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公開番号2025114147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008641
出願日2024-01-24
発明の名称紫外線照射装置
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C02F 1/32 20230101AFI20250729BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】環状の部材の交換作業がやり易い紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】実施形態の紫外線照射装置は、紫外線光源と、保護管と、反応槽と、清掃機構と、を備える。反応槽は、保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、保護管を支持した一対の支持部と、一対の支持部に亘り内部に保護管を収容した収容部と、を有する。清掃機構は、保護管の外周面を清掃するための構成要素として、支持部に支持され軸方向に延びる第1の部材と、第1の部材と保護管とのうちのいずれかである対象部材が挿入された環状部材と、を有し、環状部材の動きによって外周面を清掃する。環状部材は、互いに接触する一対の端部を有し、一対の端部を離間させることにより対象部材から取り外し可能である。反応槽には、対象部材からの環状部材の取り外し作業を可能とする開口部が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
紫外線を照射する紫外線光源と、
前記紫外線光源を内部に収容した保護管と、
前記保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、前記保護管を支持した一対の支持部と、前記一対の支持部に亘り内部に前記保護管を収容した収容部と、を有し、処理対象の処理水を給水する給水口と該処理水を排水する排水口とが設けられた反応槽と、
前記保護管の外周面を清掃するための構成要素として、前記支持部に支持され前記軸方向に延びる第1の部材と、前記第1の部材と前記保護管とのうちのいずれかである対象部材が挿入された環状部材と、を有し、前記環状部材の動きによって前記外周面を清掃する清掃機構と、
を備え、
前記環状部材は、互いに接触する一対の端部を有し、前記一対の端部を離間させることにより前記対象部材から取り外し可能であり、
前記反応槽には、前記対象部材からの前記環状部材の取り外し作業を可能とする開口部が設けられた、
紫外線照射装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
紫外線を照射する紫外線光源と、
前記紫外線光源を内部に収容した保護管と、
前記保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、前記保護管を支持した一対の支持部と、前記一対の支持部に亘り内部に前記保護管を収容した収容部と、を有し、処理対象の処理水を給水する給水口と該処理水を排水する排水口とが設けられた反応槽と、
前記保護管の外周面を清掃するための構成要素として、前記支持部に支持され前記軸方向に延びる第1の部材と、前記第1の部材と前記保護管とのうちのいずれかである対象部材が挿入された環状部材と、を有し、前記環状部材の動きによって前記外周面を清掃する清掃機構と、
結合部材と、
を備え、
前記対象部材を支持した第1の前記支持部には、前記反応槽に対する前記対象部材の出し入れが可能な出入口が設けられ、
前記結合部材は、前記対象部材を支持し、前記第1の前記支持部に着脱可能に結合され、前記対象部材とともに前記出入口を塞ぐ、
紫外線照射装置。
【請求項3】
紫外線を照射する紫外線光源と、
前記紫外線光源を内部に収容した保護管と、
前記保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、前記保護管を支持した一対の支持部と、前記一対の支持部に亘り内部に前記保護管を収容した収容部と、を有し、処理対象の処理水を給水する給水口と該処理水を排水する排水口とが設けられた反応槽と、
前記保護管が挿入され前記保護管の外周面を清掃する環状の清掃部材と、前記清掃部材を支持する支持部材と、前記支持部材を前記保護管の軸方向に移動させる移動機構と、を有した清掃機構と、
結合部材と、
を備え、
前記支持部材は、前記移動機構に対して着脱可能であり、
前記保護管を支持した第1の前記支持部には、前記反応槽に対する前記保護管の出し入れが可能な出入口が設けられ、
前記結合部材は、前記保護管を支持し、前記第1の前記支持部に着脱可能に結合され、前記保護管とともに前記出入口を塞ぎ、
前記反応槽には、前記保護管からの前記清掃部材の取り外し作業を可能とする開口部が設けられた、
紫外線照射装置。
【請求項4】
前記環状部材は、前記外周面を清掃する清掃部材である、
請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
【請求項5】
前記清掃機構は、
