TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025115179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009570
出願日
2024-01-25
発明の名称
反応槽
出願人
株式会社SCREENホールディングス
代理人
個人
主分類
C22B
3/02 20060101AFI20250730BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】反応槽から廃棄物から溶け出した金属を含む薬液を容易に回収することができる技術を提供する。
【解決手段】反応槽1は、貯留容器11と、偏在機構2とを有する。貯留容器11は、廃棄物の粉砕物9Eおよび薬液9Lを貯留可能である。偏在機構2は、薬液9L中の粉砕物9Eを、貯留容器11内における下方に偏在させることが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
廃棄物から標的金属を薬液で抽出するための反応槽であって、
前記廃棄物および薬液を貯留可能な貯留容器と、
前記薬液中の前記廃棄物を、前記貯留容器における第1方向の一方に偏在させる偏在機構と、
を備える、反応槽。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の反応槽であって、
前記偏在機構は、
第1方向と交差する第2方向に広がる板状部材と、
前記板状部材を前記貯留容器に対して前記第1方向に往復移動させる移動部材と、
をさらに備える、反応槽。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の反応槽であって、
前記貯留容器に貯留された薬液を撹拌する撹拌機構、
をさらに備える、反応槽。
【請求項4】
請求項3に記載の反応槽であって、
前記撹拌機構は、
スペーサ台と、
前記スペーサ台の内側に配置された攪拌子と、
前記撹拌子を回転させる回転駆動部と、
を有する、反応槽。
【請求項5】
請求項4に記載の反応槽であって、
前記撹拌機構は、
前記スペーサ台の外側を覆うメッシュ部材、
をさらに備える、反応槽。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の反応槽であって、
前記貯留容器は、ガラス製である、反応槽。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の反応槽であって、
前記貯留容器の開口を塞ぐ蓋部、
をさらに備える、反応槽。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の反応槽であって、
前記貯留容器に注ぎ口が形成されている、反応槽。
【請求項9】
廃棄物から薬液で標的金属を抽出する金属抽出方法であって、
a) 貯留容器に廃棄物および薬液を投入する工程と、
b) 前記貯留容器内の前記薬液を撹拌する工程と、
c) 前記薬液中の前記廃棄物を、偏在機構により前記貯留容器の第1方向の一方に偏在させる工程と、
d) 前記工程c)の後、前記貯留容器から前記薬液を排出する工程と、
を含む、金属抽出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は、反応槽に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、粉砕されたE-waste(電気電子機器廃棄物)などの廃棄物から、レアメタルまたは貴金属などの金属を回収することが行なわれている。このような金属を回収する技術は、大きくは乾式製錬と湿式製錬とに分類される。乾式製錬は、高温の炉内で廃棄物を溶かして金属を回収する方法であり、湿式製錬は、酸・アルカリ等の薬液で廃棄物に含まれる金属を溶かして回収する方法である。一般に、湿式製錬は、乾式製錬よりも、省エネルギーであり、環境にも好ましい。湿式製錬の方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2021-501259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、引用文献1では、廃棄物と薬液とを反応させた後、薬液を廃棄物から分離して回収する点については考慮されていない。
【0005】
本発明の目的は、反応槽から廃棄物から溶け出した金属を含む薬液を容易に回収することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、第1態様は、廃棄物から標的金属を抽出するための反応槽であって、前記廃棄物および薬液を貯留可能な貯留容器と、前記貯留容器内の前記廃棄物を第1方向の一方に偏在させることが可能な偏在機構と、を備える。
【0007】
第2態様は、第1態様の反応槽であって、前記偏在機構は、第1方向と交差する第2方向に広がる板状部材と、前記板状部材を前記貯留容器に対して前記第1方向に往復移動させる移動部材と、をさらに備える。
【0008】
第3態様は、第1態様または第2態様の反応槽であって、前記貯留容器に貯留された薬液を撹拌する撹拌機構、をさらに備える。
【0009】
第4態様は、第3態様の反応槽であって、前記撹拌機構は、スペーサ台と、前記スペーサ台の内側に配置された攪拌子と、前記撹拌子を回転させる回転駆動部と、を有する。
【0010】
第5態様は、第4態様の反応槽であって、前記撹拌機構は、前記スペーサ台の外側を覆うメッシュ部材、をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
銅鉄合金の製造
1日前
株式会社プロテリアル
焼結体
5か月前
個人
高強度せん断補強筋用の鋼材
4か月前
宏幸株式会社
金属回収方法
3か月前
株式会社神戸製鋼所
鋼材
3か月前
ハイモ株式会社
水中金属の回収除去方法
6か月前
国立大学法人東北大学
高耐食銅合金
6か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
4か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
4か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
4か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
3か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
13日前
日本製鉄株式会社
線材
1か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
4か月前
日本製鉄株式会社
鋼線
1か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
4か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
2か月前
日本製鉄株式会社
鋼材
3か月前
日本製鉄株式会社
鋼線
6か月前
国立大学法人東北大学
腐食環境用銅合金
6か月前
大同特殊鋼株式会社
鋼材及び金型
2日前
日本製鉄株式会社
鋼材
5か月前
大同メタル工業株式会社
摺動材料
6日前
住友金属鉱山株式会社
銅の製造方法
29日前
日本製鉄株式会社
鉄道車輪
2か月前
日本製鉄株式会社
鉄道車輪
2か月前
JFEスチール株式会社
浸炭鋼部品
4か月前
JFEスチール株式会社
亜鉛回収方法
1か月前
日本精線株式会社
銅合金
4か月前
NTN株式会社
転動部材
5か月前
株式会社SCREENホールディングス
反応槽
1日前
NTN株式会社
転動部材
5か月前
JFEスチール株式会社
鋼および鋼部品
6日前
日本製鉄株式会社
軸受用鋼管
1か月前
日本製鉄株式会社
ステンレス鋼材
9日前
株式会社村田製作所
スズイオンの分離方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る