、
前記駅が前記列車の通過駅であり且つ前記別の地上子から前記開通情報を取得した場合に前記停止パターンを消去する、
請求項1に記載の自動列車運転装置。
【請求項3】
前記別の地上子は、前記駅の出発信号機に付随する地上子であり、
前記開通情報は、前記出発信号機の進行現示情報である、
請求項2に記載の自動列車運転装置。
【請求項4】
前記所定位置は、前記列車の走行方向に対して踏切又は通行規制がかかる可能性がある区間の手前に設定された列車停止位置である、請求項1に記載の自動列車運転装置。
【請求項5】
運転パターンに従って列車を制御する自動列車運転装置であって、
駅の停止目標位置までの距離情報を地上子からの地上子情報に基づいて取得すると、前記駅が前記列車の停車駅であるか通過駅であるかにかかわらず、前記列車を前記停止目標位置に停止させるための停止パターンを前記運転パターンとして発生させ、前記駅が前記列車の通過駅であり且つ前記地上子と前記駅の間に設置された別の地上子から前記駅より先の進路が開通していることを示す開通情報を取得すると前記停止パターンを消去するように構成されている、
自動列車運転装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転パターンに従って列車を制御する自動列車運転装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動列車運転装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された自動列車運転装置は、車上で認識している運行情報と地上から送信された運行情報を照合して次に列車が到達する駅が当該列車の停車駅であるか通過駅であるかを確認し、停車駅の場合は定位置停止目標パターンを発生してそのパターンに追随するように当該列車を減速制御し、通過駅の場合はパターンを発生させずに当該列車の目標速度での定速走行を維持するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-54409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
列車の走行中、前方の進路に列車走行の支障となる事象が発生した場合には列車を停車させる必要がある。そのため、例えば通過運転を行う列車が次に到達する駅より先の進路に列車走行の支障となる事象が発生した場合には、当該駅が列車の通過駅であっても当該駅を通過させずに列車を停止させなければならない事態が生じ得る。このような場合、列車を確実に停止させることはもちろんであるが、その後に列車の運行が停止される可能性があることを考慮すると、列車を適切な位置に停車させることが望まれる。しかし、列車を停止させることが予定されていない場所で列車を停止させることになるため、従来の自動列車運転装置でこれを実現するのは難しいという課題があった。
【0005】
本発明は、列車の前方の進路に列車走行の支障となる事象が発生した場合に列車を適切な位置に停車させることを可能とする自動列車運転装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、新規な自動列車運転装置が提供される。提供される自動列車運転装置は、運転パターンに従って列車を制御する自動列車運転装置であって、所定位置までの距離情報を地上子からの地上子情報に基づいて取得して列車を前記所定位置に停車させるための停止パターンを前記運転パターンとして発生させ、前記地上子と前記所定位置の間に設置された別の地上子から前記所定位置より先の進路が開通していることを示す開通情報を取得した場合に前記停止パターンを消去するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
前記運転パターンとしての前記停止パターンの発生により、前記列車は前記所定位置に停止することができる状態で走行する。ここで、前記所定位置は事前に適切な位置に設定され得る。また、前記停止パターンは、前記所定位置より先の進路が開通していることを示す開通情報が取得されない限り、消去されない。したがって、本発明によれば、列車の前方の進路に列車走行の支障となる事象が発生した場合に列車を適切な位置に停車させることを可能とする自動列車運転装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る自動列車運転装置が搭載された列車の概略構成を示す図である。
前記自動列車運転装置の機能構成例を示すブロック図である。
前記列車が走行する走行路の一例を示す図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
前記自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
前記列車が走行する走行路の他の例を示す図である。
他の実施形態に係る自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
他の実施形態に係る自動列車運転装置の動作例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下の「第1」、「第2」、・・・などの用語は、単に類似の要素を区別するために用いられ、それらが付された要素を限定等するものではない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る自動列車運転装置1が搭載された列車Tの概略構成を示す図である。図1において、列車Tは、予め定められた走行路Rを走行する各種の車両である。本実施形態において、列車Tは、レール上を例えば鉄輪で走行する車両(鉄道車両)である。ただし、列車Tは、鉄道車両に限定されず、専用軌道上をゴムタイヤ等で走行する車両であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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