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公開番号2025116565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011059
出願日2024-01-29
発明の名称車両用フロントセンターエアバッグ装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60R 21/2338 20110101AFI20250801BHJP(車両一般)
要約【課題】フロントセンターエアバッグの大型化を抑制できるとともに、車両の側面衝突時における衝突側が運転席側でも助手席側でも、そのフロントセンターエアバッグによって乗員を適切に保護できる車両用フロントセンターエアバッグ装置を得る。
【解決手段】運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグ22を備えた車両用フロントセンターエアバッグ装置20であって、フロントセンターエアバッグ22は、車両の側面衝突が運転席側のときに、車両の側面衝突が助手席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が大きく、かつ内圧が小さくなるように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグを備え、
前記フロントセンターエアバッグは、
車両の側面衝突が運転席側のときに、車両の側面衝突が助手席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が大きく、かつ内圧が小さくなるように構成されている車両用フロントセンターエアバッグ装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグを備え、
前記フロントセンターエアバッグは、
車両の側面衝突が助手席側のときに、車両の側面衝突が運転席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が小さく、かつ車幅方向に沿った厚みが大きくなるように構成されている車両用フロントセンターエアバッグ装置。
【請求項3】
前記フロントセンターエアバッグは、その一部が蛇腹状に折り畳まれて紐状部材によって拘束されており、車両の側面衝突が運転席側のときに、前記紐状部材による拘束が解除されるように構成されている請求項1に記載の車両用フロントセンターエアバッグ装置。
【請求項4】
前記フロントセンターエアバッグは、その車幅方向に沿った厚みが小さくなるように紐状部材によって拘束されており、車両の側面衝突が助手席側のときに、前記紐状部材による拘束が解除されるように構成されている請求項2に記載の車両用フロントセンターエアバッグ装置。
【請求項5】
前記紐状部材が複数設けられている請求項4に記載の車両用フロントセンターエアバッグ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用フロントセンターエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
運転席シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、隣り合う助手席シートとの間で膨張展開するフロントセンターエアバッグ装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなフロントセンターエアバッグ装置においては、乗員が運転席にのみ乗車している場合と、運転席と助手席の両方に乗車している場合とで、その展開状態を異ならせた構成がある。
【0003】
具体的には、乗員が運転席にのみ乗車している場合には、メインチャンバと共にサブチャンバを車両前方側へ展開させてフロントセンターエアバッグの前部をより大きく展開させ、かつフロントセンターエアバッグの内圧を適正圧に維持するようにしている。一方、乗員が運転席と助手席の両方に乗車している場合には、メインチャンバと共にサブチャンバを車両下方側へ展開させてフロントセンターエアバッグの下部をより大きく展開させ、かつフロントセンターエアバッグの内圧を低下させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-059250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようなフロントセンターエアバッグ装置では、車両の側面衝突時における衝突側が運転席側か助手席側かが考慮されていない。車両の側面衝突時における衝突側が運転席側でも助手席側でも乗員を適切に保護するためには、フロントセンターエアバッグの車両前後方向の長さ及び車幅方向の厚みを共に大きくする(以下「大型化する」と称する)ことが必要となるが、フロントセンターエアバッグは、運転席シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載されるものであるため、小型化が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、フロントセンターエアバッグの大型化を抑制できるとともに、車両の側面衝突時における衝突側が運転席側でも助手席側でも、そのフロントセンターエアバッグによって乗員を適切に保護できる車両用フロントセンターエアバッグ装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の車両用フロントセンターエアバッグ装置は、運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグを備え、前記フロントセンターエアバッグは、車両の側面衝突が運転席側のときに、車両の側面衝突が助手席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が大きく、かつ内圧が小さくなるように構成されている。
【0008】
第1の態様の発明によれば、運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグが搭載されている。このようなフロントセンターエアバッグは、車両の側面衝突が運転席側のときには、助手席側の乗員を適切に保護するために、その内圧を高めるよりも車両前後方向における展開領域を大きくした方が好ましく、車両の側面衝突が助手席側のときには、運転席側の乗員を適切に保護するために、その車両前後方向における展開領域を大きくするよりも内圧を高めた方が好ましい。
【0009】
ここで、本発明に係るフロントセンターエアバッグは、車両の側面衝突が運転席側のときに、車両の側面衝突が助手席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が大きく、かつ内圧が小さくなるように構成されている。換言すれば、本発明に係るフロントセンターエアバッグは、車両の側面衝突が助手席側のときには、車両の側面衝突が運転席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が大きくされず、かつ内圧が小さくされない。したがって、フロントセンターエアバッグの大型化が抑制されるとともに、車両の側面衝突時における衝突側が運転席側でも助手席側でも、そのフロントセンターエアバッグによって乗員が適切に保護される。
【0010】
また、本発明に係る第2の態様の車両用フロントセンターエアバッグ装置は、運転席となる車両用シートのシートバックにおける車幅方向内側の側部に搭載され、インフレータからガスが供給されることによって膨張展開されるフロントセンターエアバッグを備え、前記フロントセンターエアバッグは、車両の側面衝突が助手席側のときに、車両の側面衝突が運転席側のときよりも、車両前後方向における展開領域が小さく、かつ車幅方向に沿った厚みが大きくなるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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