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公開番号2025116326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010677
出願日2024-01-29
発明の名称評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04H 1/06 20060101AFI20250801BHJP(建築物)
要約【課題】建物における見通し状況の評価を支援する評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを提供する。
【解決手段】支援装置20は、3次元空間に配置された建物の設計を支援する制御部21を備える。そして、制御部21が、内部空間に要素モデルを配置した建物モデルを取得し、内部空間の評価対象領域に設定された各視点位置の各視線方向に対して、要素モデルまでの見通し距離の統計値を算出する。制御部21は、評価対象領域において、見通し距離の統計値の分布に応じて、見通し指標を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
3次元空間に配置された建物の設計を支援する制御部を備えた評価支援装置であって、
前記制御部が、
内部空間に要素モデルを配置した建物モデルを取得し、
前記内部空間の評価対象領域に設定された各視点位置の各視線方向に対して、前記要素モデルまでの見通し距離を算出し、
前記評価対象領域において、前記見通し距離の統計値の分布に応じて、見通し指標を算出することを特徴とする評価支援装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
3次元空間に配置された建物の設計を支援する制御部を備えた評価支援装置を用いて、前記建物の設計を支援する方法であって、
前記制御部が、
内部空間に要素モデルを配置した建物モデルを取得し、
前記内部空間の評価対象領域に設定された各視点位置の各視線方向に対して、前記要素モデルまでの見通し距離を算出し、
前記評価対象領域において、前記見通し距離の統計値の分布に応じて、見通し指標を算出することを特徴とする評価支援方法。
【請求項3】
3次元空間に配置された建物の設計を支援する制御部を備えた評価支援装置を用いて、前記建物の設計を支援するプログラムであって、
前記制御部を、
内部空間に要素モデルを配置した建物モデルを取得し、
前記内部空間の評価対象領域に設定された各視点位置の各視線方向に対して、前記要素モデルまでの見通し距離を算出し、
前記評価対象領域において、前記見通し距離の統計値の分布に応じて、見通し指標を算出する手段として機能させることを特徴とする評価支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建物の評価を支援する評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
オフィス空間等のように建物内において、見通しを検討する場合がある。見通しとは、視線が遮られることなく、周囲の環境が広く見渡せることである。建物内の見通しがよい場合、コミュニケーションの活性化、オフィス空間の開放感や明るさの演出、周囲の様子の把握の容易性や災害時の避難等の安全性向上等を図ることができる。このため、避難者を避難口に誘導する避難安全性を評価する避難安全性評価システムも検討されている(例えば、特許文献1を参照)。この文献に記載の避難安全性評価システムは、配置図に含まれる誘導表示について、誘導表示の視認性に応じた有効範囲を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-162936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、建物内の見通しを効率的に評価する手法がなかった。このため、建物内の各レイアウトを、見通しの観点で比較することが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための評価支援装置は、3次元空間に配置された建物の設計を支援する制御部を備える。そして、制御部が、内部空間に要素モデルを配置した建物モデルを取得し、前記内部空間の評価対象領域に設定された各視点位置の各視線方向に対して、前記要素モデルまでの見通し距離を算出し、前記評価対象領域において、前記見通し距離の統計値の分布に応じて、見通し指標を算出する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、建物内における見通し状況の評価を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のシステムの説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の建物内の配置の説明図である。
実施形態の見通しの説明図である。
実施形態の見通し指標の説明図である。
実施形態の見通し指標の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図7に従って、評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、3次元空間に配置された建物内の内部空間のレイアウトを考慮した見通しを評価する見通し指標を算出する評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラムとして説明する。ここで、見通し指標とは、建物内で遠くを見渡した場合、見通せる距離を表す指標である。
本実施形態では、図1に示すように、ユーザ装置10、支援装置20を用いる。
【0009】
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、ユーザ装置10、支援装置20を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
【0010】
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インタフェース等である。
(【0011】以降は省略されています)

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