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公開番号
2025116952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011503
出願日
2024-01-30
発明の名称
アンモニア受入設備
出願人
株式会社IHIプラント
,
株式会社IHI
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250804BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクの外槽圧力がアンモニアガスの放出が必要な圧力まで上昇した場合であっても、アンモニアガスの大気への開放を抑制可能とする。
【解決手段】アンモニア液Xを貯蔵するアンモニアタンク2を備えるアンモニア受入設備1であって、アンモニアタンク2の外槽圧力が予め定められた放出圧力を超えた場合に開放されるガス放出部5と、アンモニアを吸収可能なアンモニア吸収液Yとガス放出部5から放出される放出ガスGと接触可能なアンモニア吸収液接触部6とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクを備えるアンモニア受入設備であって、
前記アンモニアタンクの外槽圧力が予め定められた放出圧力を超えた場合に開放されるガス放出部と、
アンモニアを吸収可能なアンモニア吸収液と前記ガス放出部から放出される放出ガスと接触可能なアンモニア吸収液接触部と
を備えることを特徴とするアンモニア受入設備。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記アンモニアタンクは、前記アンモニア液が貯留される内槽と、前記内槽を外側から囲う外槽とを有する二重殻タンクであり、
前記アンモニアタンクの外槽圧力は、前記内槽と前記外槽との間の空間における圧力である
ことを特徴とする請求項1記載のアンモニア受入設備。
【請求項3】
前記ガス放出部は、
前記内槽と前記外槽との間の空間に接続される放出配管と、
前記放出配管の途中部位に設けられると共に前記外槽圧力が前記放出圧力を超えた場合に開放される放出弁と
を備えることを特徴とする請求項2記載のアンモニア受入設備。
【請求項4】
前記アンモニア吸収液接触部は、
前記放出配管の前記放出弁よりも下流位置に設けられると共に、前記アンモニア吸収液と前記放出ガスとを接触させる気液接触部と、
前記気液接触部に接続されて前記アンモニア吸収液を前記気液接触部に案内するアンモニア吸収液供給配管と、
前記アンモニア吸収液供給配管の途中部位に設けられるアンモニア吸収液用開閉弁と
を備えることを特徴とする請求項3記載のアンモニア受入設備。
【請求項5】
前記アンモニア吸収液接触部は、前記気液接触部と希釈槽とを接続するアンモニア吸収液排出配管を備えることを特徴とする請求項4記載のアンモニア受入設備。
【請求項6】
前記内槽と前記外槽との間の空間のアンモニアガスを検知するガス検知器を備えることを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載のアンモニア受入設備。
【請求項7】
前記内槽と前記外槽との間の空間の圧力を調整する調圧部を備え、
前記調圧部は、
前記内槽と前記外槽との間の空間に接続された調圧配管と、
前記調圧配管を介して前記アンモニアタンクに接続されたブリージングタンクと、
前記調圧配管の途中部位に設けられた調圧配管開閉弁と
を備える
ことを特徴とする請求項6記載のアンモニア受入設備。
【請求項8】
前記放出圧力よりも低く設定された調圧圧力を超えた場合に開放される調圧用放出部を備え、
前記調圧用放出部は、
前記内槽と前記外槽との間の空間に接続された接続配管と、
前記接続配管の途中部位に設けられた接続配管開閉弁と
を備える
ことを特徴とする請求項6記載のアンモニア受入設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニア受入設備に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、液化ガス貯蔵タンクが開示されている。特許文献1に開示された液化ガス貯蔵タンクは、貯蔵容器とこの貯蔵容器を包囲する外殻とを有する二重殻タンクである。特許文献1に開示された液化ガス貯蔵タンクにおいて、貯蔵容器と外殻との間の空間には、断熱層が設けられている。また、この空間には、ドライガスが充填されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内槽(例えば特許文献1の貯蔵容器)と、外槽(例えば特許文献1の外殻)とを有する二重殻タンクでは、何らかの原因によって内槽から液化ガスが漏出した場合に、内槽から漏出した液化ガスが内槽と外槽との間の空間で気化する。この結果、タンク外槽の内圧が上昇する。液化ガスがLNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)である場合には、気化ガスは大気開放が可能である。しかしながら、液化ガスがアンモニア液である場合には、アンモニアガスの有毒性が強いことから、気化ガスの大気への開放を抑制する必要がある。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクの外槽圧力がアンモニアガスの放出が必要な圧力まで上昇した場合であっても、アンモニアガスの大気への開放を抑制可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0007】
本発明の第1の態様は、アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクを備えるアンモニア受入設備であって、上記アンモニアタンクの外槽圧力が予め定められた放出圧力を超えた場合に開放されるガス放出部と、アンモニアを吸収可能なアンモニア吸収液と上記ガス放出部から放出される放出ガスと接触可能なアンモニア吸収液接触部とを備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アンモニア液の漏出等の何らかの原因によってアンモニアタンクの外槽圧力が、放出圧力を超えた場合に、ガス放出部が開放される。ガス放出部から放出された放出ガスは、アンモニア吸収液接触部によってアンモニア吸収液と接触可能である。このため、放出ガスに含まれるアンモニアをアンモニア吸収液に吸収させ、ガス放出部から大気開放される放出ガスに含まれるアンモニアを取り除くことが可能である。したがって、本発明は、アンモニア液を貯蔵するアンモニアタンクの外槽圧力がアンモニアガスの放出が必要な圧力まで上昇した場合であっても、アンモニアガスの大気への開放を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備の概略構成を示すフロー図である。
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備にて、アンモニア液Xの漏出が生じていない状態を示す模式的なフロー図である。
本発明の一実施形態におけるアンモニア受入設備にて、アンモニア液Xの漏出が生じている状態を示す模式的なフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明に係るアンモニア受入設備の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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