TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025116063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025086875,2021086477
出願日
2025-05-26,2021-05-21
発明の名称
粘着シート、光学積層体及び画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
C09J
7/30 20180101AFI20250731BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑えることに適すると共に、耐久性も確保された粘着シートを提供する。
【解決手段】提供される粘着シートは、粘着シートに対する以下の評価試験により求めた応力-歪み曲線における応力Xのピーク値(ピークトップ応力X
max
)が0.5MPa以
上である。評価試験:ガラス板に貼り付けた粘着シートの粘着面に対して評価用プローブ(直径5mmの円柱状、ステンレス製)の端面を接触させ、粘着シートの厚さ方向に100Nの接触荷重を加えながら300秒間保持して、評価用プローブと粘着シートとを密着させる。次に、評価用プローブを、粘着シートから垂直に離れる方向に一定速度2μm/分で変位させる。評価用プローブの変位により粘着シートに生じた、粘着シートの厚さ方向の応力X及び歪みYを測定し、測定した応力X及び歪みYから上記曲線を得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ピークトップ応力X
max
が以下の式(1)を満たす、粘着シート。
X
max
≧0.5MPa (1)
ただし、前記ピークトップ応力X
max
は、粘着シートに対する以下の評価試験により求
めた応力-歪み曲線における応力Xのピーク値である。
-評価試験-
ガラス板に貼り付けた粘着シートの粘着面に対して評価用プローブ(直径5mmの円柱状、ステンレス製)の端面を接触させ、前記粘着シートの厚さ方向に100Nの接触荷重を加えながら300秒間保持して、前記評価用プローブと前記粘着シートとを密着させる。次に、前記評価用プローブを、前記粘着シートから垂直に離れる方向に一定速度2μm/分で変位させる。前記評価用プローブの変位により前記粘着シートに生じた、前記粘着シートの厚さ方向の応力X及び歪みYを測定し、測定した応力X及び歪みYから応力-歪み曲線を得る。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記応力-歪み曲線において、応力Xが前記ピークトップ応力X
max
に到達したときの
歪みY
m
は、以下の式(2)を満たす、請求項1に記載の粘着シート。
Y
m
≧0.05 (2)
【請求項3】
前記応力-歪み曲線において、応力Xが前記ピークトップ応力X
max
に到達した後、0
.15MPaに落ちたときの歪みY
0.15
は、以下の式(3)を満たす、請求項1又は2に記載の粘着シート。
Y
0.15
≧0.28 (3)
【請求項4】
前記歪みY
m
が0.09以上である、請求項3に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記ピークトップ応力X
max
が0.9以上である、請求項3又は4に記載の粘着シート
。
【請求項6】
前記応力-歪み曲線において、応力Xが前記ピークトップ応力X
max
に到達したときの
歪みY
m
に対する、応力Xが前記ピークトップ応力X
max
に到達した後、0.15MPaに落ちたときの歪みY
0.15
の比Y
0.15
/Y
m
は、以下の式(4)を満たす、請求項1~5の
いずれか1項に記載の粘着シート。
Y
0.15
/Y
m
≧2 (4)
【請求項7】
25℃の貯蔵弾性率G’が0.5MPa以上である、請求項1~6のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項8】
アクリル系粘着剤を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項9】
(メタ)アクリル系ポリマー(A)と、架橋剤(B)と、を含む粘着剤組成物から形成された、請求項1~8のいずれか1項に記載の粘着シート。
【請求項10】
前記架橋剤(B)がイソシアネート系架橋剤である、請求項9に記載の粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、光学積層体及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。これら各種の画像表示装置は、通常、液晶層、EL発光層等の画像形成層と、光学フィルム及び粘着シートを含む光学積層体と、の積層構造を有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれるフィルム間の接合や、画像形成層と光学積層体との接合に使用される。光学フィルムの例は、偏光板、位相差フィルム、及び偏光板と位相差フィルムとを一体化した位相差フィルム付き偏光板である。特許文献1には、光学積層体の一例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-031214号公報
特開2009-98665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温度変化に伴う光学フィルムの寸法の過度の変化は、画像表示装置における光漏れや色ムラの原因となる。光漏れや色ムラは、位相差フィルム付き偏光板を用いた、比較的大きなサイズを有する画像表示装置において特に生じやすい。また、額縁(ベゼル)が狭く設計された(狭額縁化された)画像表示装置が普及しつつあり、寸法の変化の抑制が、ますます重要となってきている。寸法の変化を抑えるためには、光学積層体に含まれる粘着シートの弾性率を高めることが考えられる。しかし、単に弾性率を高めるだけでは、粘着シートの耐久性が低下して寸法の変化に追従できないことがある。