前記保護管が挿入され前記保護管の外周面を清掃する環状の清掃部材と、
前記清掃部材を支持する支持部材と、前記支持部材を前記保護管の軸方向に移動させる移動機構と、
を有し、
前記移動機構は、前記第1の部材であり、前記軸方向に延びる台形ネジと、前記環状部材であり、前記台形ネジと結合し前記台形ネジの回転に応じて前記軸方向に移動するナットと、
を有し、
前記清掃部材は、前記ナットと結合され、前記ナットと一体に前記軸方向に移動する、
請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
【請求項6】
前記開口部は、前記支持部に設けられた、
請求項1または3に記載の紫外線照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、紫外線照射装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の消毒設備においては、例えば上下水道(水道水または地下水等)の殺菌若しくは消毒、工業用水の脱臭、脱色、殺菌若しくは消毒、パルプの漂白、又は医療機器の殺菌若しくは消毒等を行うために、オゾンや塩素等の薬品が用いられている。しかし、該消毒設備では、オゾンや塩素等の薬品を処理水に均一に溶け込ませる必要があるため、上記薬品を攪拌させる処理水を溜める貯留槽(滞留槽)やスプレーポンプ等の攪拌装置が必要となり、処理水の水質や水量の変化に対し即時に対応することが困難である。
【0003】
このような問題に対応すべく、紫外線照射によって、上下水道の殺菌若しくは消毒、又は工業用水の殺菌若しくは消毒を行う紫外線照射装置がある。この紫外線照射装置は、処理水を、反応槽を通過させつつ反応槽内で紫外線照射を行い、処理水の水質や水量の変化に対し即時に対応することが可能である。
【0004】
この種の紫外線照射装置は、反応槽に収容され紫外線を照射する紫外線光源と、反応槽に収容され紫外線光源を収容した保護管と、反応槽に収容され、保護管の外周面を清掃する清掃機構と、を備えたものがある。清掃機構は、内部に保護管が入れられた環状の清掃部材で保護管の外周面を清掃する。反応槽は、保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、保護管を支持した一対の支持部と、一対の支持部に亘り内部に保護管を収容した収容部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-52093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来技術では、他の部材が挿入された清掃部材等の環状の部材を交換するためには、重量物である支持部を収容部から取り外す必要があり、環状の部材の交換作業が困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の紫外線照射装置は、紫外線光源と、保護管と、反応槽と、清掃機構と、を備える。前記紫外線光源は、紫外線を照射する。前記保護管は、前記紫外線光源を内部に収容している。前記反応槽は、前記保護管の軸方向に互いに間隔をあけて配置され、前記保護管を支持した一対の支持部と、前記一対の支持部に亘り内部に前記保護管を収容した収容部と、を有し、処理対象の処理水を給水する給水口と該処理水を排水する排水口とが設けられている。前記清掃機構は、前記保護管の外周面を清掃するための構成要素として、前記支持部に支持され前記軸方向に延びる第1の部材と、前記第1の部材と前記保護管とのうちのいずれかである対象部材が挿入された環状部材と、を有し、前記環状部材の動きによって前記外周面を清掃する。前記環状部材は、互いに接触する一対の端部を有し、前記一対の端部を離間させることにより前記対象部材から取り外し可能である。前記反応槽には、前記対象部材からの前記環状部材の取り外し作業を可能とする開口部が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態の紫外線照射設備が組み込まれた上水処理システムの処理手順の一例を示すフロチャートである。
図2は、第1の実施形態のろ過後の処理水の紫外線照射設備における流れを説明するための図である。
図3は、第1の実施形態の紫外線照射装置を示す断面図である。
図4は、第1の実施形態の紫外線照射装置の一部を示す分解斜視図である。
図5は、第1の実施形態の清掃部材を示す正面図である。
図6は、第1の実施形態の変形例の清掃部材を示す正面図である。
図7は、第2の実施形態の紫外線照射装置の一部を示す断面図である。
図8は、第2の実施形態の紫外線照射装置の一部を示す断面図である。
図9は、第3の実施形態の直動ユニットの一部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施形態にかかる紫外線照射装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
【0010】
また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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