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公開番号2025116417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010821
出願日2024-01-29
発明の名称カンナビジオールの製造方法
出願人シオノギファーマ株式会社,日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07C 37/16 20060101AFI20250801BHJP(有機化学)
要約【課題】新規なカンナビジオールの製造方法を提供する。
【解決手段】例えば、メンタジエノールとオリベトールとを、非ホウ素系ルイス酸及びブレンステッド酸(例えば、有機酸、無機酸)から選択された少なくとも1種の触媒(酸、酸触媒)の存在下で反応させて、カンナビジオールを製造する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
メンタジエノールとオリベトールとを、非ホウ素系ルイス酸及びブレンステッド酸から選択された少なくとも1種の触媒の存在下で反応させて、カンナビジオールを製造する方法。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
メンタジエノールとオリベトールとを、40℃以上の温度下で反応させて、カンナビジオールを製造する方法。
【請求項3】
メンタジエノールとオリベトールとを、反応開始時の反応系中の水の割合5質量%以下にて反応させて、カンナビジオールを製造する方法。
【請求項4】
メンタジエノールとオリベトールとを、
非ホウ素系ルイス酸及びブレンステッド酸から選択された少なくとも1種の触媒の存在下、
40℃以上の温度下で、
反応開始時の反応系中の水の割合5質量%以下にて反応させて、カンナビジオールを製造する方法。
【請求項5】
非ホウ素系ルイス酸を含む触媒の存在下で反応させる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項6】
ハロゲン化亜鉛を含む触媒の存在下で反応させる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項7】
ヨウ化亜鉛を含む触媒の存在下で反応させる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項8】
メンタジエノールとオリベトールとを、反応開始時の反応系中の水の割合2質量%以下にて反応させる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項9】
メンタジエノールとオリベトールとを、反応開始時の反応系中の水の割合0.25質量%以下にて反応させる、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項10】
反応を溶媒中で行う、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カンナビジオールの製造方法等に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
カンナビジオール(CBD)は、例えば、下記式で表され、麻に含まれるカンナビノイドの1つであり、医薬品等の各種用途に使用されている。
JPEG
2025116417000001.jpg
53
96
例えば、特許文献1には、約0.1から約40%のカンナビノイド;および約10から約95%の脂質を含む経口投与用の安定な医薬製剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-516281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、カンナビジオールの製造方法等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
カンナビジオール(CBD)は、例えば、メンタジエノールとオリベトールとを反応させることで、化学的(人工的)に合成することができるが、このような反応では、通常、CBDの他に、副生成物(副生物、反応副生物)が生成する。
【0006】
このような副生成物には、主に、位置異性体(以下、abn-CBD)、付加物(オリベトール1モルに対してメンタジエノール2モルが付加した付加体、以下、2:1付加体)、テトラヒドロカンナビノール(THC)[特に、Δ9-THC(Δ

-THC)、Δ8-THC(Δ

-THC)]がある(例えば、下記式で表される)。
【0007】
JPEG
2025116417000002.jpg
83
96
位置異性体(abn-CBD)
【0008】
JPEG
2025116417000003.jpg
81
96
付加物(2:1付加体)
【0009】
JPEG
2025116417000004.jpg
60
96
Δ9-THC
【0010】
JPEG
2025116417000005.jpg
56
96
Δ8-THC
(【0011】以降は省略されています)

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