【0005】
本発明は、光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑えることに適すると共に、耐久性も確保された粘着シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
ピークトップ応力X
max
が以下の式(1)を満たす、粘着シート、
を提供する。
X
max
≧0.5MPa (1)
ただし、前記ピークトップ応力X
max
は、粘着シートに対する以下の評価試験により求
めた応力-歪み曲線における応力Xのピーク値である。
-評価試験-
ガラス板に貼り付けた粘着シートの粘着面に対して評価用プローブ(直径5mmの円柱状、ステンレス製)の端面を接触させ、前記粘着シートの厚さ方向に100Nの接触荷重を加えながら300秒間保持して、前記評価用プローブと前記粘着シートとを密着させる。次に、前記評価用プローブを、前記粘着シートから垂直に離れる方向に一定速度2μm/分で変位させる。前記評価用プローブの変位により前記粘着シートに生じた、前記粘着シートの厚さ方向の応力X及び歪みYを測定し、測定した応力X及び歪みYから応力-歪み曲線を得る。
【0007】
別の側面において、本発明は、
上記本発明の粘着シートと、光学フィルムと、を含む、光学積層体、
を提供する。
【0008】
別の側面において、本発明は、
上記本発明の光学積層体を備える画像表示装置、
を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明による粘着シートは、光学積層体に含まれる光学フィルムの寸法の変化を抑えることに適すると共に、耐久性も確保されたシートである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の粘着シートの一例を模式的に示す断面図である。
図2Aは、粘着シートの応力-歪み曲線を求める評価試験を説明するための模式図である。
図2Bは、粘着シートの応力-歪み曲線を求める評価試験を説明するための模式図である。
図2Cは、粘着シートの応力-歪み曲線を求める評価試験を説明するための模式図である。
図2Dは、図2Cの領域Aの拡大図である。
図3は、粘着シートの応力-歪み曲線の例を示すグラフである。
図4は、光学フィルムの寸法の変化に伴う粘着シートの体積の変化を説明するための模式図である。
図5は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図6は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図7は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図8は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図9は、本発明の画像表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日東電工株式会社
分離膜
1か月前
日東電工株式会社
調光フィルム
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
8日前
日東電工株式会社
積層フィルム
1か月前
日東電工株式会社
調光フィルム
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
8日前
日東電工株式会社
積層光学フィルム
1か月前
日東電工株式会社
積層光学フィルム
1か月前
日東電工株式会社
炭酸塩生成システム
11日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
1か月前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
積層フィルムの製造方法
3日前
日東電工株式会社
積層フィルムの製造方法
3日前
日東電工株式会社
防汚フィルムの製造方法
1か月前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
長尺状積層体の製造方法
1日前
日東電工株式会社
プラスチック光ファイバー
15日前
日東電工株式会社
コネクタおよびコネクタユニット
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
OLED表示装置用粘着フィルム
1か月前
日東電工株式会社
電気剥離型粘着シート、及び接合体
1か月前
日東電工株式会社
電気剥離型粘着シート、及び接合体
1か月前
日東電工株式会社
はく離ライナー付き光学粘着シート
11日前
日東電工株式会社
印刷フィルムの製造方法及びその製造装置
1か月前
株式会社ニトムズ
皮膚貼付用粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
積層フィルム、光学部材、及び画像表示装置
1か月前
日東電工株式会社
カバーフィルム付2次電池用ガス吸着シート
10日前
日東電工株式会社
増粘液の調製方法及び光学フィルムの製造方法
10日前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび光半導体装置
15日前
日東電工株式会社
粘着剤層付き偏光フィルムおよび光学デバイス
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板、および、配線回路基板の製造方法
1か月前
日東電工株式会社
金属コア基板、および、金属コア基板の製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る